と言われてかどうかは忘れたが、自分で買った最初のバイクがミニトレの愛称のヤマハＧＴ８０。
同級生が原付から免許を取る中で、中型から取った分早くから５０CCを超えるバイクに乗れた。
友人は同じミニトレの５０を買ったが、たった３０CCの排気量の違いが微妙な優越感を持たしてくれる。
小さくて軽い車体は乗るものに安心感を与えてくれ快適なバイクだった。
当事は暴走族対策で高校はバイクへ強い拒否反応を示している時期であり、校則上は禁止行為であり、最初はこそこそ乗っていたがだんだん大胆になって、だんだん豪快になって、そしてついに白バイに捕まり社会で言えば終身刑に近い無期停学処分を受けることになった。
無期っていつまでなんだようって感じだった。
学校が休めるのは嬉しかったけど、自宅で謹慎しなくてはいけないのでバイクに乗れないのが悲しすぎた。
バイクさえあれば学歴なんかいらないみたいな単純でお馬鹿な考え方が頭に蔓延していた時期である。
バイク乗っているだけで楽しいと感じられる異常に感受性の強い時期だった・・・
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