今週も、女性カメラマンのNさん、おにぎり屋のヤスさん、僕の3人で「十番勝負」をするが、今週から東京、阪神、函館の2場開催だ。

今週もタキオン産駒とディープスカイ産駒、アドマイヤオーラ産駒、キャプテントゥーレ産駒出走する全レース、芝の2歳新馬戦が「十番勝負」の対象で、土曜日は以下の9レースが対象となるが、時間の関係もあって、函館6Rは対象から除外することにした。

◆6月18日(土)
○東京1R 2歳未勝利 芝1400:エマーブル(嘉藤貴行)
○東京3R 3歳未勝利 ダ1400:キャプテンヴォーグ(田辺裕信)、サンマルトゥーレ(戸崎圭太)
○東京5R 2歳新馬 ダ1400:エアリーウインド(宮崎北斗)
○東京12R 3歳上500万下 ダ1600:ニシノプレシャス(大野拓弥)
○阪神5R 2歳新馬 ダ1200:クインズウィンダム(幸英明)、マイネルストラトス(和田竜二)
○函館2R 3歳未勝利 芝1200:オーディンローズ(三浦皇成)、スプレンディード(△城戸義政)
○函館5R 2歳新馬 芝1000(12頭)
○函館6R 3歳未勝利 芝2000:アルビオン(松岡正海)
○函館7R 3歳上500万下 ダ1000:ダイアモンドノーム(▲坂井瑠星)、タタラ(▲菊沢一樹)

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土曜日は、東京が芝は良、ダートは稍重、阪神と函館が芝は稍重、ダートは重でスタートした。

○東京1R 2歳未勝利 芝1400:エマーブル(嘉藤貴行)
⇒アドマイヤオーラ産駒のエマーブルは、前走は6番人気で7着だったが、2歳戦向きの400㎏の小柄な牝馬で、馬体重に大きなマイナスがなければ、2戦目での上昇が期待できる。
⇒前走の実績では、ホットセットが抜けた人気になりそうだが、次いで、ショウナンマッシブ、バスデイプレゼント、ルイ、コスモカンナム、セイカチトセ、ジュニエーブルも馬券圏内で、内枠に入った先行力のあるジェリーロラムも注意が必要だ。

僕は前走は勝馬と0.7秒差のコスモカンナムを、ヤスさんは内枠に入った先行力のあるジェリーロラムを軸馬にした。

<3人の予想>
○Nさんは、アドマイヤオーラ産駒のエマーブルの単勝と、前走の実績で上位のホットセットへの馬連とワイド、ショウナンマッシブへのワイド、3頭の3連複の合計5点。
○僕は、コスモカンナムの単勝と、前走の実績で上位のホットセットへの馬連とワイド、ルイへのワイド、3頭の3連複の合計5点。
○ヤスさんは、ジェリーロラムの単勝と、前走の実績で上位のホットセットへの馬連とワイド、ジュニエーブルへのワイド、3頭の3連複の合計5点。


<結果>
1着 ホットセット(父マンハッタンカフェ)1人
2着 ジュニエーブル(父スズカフェニックス)4人
3着 エマーブル(父アドマイヤオーラ)8人
*Nさんが、1-3着のワイド(1,040円)を的中した。


エマーブルはNさんの期待通りの変わり身を見せたね」
と僕が言った。馬体重も+2㎏で、好走する条件は十分だった。

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○函館2R 3歳未勝利 芝1200:オーディンローズ(三浦皇成)、スプレンディード(△城戸義政)
⇒ディープスカイ産駒のオーディンローズは前走11着、アドマイヤオーラ産駒のスプレンディードは前走10着だったが、オーディンローズは芝に戻し、三浦騎手への乗り替わりもプラスになりそうだ。
⇒前走の実績では、ラカリフォルニーが抜けた人気になりそうだが、次いで、レッドボルテクス、アルマラナキラ、タマモブリリアン、ハルクも馬券圏内で、前々走は2着のローエキスキーズ、4着のタイセイアモーレ、武豊騎手に乗り替わったラパンノワールも注意が必要だ。

僕は前走は2番人気のタマモブリリアンを、ヤスさんは1番枠に入った前々走は4着のタイセイアモーレを軸馬にした。

<3人の予想>
○Nさんは、ディープスカイ産駒のオーディンローズの単勝と、前走の実績で上位のラカリフォルニーへの馬連とワイド、レッドボルテクスへのワイド、3頭の3連複の合計5点。
○僕は、タマモブリリアンの単勝と、前走の実績で上位のラカリフォルニーへの馬連とワイド、ハルクへのワイド、3頭の3連複の合計5点。
○ヤスさんは、タイセイアモーレの単勝と、前走の実績で上位のラカリフォルニーへの馬連とワイド、武豊騎手に乗り替わったラパンノワールへのワイド、3頭の3連複の合計5点。


