新人のために合格実績がない【受験？じゃあ私に聞きなさい！】

教育カウンセラー・野田英夫です。

今日も、皆様のご質問のお答え致します。

Ｑ．

今年３月から塾講師をしている新人講師です。
相談に乗っていただけないでしょうか？

先日、担当している小６の保護者との進路面談があったのですが、
そのときにその保護者から、
「先生は今までにどの学校に合格させてきたのですか？」と質問されました。

とっさのことでしたが、これはマズイと思い、
近隣の適当な私立中学を答えておいたのですが、
これで良かったのでしょうか？
結果的には嘘をついたことになり、嘘がバレるのではないかと心配しています。
アドバイスをお願いいたします。

Ａ．

その回答で大丈夫です。

新人講師だろうと、生徒や保護者から見たらあなたは立派な先生です。
生徒の成績を上げ、志望校に合格させる責任があります。

また、新人講師であるということをわざわざ伝える必要もありません。
そして、いままでの合格実績について嘘をつくことも時には必要なことです。

「先生は今までにどの学校に合格させてきたのですか？」と合格実績を聞かれ、
「実は、私は新人なもので・・・」と答えて、保護者はどう感じるでしょうか？
教えている生徒はどう感じるでしょうか？
この先生で大丈夫なのかときっと不安を持つのではないでしょうか。

だから、嘘も方便なのです。

しかし、同じような質問をされた場合に困らないように、
以下のようにしておくといいでしょう。

・いま指導している生徒の志望校について、細かく出題傾向や受験情報を把握しておく。
・その生徒たちが合格したときの感動を想像する。
・先輩講師の合格実績を聞いておき、合格した生徒がどんな子であったか聞いておく。

自分がいま指導している生徒の志望校を研究するいい機会になるはずです。
生徒たちは、志望校に合格するために塾に来て、一生懸命勉強しているのです。
あなたが真剣に指導しているのなら、きっと合格したときの感動を想像できることでしょう。
そして、先輩講師の合格実績をしっかり聞き、自分が指導していた生徒だと思い込むようにしましょう。

誰でも最初は新人です。
私も新人のときに受験学年を担当したとき、同じように考えました。
どんなベテラン講師でも、最初から合格実績は持っていないのですから。

責任を持って、志望校合格に導いてあげてください。
応援しています。

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