教育カウンセラーの野田英夫です。

今回は、趣向を変えて、私が講師・校長として勤務していた時代に出会った

様々な受験のエピソードについて紹介したいと思います。


【甘やかした結果(中学受験エピソード】---------------------


小学4年生から入塾したS君という男の子について


サッカーの強い私立中学に入りたくて入塾してきたS君。
頭は良く、吸収力は高かったのだが、努力することを敬遠する傾向があった。

やらなければいけない時に、楽な方に逃げる性格が強く、
担当講師たちは、常に努力することを彼に教え続けていた。


小学5年生の時期に実施される模擬試験にも、
サッカーの練習などを理由に欠席することも多くあった。


S君が小学6年生となり、本格的に受験勉強をしなければいけない時期が訪れました。


S君は地元のサッカーチームに所属していたが、
入塾当初から、受験学年になったら受験勉強に専念する約束になっていました。


しかし、S君の悪い性格は受験学年になっても治っていなかった。
サッカーを辞めたくないと言い出したのである。


小学4年生から入塾していたこともあり、受験のための基礎学力は身につけていた。
これから1年、しっかり勉強をすれば当初の目標であった私立中学にも十分合格できる実力はあったのである。


しかし、S君はどうしてもサッカーを辞めたくないと言う。
しかも、母親も本人の意思を尊重したいと言うのである。


私たちは、S君が楽な方に逃げたいからサッカーを辞めたくないと言っていることを理解していた。
この決断が、S君を努力しない人間にさせてしまうということも理解していた。
だから、母親に対して、「決めていたことをしっかり守らせなければダメだ」と説得もした。


しかし、決断が覆ることはなかった。
中学受験をすることを辞めたのである。


公立中学に進むが、サッカーは2年生までで辞め、
早慶付属校に進学すると公言したのである。


それから年月が流れ、S君は中学3年生になりました。


中学2年生までは、中学受験の勉強をしていた貯金もあり、
塾でも最上位クラスに籍を置いていました。


しかし、中学3年になってもサッカー部は辞めず、
やらなければいけないときに努力しない性格も治っていませんでした。


大事な模擬試験のときもいろんな理由をつけて欠席したり、
塾の補習授業を欠席したり、成績はドンドン下降していきました。


塾のクラスも、一つ落ち、また一つ落ちを繰り返し、
早慶付属校など程遠い成績となってしまいました。


結局、受験では都立の中堅校に進学しました。



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