<結果>
1着 タマモブリリアン(父ダンスインザダーク)5人
2着 ラカリフォルニー(父Dutch Art)1人
3着 コパノチャンス(父タイキシャトル)11人
*僕が、タマモブリリアンの単勝(790円)と、馬連(1,000円)、1-2着のワイド(460円)の3点を的中した。


タマモブリリアンは洋芝向きと思っていたので期待通りだったけど、コパノチャンスも気になっていたよ」
と僕が言った。コパノチャンスは今回が初芝で、大外に入っていたにもかかわらず、前日売りの夜の段階では上位人気になっていたからだ。

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○東京3R 3歳未勝利 ダ1400:キャプテンヴォーグ(田辺裕信)、サンマルトゥーレ(戸崎圭太)
⇒キャプテントゥーレ産駒のキャプテンヴォーグは前走7着、サンマルトゥーレは前走3着だったが、サンマルトゥーレは今回も戸崎騎手が騎乗して上位争いが、キャプテンヴォーグは田辺騎手への乗り替わりがプラスになりそうだ。
⇒前走の実績では、マックール、フラマブルの2頭が有力だが、次いで、ペイシャバラード、前走は6番人気のイデアオブダンディ、初ダートのマイハーベストも馬券圏内で、前走は芝のオレノカッチー、初出走のワンダーシャウトも注意が必要だ。

僕はキンシャサノキセキ産駒で初ダートのマイハーベストを、ヤスさんは前走は6番人気のイデアオブダンディを軸馬にした。

<3人の予想>
○Nさんは、キャプテントゥーレ産駒のサンマルトゥーレの単勝と、キャプテントゥーレ産駒のキャプテンヴォーグの複勝、サンマルトゥーレから、前走の実績で上位のフラマブルへの馬連、キャプテンヴォーグへのワイド、3頭の3連複の合計5点。
○僕は、マイハーベストの単勝と、前走の実績で上位のマックールへの馬連とワイド、初出走のワンダーシャウトへのワイド、3頭の3連複の合計5点。
○ヤスさんは、イデアオブダンディの単勝と、前走の実績で上位のサンマルトゥーレへの馬連とワイド、ペイシャバラードへのワイド、3頭の3連複の合計5点。


<結果>
1着 フラマブル(父パイロ)2人
2着 マイハーベスト(父キンシャサノキセキ)4人
3着 マックール(父ジャイアントレッカー)1人
*僕が、2-3着のワイド(610円)を的中した。

「みんな、キンシャサノキセキの初ダートをよく知っているね」
と僕が言った。初ダートのマイハーベストは、前日売りの段階では下位人気だったが、今日になって4番人気になっていた。

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○函館5R 2歳新馬 芝1000(12頭)
⇒新種牡馬の産駒は、ディープブリランテ産駒のクイニーアイ、キングズベスト産駒のファヌエル、トビーズコーナー産駒のフォーエバースカイの3頭で、その他では、ノーザンファームの生産馬でキンシャサノキセキ産駒のスプリングゲイル、社台ファームの生産馬でキンシャサノキセキ産駒のザベストエバーが注目される。
⇒函館コースと芝1000mの適性では、スウェプトオーヴァーボード産駒のブランオラージュ、パイロ産駒のウインコーラル、ヨハネスブルグ産駒のイヴノオモイデ、サウスヴィグラス産駒のアースヴィグラスなども上位だ。

Nさんは新種牡馬でトビーズコーナー産駒のフォーエバースカイを、僕はレース適性で上位のスウェプトオーヴァーボード産駒のブランオラージュを、ヤスさんはレース適性で上位のパイロ産駒のウインコーラルを軸馬にした。

<3人の予想>
○Nさんは、トビーズコーナー産駒のフォーエバースカイの単複と、キンシャサノキセキ産駒のスプリングゲイル、キングズベスト産駒のファヌエルへのワイド、3頭の3連複の合計5点。
○僕は、スウェプトオーヴァーボード産駒のブランオラージュの単複と、キンシャサノキセキ産駒のザベストエバー、ヨハネスブルグ産駒のイヴノオモイデへのワイド、3頭の3連複の合計5点。
○ヤスさんは、パイロ産駒のウインコーラルの単勝と、キンシャサノキセキ産駒のスプリングゲイルへの馬連とワイド、ディープブリランテ産駒のクイニーアイへのワイド、3頭の3連複の合計5点。


