今週も、女性カメラマンのNさん、おにぎり屋のヤスさん、僕の3人で「十番勝負」をするが、先週から東京と京都、新潟の3場開催となり、対象レースの数も多くなった。

今週も、軸馬の単複、ワイド(2点)、馬連(1点)、3連複(1点)を組み合わせて、合計4点以内のルールにするが、ポイントは4点すべて的中が可能な組合せにすることで、全点的中の「馬券名人」を目指して「十番勝負」を行うことになる。

対象レースは、タキオン産駒が出走する2歳戦と3歳戦、芝の2歳新馬戦だが、今週は2歳戦の注目レースである「いちょうS」も加えた合計19レースを対象にした。

◆10月20日(土)
〇東京1R 2歳未勝利 芝1400m:アースミッション(松岡正海)
〇東京3R 2歳未勝利 芝1600m:サクセスカーチス(蛯名正義)、トーセンウィンドウ(江田照男)
〇東京4R 2歳新馬 芝1400m(14頭)
〇東京5R 2歳新馬 芝1800m(10頭)
〇東京6R 3歳上500万下 牝 ダ1300m:トルサード(江田照男)
〇東京9R いちょうS 2歳オープン 芝1800m(16頭)
〇京都3R 2歳未勝利 芝1800m:リジェネレーション(川田将雅)、レッドアリオン(小牧太)
〇京都5R 2歳新馬 芝1400m(11頭):アンジュエ(小牧太)、フレイム(酒井学)

◆10月21日(日)
〇東京5R 2歳新馬 牝 芝1600m(16頭)
〇東京7R 3歳上500万下 芝1600m:ユッカマウンテン(北村宏司)
〇京都1R 2歳未勝利 牝 ダ1400m:グッバイタキオン(福永祐一)
〇京都3R 2歳未勝利 芝1600m:ウインドストリーム(福永祐一)、オアシスムーン(藤田伸二)
〇京都5R 2歳新馬 芝1800m(14頭):ピエナサクラ(古川吉洋)、レッドジゼル(四位洋文)
〇京都6R 3歳上500万下 ダ1800m:タフディシジョン(浜中俊)、メイショウグラハム(武幸四郎)
〇京都7R 3歳上1000万下 ダ1400m:ジョウノバッカス(吉田隼人)
〇新潟5R 2歳新馬 芝2000m(10頭):スカイタロー(柴山雄一)
〇新潟8R 3歳上500万下 牝 芝1600m:ウインミーティア(中舘英二)
〇新潟9R 3歳上500万下 芝1200m:アイアムネフライト(川須栄彦)
〇新潟12R 菅名岳特別 3歳上500万下 芝1800m:サラローサ(大野拓弥)

「今週は2歳戦が楽しみだわ」
とNさん。東京、京都、新潟で5頭のタキオン産駒がデビューするが、毎年、素質馬が集まる菊花賞当日の京都芝1800mの新馬戦にも2頭が出走する。

「結局、レッドアリオンはリジェネレーションと同じレースになったね」
と僕が言った。週の半ばにはウインドストリームが出走する日曜日の芝1600mの未勝利戦に出走するという情報もあったからだ。

「土曜日の方は8頭立てで、日曜日は13頭立てになったからね」
とNさん。土曜日の未勝利戦はリジェネレーションとの一騎打ちだが、日曜日の方はウインドストリーム以外にディープ産駒のサトノユニコーンも強敵になりそうだった。

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いつものように、土曜日のレースの開催時間順に予想を検討した。

〇東京1R 2歳未勝利 芝1400m:アースミッション(松岡正海)
⇒タキオン産駒のアースミッションは6/10の函館での新馬戦以来だが、母父はアグネスデジタルで、祖母はクリスタルCの勝馬なので、距離適性は十分だ。
⇒前走の未勝利戦で2着のアルマダクロス、3着のダイキチサブロウとオーペドアンジョ、新馬戦で3着のツクバリンカーンが有力だが、前走の新馬戦で3番人気のスズノフウジン、4番人気のドラゴンブラザーズも侮れない。

僕は芝1200mと1400mで持ち時計上位のアルマダクロスを、ヤスさんは新馬戦で3番人気のスズノフウジンを推奨した。

<3人の予想>
〇Nさんは、タキオン産駒のアースミッションの単複と、アルマダクロス、スズノフウジンへのワイドの合計4点。
〇僕は、アルマダクロスの単勝と、ダイキチサブロウ、オーペドアンジョへのワイド、3頭の3連複の合計4点。
〇ヤスさんは、スズノフウジンの単複と、アルマダクロス、オーペドアンジョへのワイドの合計4点。

