
物を買うのに相手の言い値ではなく、値切るかおまけをしてもらう習慣みたいなものがある。
ただいつもケチケチしている訳ではなく、使う時にはちゃんと使うので渋ちんとかケチという感じも受けない。
自分の財布からお金を出す時は値切る習慣を持つ大阪人も、税金を使う時はたいそう気前がいい。
写真は、第三セクター方式で破綻か破綻直前のものや、直接運営している箱物だけどどれも利益を出しておらず大赤字となっている。
金の玉の煙突がオシャレな環境事業局の舞洲工場は、元々利益を出す為の箱物ではないが、地域との融和か何か知らないけど趣味の悪い建物に余分な税金が使われていると思ったら取り上げない訳にはいかない。
折角税金かけるんだからもうちょっとオシャレな物にはならなかったのだろうか?
それ以外は、関西のテレビには良く出るWTC・ATC・OCATにフェスゲと下のほうに長い画像は、着陸したユーフォーではなくて野球の試合をめったにやらない大阪ドーム。
更に目を凝らせば、ドームの横でドームより高く聳え立っているのが、少し前に完成した大阪市交通局の新庁舎である。
大阪府より莫大な借金を背負う大阪市は今なお新たな構造物を造りつづけ、地下鉄の工事もあちこちで急ピッチで進められている。
大阪ドームには新しい駅もできるらしいけど、近鉄を失って野球の試合が極端に少なくなった大阪ドームに新しい駅を造るというのも自分の財布なら絶対出てこない発想ではなかろうか。
マスコミが取り上げてくれるから、大阪市職員の恐ろしいほど高い給料や、人の金だからできる採算度返しの豪華な建物の問題もクローズアップされてきたが、大阪市や大阪市民に未だ返済困難な借金があるので何とかしようという意気込みが感じられない。
なんでも交通局の庁舎には、予算を使い切るのに端数調整で買った数千万円の絵画も市民が立ち入り出来ない場所に何点も飾ってあるという。
大阪の人は、自分の財布で物を買うとき値切ったり、他の人より10円でも安く買うと嬉しくなる地域性を持っているのに、自分たちの税金の無駄遣いにはどうしてこんなに寛容なのか少々奇妙な感じもする。
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