教育カウンセラー・野田英夫です。
今日は、メールにて寄せられたご質問にお答え致します。
Ｑ．
夏期講習会から息子を近くの進学塾に通わせることにしました。
まだ小学３年生だから少し早いかなとは思ったのですが、
息子が自分から塾に通いたいと言い出したので、
良い機会だと思い切って通わせたんです。
しかし、息子のノートを見たら、ほとんど何も書かれていないんです。
テキストも見ても、問題の答えが少し書かれているだけで、
あまり書き込まれていませんでした。
宿題とかは出ているので、家に帰ってからも勉強しているんですが、
あのノートじゃあ、家で復習できないと思います。
昨日、担当の先生に「授業中にノートは取らせないんですか？」と、
電話で聞いたのですが、あやふやな回答でよく分からないことを言っていました。
野田先生はこれでいいと思われますか？
（練馬区在住、小学３年生の母親）
Ａ．
お母さんが疑問に思われるのも当然ですね。
たぶんその講師は、新人で正しい指導法が分かっていないのでしょう。
授業中に先生が解説したことを、生徒がノートに書き写す作業はとても重要なこと。
きっとその講師は、生徒がノートに写させる時間を与えていないのでしょう。
もしかしたら、黒板（ホワイトボード）に板書していないのかもしれませんね。
特に、小学生の低学年の生徒には、
解説を聞かせる時間とノートを写させる時間を分けて、授業する必要があります。
生徒には同時に二つのことはさせてはいけないのです。
これは授業の鉄則でもあります。
さて、お母さんの言われるように、
ノートを見直すことで、復習することはとても重要です。
授業中にノートを写させないのは論外ですね。
一度、授業見学をしてどんな授業しているのか確かめてみてはどうでしょう。
もし、ダメな講師が担当しているのなら、塾を変えることも必要かもしれませんね。
低学年の授業を新人のダメ講師に担当させている塾では、
満足なサービス提供はできないでしょうからね。
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