<結果>
1着 ザベストエバー(父キンシャサノキセキ)3人
2着 イヴノオモイデ(父ヨハネスブルグ)2人
3着 スプリングゲイル(父キンシャサノキセキ)1人


「今年初めての函館の新馬戦だったけど、なかなかの好時計だったね」
と僕が言った。勝ち時計は57.4で、コースレコードと0.2秒差だった。

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○阪神5R 2歳新馬 ダ1200:クインズウィンダム(幸英明)、マイネルストラトス(和田竜二)
⇒ディープスカイ産駒のクインズウィンダムは母父がThunderGulch、マイネルストラトスは母父がブライアンズタイムで、クインズウィンダムは母のベターナウが米GⅢの勝馬、マイネルストラトスはおじにダート重賞を3勝のインカンテーションがいる。2頭ともダート適性の裏付けは十分で、スタートが互角なら、内枠に入ったマイネルストラトスの方が優位だ。
⇒新種牡馬の産駒は、ストリートセンス産駒のフィールドセンスの1頭のみで、その他では、トウショウ牧場の生産馬でシニスターミニスター産駒のアードラーが注目されるが、阪神コースとダ1200mの適性では、ケイムホーム産駒のジューンリーザ、ファスリエフ産駒のミスミーチャン、サウスヴィグラス産駒のエッシャー、ラニカイタヤス、カジノドライヴ産駒のノーブルサターン、クロフネ産駒のグレイタグなども上位だ。

僕はレース適性で上位のカジノドライヴ産駒のノーブルサターンを、ヤスさんはトウショウ牧場の生産馬でシニスターミニスター産駒のアードラーを軸馬にした。

<3人の予想>
○Nさんは、ディープスカイ産駒のマイネルストラトスの単勝と、ディープスカイ産駒のクインズウィンダムへの馬連とワイド、母父タキオンでファスリエフ産駒のミスミーチャンへのワイド、3頭の3連複の合計5点。
○僕は、カジノドライヴ産駒のノーブルサターンの単勝と、ストリートセンス産駒のフィールドセンスへの馬連とワイド、ケイムホーム産駒のジューンリーザへのワイド、3頭の3連複の合計5点。
○ヤスさんは、シニスターミニスター産駒のアードラーの単勝と、サウスヴィグラス産駒のエッシャーへの馬連とワイド、サウスヴィグラス産駒のラニカイタヤスへのワイド、3頭の3連複の合計5点。


<結果>
1着 ディオスコリダー(父カネヒキリ)4人
2着 ミスミーチャン(父ファスリエフ)3人
3着 フィールドセンス(父ストリートセンス)1人


「カネヒキリ産駒は芝でもダートでも中距離がベストだと思っていたけど、勝馬はなかなかのスピードだったね」
と僕が言った。朝の段階では1番人気だったが、騎乗した騎手の関係からか、他の理由からか、直前では4番人気に下がっていた。

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○東京5R 2歳新馬 ダ1400:エアリーウインド(宮崎北斗)
⇒ディープスカイ産駒のエアリーウインドは、母父がKing'sBestで、母のエリーゼパレスの全兄に独GⅡの勝馬のNotability、母の全弟に仏GⅢの勝馬のSimon de Montfortがいる。配合的には芝向きだが、底力に優れた母系で、東京コース向きだ。
⇒新種牡馬の産駒は、スマートファルコン産駒のマッキーイマジン、サマーバード産駒のパトリヨティスムの2頭で、その他では、ダーレー・ジャパン・ファームの生産馬でパイロ産駒のアフターバーナーが注目されるが、東京コースとダ1400mの適性では、プリサイスエンド産駒のハシルキセキ、フレンチデピュティ産駒のカシノルーラー、シロクニ、サウスヴィグラス産駒のセイプレジール、カジノドライヴ産駒のビッグヒット、エンパイアメーカー産駒のエゾグレインなども上位だ。

僕はレース適性で上位のサウスヴィグラス産駒のセイプレジールを、ヤスさんは新種牡馬でスマートファルコン産駒のマッキーイマジンを軸馬にした。

<3人の予想>
○Nさんは、ディープスカイ産駒のエアリーウインドの単複と、パイロ産駒のアフターバーナー、サマーバード産駒のパトリヨティスムへのワイド、3頭の3連複の合計5点。
○僕は、サウスヴィグラス産駒のセイプレジールの単勝と、カジノドライヴ産駒のビッグヒットへの馬連とワイド、フレンチデピュティ産駒のシロクニへのワイド、3頭の3連複の合計5点。
○ヤスさんは、スマートファルコン産駒のマッキーイマジンの単勝と、プリサイスエンド産駒のハシルキセキへの馬連とワイド、エンパイアメーカー産駒のエゾグレインへのワイド、3頭の3連複の合計5点。