<結果>
1着 ツクバリンカーン(父リンカーン)3人
2着 アルマダクロス(父ストーミングホーム)1人
3着 ダイキチサブロウ(父ファンタスティックライト)4人
*僕が、2-3着のワイド(330円)を的中した。

「芝1400mのレースだったけど、上がりの勝負になったね」
と僕が言った。先行集団につけていた馬がそのまま上位入線したが、勝馬の上がりは34.1、2着馬は33.9だった。

アースミッションもいい位置につけていたけど、上がりは思ったほど伸びなかったわ」
とNさん。34.2の上がりだったが、33秒台の前半の脚がなければ勝ち切れないレースだった。

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〇京都3R 2歳未勝利 芝1800m:リジェネレーション(川田将雅)、レッドアリオン(小牧太)
⇒タキオン産駒のリジェネレーションは新馬戦2着、レッドアリオンは新馬戦と未勝利戦とも2着で、2頭の一騎打ちムードだ。
⇒前走の未勝利戦で3着のクレスコモア、4着のコスモサリー、前々走の未勝利戦で3着のセレブリティモデル、近親に活躍馬が多いオクターブユニゾンが馬券の対象になりそうだ。

僕は2戦目の成績がよいメイショウサムソン産駒のオクターブユニゾンを、ヤスさんはジャングルポケット産駒のコスモサリーを推奨した。

<3人の予想>
〇Nさんは、タキオン産駒のリジェネレーションとレッドアリオンの馬連、セレブリティモデルを加えた3頭の3連複の合計2点(各200円)。
〇僕は、オクターブユニゾンの複勝、リジェネレーション、レッドアリオンへのワイド、3頭の3連複の合計4点。
〇ヤスさんは、コスモサリーの複勝、リジェネレーション、レッドアリオンへのワイド、3頭の3連複の合計4点。

<結果>
1着 リジェネレーション(父アグネスタキオン)2人
2着 セレブリティモデル(父キングカメハメハ)4人
3着 クレスコモア(父マンハッタンカフェ)3人

「リジェネレーションの差し脚は見事だったけど、レッドアリオンは伸びきれなかったね」
と僕が言った。先行した2頭が2・3着で、レッドアリオンはハナ差の4着だった。

「レッドアリオンは距離かしら?」
とNさん。初めての芝1800mだったが、全兄のリディルや半兄のクラレントも1400mと1600mで勝っている。

「リジェネレーションの上がりは34.4で、レッドアリオンは34.9だったから、距離は大丈夫だと思うけど、ベストは1600mかもしれないね」
と僕が続けた。

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〇東京3R 2歳未勝利 芝1600m:サクセスカーチス(蛯名正義)、トーセンウィンドウ(江田照男)
⇒タキオン産駒のサクセスカーチスは新馬戦で2着、トーセンウィンドウは13着だったが、トーセンウィンドウは今週の坂路で52.6 - 38.1 - 24.8 - 12.5の好時計が出ているので、変わり身は十分だ。
⇒前走の未勝利戦で2着のアドマイヤイチバン、5着のグレイスヒーロー、新馬戦で6着のレイヌドネージュ、3番人気のフェイムゲーム、未勝利戦で4番人気のグラスリードが有力だ。

僕はダイワメジャー産駒のグレイスヒーローを、ヤスさんはタニノギムレット産駒のグラスリードを推奨した。

<3人の予想>
〇Nさんは、タキオン産駒のサクセスカーチスの単勝とトーセンウィンドウの複勝、2頭の馬連とワイドの合計4点。
〇僕は、グレイスヒーローの単複と、サクセスカーチス、アドマイヤイチバンへのワイドの合計4点。
〇ヤスさんは、グラスリードの単複と、サクセスカーチス、アドマイヤイチバンへのワイドの合計4点。


<結果>
1着 アドマイヤイチバン(父シンボリクリスエス)1人
2着 サクセスカーチス(父アグネスタキオン)2人
3着 レイヌドネージュ(父フジキセキ)5人

「こちらもアドマイヤイチバンとサクセスカーチスの一騎打ちだったね」
と僕が言った。先に抜け出したサクセスカーチスをアドマイヤイチバンがゴール直前で捉えた。

「うーん、悔しい!今日は勝ったと思ったのに」
とNさん。前走の新馬戦も勝馬に鬼脚を使われて惜敗したが、今日ももう少しのところで1番人気に差されてしまった。

「レースは安定しているし、すぐに順番がくると思うよ」
と僕が続けた。

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今週も旅行雑誌の編集者で血統派のSさんから新馬戦の推奨馬が届いた。

