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どうしても欲しかったものという書庫で今回はけん銃を取り上げてみた。
私と同年代の男性で、けん銃に少しだけ興味がある人に好きなけん銃はと聞けば、多分最も多い答えが写真のワルサーP38ではないかと思う。
理由は簡単でアニメがまだテレビ漫画と呼ばれていたとき、アニメのルパン三世の中でルパンが愛用していた銃がこれであり、悲しげなルパン三世のテーマソングにも歌われていた。

男はメカ好きなのか、バイクや車同様、銃に興味を持つ人間は多い。
ただ日本で本物の銃を持つのは法律違反なので、警察官や暴力団関係者及びハードファン以外はけん銃を手にすることは無い。
それどころか、私達が少年時代に多発したモデルガンによる犯罪のお陰で、銃の命とも言える銃身に穴があいているモデルガンが姿を消して久しい。
市販されている金属製のモデルガンには、銃口に穴があいておらず、けん銃ファンにとっては魂をとられたような規制がかかったままとなっている。

子供の頃は、けん銃といえば絶対に撃つ事は出来ないもので、その事が逆に必要以上に神秘的に感じさせられる要因であったが、今大人が本気になればいくらでもけん銃やライフルなど撃つことができる。
ハードファンの一部は実際に撃つ事も多いらしい。
けん銃ツアーみたいなものもあるのだろうか、海外で日本人にけん銃を撃たせることが結構商売になっていると相当前に聞いた。

撃てるとなるとけん銃の持つ神秘的な部分はずいぶん私の心で小さくなってしまった。
冷静に考えれば、金属の玉が物を壊すようなスピードで飛んでいくだけの機械で、とりたてて生活に必要も無くバイクなどのように夢や刺激を与えてくれそうに無い。

子供の頃は、法律で規制されて絶対に撃てないし持てないから、へんに意識して持ちたかったような気がする。
モデルガンにしても、規制で穴のあいてない物しか買えなかったのに、先輩が穴のあいている物を持っていると無性に羨ましかった。
何故か説明は出来ないけど、この感覚は絶対女の人には無いと思う。

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