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自分の持っていたバイクは語りきってしまったので、今回は私がバイクに乗るきっかけになったバイクの話。
高校生のある日、チャリンコで横断歩道を渡っていると何処からか私を呼ぶ声がする。
声の方を見ると、ホーク兇望茲辰討い訐菁擇信号待ちをしていた。
この時、新車のバイクにまたがった先輩が物凄くかっこ良く見えた。
バイクにはそれ程興味が無かったが、この瞬間からバイクが強烈に欲しくなった。
危険で不良で金がかかるので遠くに感じていたバイクが、先輩が乗るバイクを見て急に近くの存在となった気がした。

ホーク兇賄?40馬力と国産400CCでは最高のエンジンを搭載し、スポークのみしか認められていなかったホイールにコムスターホイールという海星型のアルミホイールを採用、又フルフレームが基本だったフレーム構造にエンジンの強度を利用したダイヤモンドフレームの採用等技術的にも革新的であった。

先代のバイクがフォーワンと呼んでいたと思うホンダCB400Fという4気筒の人気車だったので、多気筒が好まれる中で、敢えて2気筒のホーク兇縫皀妊襯船Д鵐検するのだから開発にも気合が入ったと思う。
アップハンドルの採用で堂々としたライディングスタイル、充分なパワーでかなりの人気車となっていった。
独特の鼻が詰まった象みたいな排気音は今でも耳に残っている。

いくら欲しいといっても新車で32万円ほどは高校生の私には高すぎる価格であり、このバイクの影響を受けて最初に買ったバイクはヤマハGT50と夢と現実が大きく違ったが、私のバイクライフは確実に発展を続け、やがてホーク兇茲蠅盥發ぅ丱ぅを買うことになる。

バイクの為に朝朝刊を配り、昼間は工場の流れ作業をやり、夕刊も配ってバイクライフ実現へ走った時期もあったが、バイクは欲しいけど夏の工場の流れ作業は本当にきつかったけど、長期休みで無いと新聞配達以外のバイトが出来ないので、高1の夏休みは若いながら限界みたいなものも少しだけ感じるほど良く働いたような気がする。

サンパチの中古に乗っているとき、一度この先輩のホーク兇魃薪召気擦討發蕕辰燭、トルクが太くサンパチよりはるかに高性能だと実感した。

この先輩はその後事故を起こし、前歯を何本も折る怪我をしてその治療費はバイクの代金を軽く超えたといっていた。
知り合いがオートバイの事故で次々怪我をしていく、恐ろしくハイリスクな時代であった。

写真左が先輩が乗っていたマイナーチェンジ後、右が初代の物でタンクの形がやかんのような丸から少し角張った物へと変更されている。

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