〇東京4R 2歳新馬 芝1400m(14頭)
<Sさんの推奨馬>
①血統の総合レベル…グレイスフルデイズ(父チチカステナンゴ):母父はサンデーサイレンスで、祖母は新潟記念で3着、母は新馬など3勝、半兄のフェイマステイルは現4勝、マルカバッケンは現5勝、半姉のモアグレイスは2勝馬で紅梅S(芝1400m)を勝っている。母系は優れた血脈が集まっており、父の産駒は先週の芝1200mの新馬戦を勝ち上がっている。
②2歳戦向き…ナスノローズ(父ファスリエフ):母父はホワイトマズルで、母は4勝(芝1600m・1800m)で愛知杯に出走した。母にはLyphard3×4、His ajesty、Graustark3×4のクロスがあり、父の産駒に芝1400mのりんどう賞を勝ったレディーメグネイトがいる。
③レース適性…サトノマーキュリー(父ディープインパクト):母父はGulchで、祖母は米GⅢの勝馬、その半姉に米GⅠの勝馬がいる。本馬の半姉のクリミナルコードは2勝(ダ1700m・1800m)、全兄のジェットストリームは現1勝(芝1500m)で、東京コース向きのパワーのある配合だ。

その他では、シンボリクリスエス産駒で母がエーデルワイス賞の勝馬のカシマルフィ、ハーツクライ×エルコンドルパサーの配合のブリリアント、デュランダル×Gone Westの配合のスティレットも血統的には見どころがあるとのコメントがあった。

「このレースにはキストゥヘヴンの仔のファミーユも出走する予定だったけど、右肩跛行で取り消したようだね」
と僕が言った。

<3人の予想>
〇Nさんは、2歳戦向きのナスノローズの単勝と、グレイスフルデイズ、サトノマーキュリーへのワイド、3頭の3連複の合計4点。
〇僕は、レース適性のサトノマーキュリーの単勝と、グレイスフルデイズ、ブリリアントへのワイド、3頭の3連複の合計4点。
〇ヤスさんは、総合レベルのグレイスフルデイズの単勝と、サトノマーキュリー、カシマルフィへのワイド、3頭の3連複の合計4点。

<結果>
1着 グレイスフルデイズ(父チチカステナンゴ)1人
2着 カミナリコゾウ(父マーベラスサンデー)13人
3着 アンプレデクタブル(父ネオユニヴァース)7人
*ヤスさんが、グレイスフルデイズの単勝(230円)を的中した。

「2・3着が荒れたけど、勝ちタイムはかなり優秀だよ」
と僕が言った。同じ距離の東京1Rは1:24.9、このレースは1:23.6だった。

「好位につけていたサトノマーキュリーもナスノローズも直線で脚が止まっちゃったわね」
とNさん。逃げたカミナリコゾウが2着に残ったが、3番手のサトノマーキュリーは5着、2番手のナスノローズは13着だった。

「1400mのレースだけど、東京コースはスタミナの裏付けがないと苦しいようだね」
と僕が続けた。人気薄だったが、2着に残ったカミナリコゾウもかなり強いレースだったようだ。

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〇京都5R 2歳新馬 芝1400m(11頭)
<Sさんの推奨馬>
①血統の総合レベル…フレイム(父アグネスタキオン):母父はCaerleonで、おじに米GⅠのBCマイルを勝ったDomedriver、半姉に仏GⅡを勝ったFreedoniaがいる。アグネスタキオン×Caerleonはアドマイヤオーラやサウンドオブハートなどがいる実績のある配合だ。
②2歳戦向き…タマモベストプレイ(父フジキセキ):母父はノーザンテーストで、全兄のタマモホットプレイはスワンSなど重賞2勝、同じく全兄のタマモナイスプレイはCBC賞で3着、全姉のチャームポットは現5勝でヴィクトリアMに出走した。兄姉と同様に2歳戦に強いタイプだ。
③レース適性…エアーウェーブ(父ホワイトマズル):母父はスペシャルウィークで、おばにセントウルSなど重賞3勝のカノヤザクラ、セントウルSで2着のパイアンがいる。時計の速い平坦コースに強い母系で、底力も十分な配合だ。

