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どうしても欲しかったものという書庫で、今回は飛び出しナイフを取り上げてみる。
今でも良くやっているけど、その昔西部劇やギャング映画等数多いアメリカ映画が良く放映されていた。
そこで、ちょくちょく目にするのが飛び出しナイフである。
西部劇には余り登場しないが、ギャング映画等で少年のチンピラが良く手にしている。
相手の目の前で刃を出す瞬間が変に最初から刃の出ているナイフよりも威圧感を与える。
印籠を出した瞬間の水戸黄門にも似ている。

シャキーン!

旨く言い表せないけど判る人には判ると思うこの瞬間。
欲しいが日本は規制がかかっているようで、売っているのを見たことが無い。
欲しいと思いながら買えずに大人になって、中国へ友人と旅行したある日、町を歩いているとさりげなく目に飛び込んできたのが子供の頃憧れた飛び出しナイフであった。
1000円程度の安価だったので思わず買ってホテルへ帰った。
自分の部屋で早速使ってみた。

シャキーン!

ひえ~格好良い  無茶苦茶格好良い  諦めていた飛び出しナイフを今手に持っている。
小さな夢が現実となった瞬間だった。
鏡に向かってシャキーン!
友人の部屋でシャキーン!
中国滞在中100回以上はシャキーンを楽しんだがいよいよ帰国する事となり、こんな物を日本へ持ち込んで捕まるわけにも行かないので、
「不用」
と紙に書いてその上にナイフを置いてホテルの部屋を後にした。
小さい頃の小さな夢が、大人になって突然現実となり満足の中国旅行となった。

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