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中国語を少し勉強したいと思い、大阪市内の某区にあるスナックの従業員から中国語を学ぶべく、週に1回か2週間に1回ほどそのスナックに通う事が続いた後、私は観光で中国へ行った。
ほんの片言の中国語であったが使えば楽しいし、初めてあった中国人にも親しげに話してもらえ、様々な観光名所も向こうで知り合った人に案内してもらう等満足な旅となった。

中国へ来て数日後、帰国するため私は某空港にいた。

連日の呑みで完全に2日酔い状態の意識が朦朧としている中、聞こえてくる中国語ばかりの周囲の声の中に、日本語が混じっているのが判った。
耳を澄ますと
「・・さんじゃないですか?」
と言っている。
更にその声は大きくなり
「○×△さんですか?」
と言いながら、更にこちらに近づいてくる。
「Aさんじゃないですか?」
Aとはまさしく私の名字。
中国に知り合いなんている訳がないのになあ、と思いながら顔を上げると、某区のスナック従業員が笑いながら立っている。
信じられない思いで話をすると、帰省していて今日日本に行くという。

今でも酒を飲むと良くこの話をする。
「12億もいる中国でそんなことがあるんですねぇ。」
と感心される。
それだけの話だが、凄い偶然もあるものだ。

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