<結果>
1着 ネコワールド(父ノボジャック)3人
2着 アフターバーナー(父パイロ)4人
3着 ハシルキセキ(父プリサイスエンド)2人


「勝馬の圧勝だったけど、バラバラのレースで、いかにも2歳の新馬戦という感じだったね」
と僕が言った。1・3着馬の2頭が先行してそのまま抜け出し、最後に2着馬が追い込んできたが、勝馬の影も踏めなかった。

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○函館6R 3歳未勝利 芝2000:アルビオン(松岡正海)

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○函館7R 3歳上500万下 ダ1000:ダイアモンドノーム(▲坂井瑠星)、タタラ(▲菊沢一樹)
⇒ディープスカイ産駒のダイアモンドノームは前走9着、アドマイヤオーラ産駒のタタラは前走の500万を勝ち上がったが、今回はクラス編成替えで500万での出走となるが、タタラはいわゆる勝ち得のレースで、今回も上位争いが期待できる。
⇒1000万から降級のクリノリーソクツモ、オルフィーク、チェリーサマーの3頭が有力だが、前走の未勝利を勝ち上がったアルタモーダ、札幌で3着の実績があるラッキーダン、小倉で3着の実績があるティーエスカクタスも馬券圏内で、内枠に入った先行タイプのモンサンナシーラも注意が必要だ。

僕は前走の未勝利を勝ち上がったアルタモーダを、ヤスさんは札幌で3着の実績があるラッキーダンを軸馬にした。

<3人の予想>
○Nさんは、アドマイヤオーラ産駒のタタラの単勝と、ディープスカイ産駒のダイアモンドノームの複勝、タタラから、1000万から降級のオルフィークへの馬連、ダイアモンドノームへのワイド、3頭の3連複の合計5点。
○僕は、アルタモーダの単勝と、1000万から降級のチェリーサマーへの馬連とワイド、小倉で3着の実績があるティーエスカクタスへのワイド、3頭の3連複の合計5点。
○ヤスさんは、ラッキーダンの単勝と、1000万から降級のクリノリーソクツモへの馬連とワイド、内枠に入った先行タイプのモンサンナシーラへのワイド、3頭の3連複の合計5点。


<結果>
1着 クリノリーソクツモ(父プリサイスエンド)3人
2着 オルフィーク(父ヴァーミリアン)4人
3着 チェリーサマー(父チェリークラウン)1人


「1000万から降級の3頭が1~3着で4着もタタラだったから、まったくマギレのないレースだったね」
と僕が言った。クラス替えのレースではよくあることだが、穴をあけるとすれば3歳馬で、このレースに出走していた3頭は5着のダイアモンドノームが最先着だった。

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○東京12R 3歳上500万下 ダ1600:ニシノプレシャス(大野拓弥)
⇒ディープスカイ産駒のニシノプレシャスは、前走は9番人気で7着だったが、東京コースで未勝利を勝ち上がっており、久々の東京コースと大野拓弥騎手への乗り替わりで大駆けが期待できる。
⇒1000万から降級のトーセンラムセス、シャドウチェイサー、アイソレーションの3頭が有力だが、次いで、前走の実績の上位のアポロナイスジャブ、モアニレフア、前々走は3着のサマーラヴ、4着のリムショット、前走の未勝利を勝ち上がったキングズミッションも馬券圏内で、前走は4番人気のシーブリーズラブ、2年半ぶりの出走となるジェントルジャックも注意が必要だ。

僕は1000万から降級のアイソレーションを、ヤスさんは3歳馬で前走の実績の上位のアポロナイスジャブを軸馬にした。

<3人の予想>
○Nさんは、ディープスカイ産駒のニシノプレシャスの単勝と、1000万から降級のシャドウチェイサーへの馬連とワイド、前走は4番人気のシーブリーズラブへのワイド、3頭の3連複の合計5点。
○僕は、アイソレーションの単勝と、1000万から降級のトーセンラムセスへの馬連とワイド、前走の未勝利を勝ち上がったキングズミッションへのワイド、3頭の3連複の合計5点。
○ヤスさんは、アポロナイスジャブの単勝と、1000万から降級のシャドウチェイサーへの馬連とワイド、前々走は3着のサマーラヴへのワイド、3頭の3連複の合計5点。

<結果>
1着 シャドウチェイサー(父ゼンノロブロイ)2人
2着 トーセンラムセス(父トーセンファントム)1人
3着 キングズミッション(父ゼンノロブロイ)3人


「ここも堅いレースになったけど、クラスの差は意外と大きいね」
と僕が言った。1000万からの降級馬が上位を占めたが、特にダート戦ではその傾向が強いようだ。

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土曜日の「十番勝負」が終了し、結果は次の通りだった。

○Nさんは、8戦1勝(的中は1点)で、配当は1,040円だった。
○僕は、8戦2勝(的中は4点)で、配当は2,860円だった。
○ヤスさんは、8戦全敗だった。


(つづく)