その他では、ディープインパクト産駒でHalo3×4のクロスがあるエーシンイェーガー、ブラックタイド産駒でおじに全日本2歳優駿を勝ったプライドキムがいるサイモンラムセス、アグネスタキオン産駒で半姉にファンタジーSを勝ったオディールがいるアンジュエ、スペシャルウィーク産駒で母が重賞4勝のオースミハルカ、半兄に兵庫チャンピオンSを勝ったオオスミイチバンがいるオースミミズホも血統レベルが高いとのコメントがあった。

「ここは良血馬が揃ったし、どれも1400m向きで3頭選ぶのに苦労したようだよ」
と僕が言った。

「タキオンの仔が2頭いるけど、たぶん、アンジュエの方が距離は向いているような気がするわ」
とNさん。アンジュエの母は阪神JF2着など芝1600mで活躍し、半姉のオディールは芝1400mのファンタジーSの勝馬だ。

アンジュエの母父は凱旋門賞を勝ったDarshaanだから、距離はもう少し長い方がよくて、全兄のコーダリーも1600m以上の方が成績がよかったからね」
と僕が続けた。

<3人の予想>
〇Nさんは、総合レベルのフレイムの単複とアンジュエの複勝、2頭のワイドの合計4点。
〇僕は、2歳戦向きのタマモベストプレイの単勝と、エーシンイェーガー、フレイムへのワイド、3頭の3連複の合計4点。
〇ヤスさんは、レース適性のエアーウェーブの単複と、タマモベストプレイ、オースミミズホへのワイドの合計4点。


<結果>
1着 タマモベストプレイ(父フジキセキ)1人
2着 メイショウライナー(父キングヘイロー)8人
3着 サイモンラムセス(父ブラックタイド)10人
*僕が、タマモベストプレイの単勝(160円)を的中した。

「このレースも2・3着が荒れたけど、3着の馬はSさんの注目馬の1頭だったね」
と僕が言った。好調なブラックタイド産駒で、血統的な裏付けもあったようだ。

アンジュエはレースにならなかったわ」
とNさん。3番人気だったが、スタートで出遅れて、後方のままでレースが終わった。

「お兄さんのコーダリーもそうだけど、気性的に少し問題があるかもしれないね」
と僕が続けた。

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〇東京5R 2歳新馬 芝1800m(10頭)
<Sさんの推奨馬>
①血統の総合レベル…ホアピリ(父キングカメハメハ):母父は英GⅠのマイルで2勝のBahriで、全兄に函館2歳Sと京成杯オータムHを勝ったフィフスペトルがいる。Northern Dancer5×5×5×5、Nijinsky4×4などのクロスがあり、万能タイプの配合だ。
②2歳戦向き…ドラゴンレインボー(父ゼンノロブロイ):母父はスキャンで、おじにNHKマイルCで2着のホクトジョージ、近親にスプリンターズSを勝ったカルストンライトオがいる。Mr. rospector4×3のクロスがあり、2歳戦向きの配合だ。
③レース適性…トミケンプレミオ(父ファスリエフ):母父はAffirmedで、母の近親には英オークス馬のMidway LadyやEswarahがいる。Northern Dancer3×4のクロスがあり、スピードの持続力のある配合で東京コース向きだ。

その他では、マンハッタンカフェ産駒でおじに安田記念を勝ったハートレイクがいるアガサ、同じくマンハッタンカフェ産駒で祖母が京都4歳特別を勝ったケイウーマンのヴェネチアンレッド、ステイゴールド産駒でノーザンテース4×4のクロスがあるセプテントリオ、ホワイトマズル産駒でおじにダイヤモンドSを勝ったナムラサンクスがいるランブリングマンもコース適性があるとのコメントだった。

<3人の予想>
〇Nさんは、2歳戦向きのドラゴンレインボーの単複と、ホアピリ、トミケンプレミオへのワイドの合計4点。
〇僕は、総合レベルのホアピリの単勝と、トミケンプレミオ、アガサへのワイド、3頭の3連複の合計4点。
〇ヤスさんは、レース適性のトミケンプレミオの単複と、ホアピリ、セプテントリオへのワイドの合計4点。


<結果>
1着 アガサ(父マンハッタンカフェ)4人
2着 ドラゴンレインボー(父ゼンノロブロイ)2人
3着 ランブリングマン(父ホワイトマズル)6人
*Nさんが、ドラゴンレインボーの複勝(300円)を的中した。

「1着も2着も牝馬だったね」
と僕が言った。10頭中牝馬は3頭だけだったが、そのうちの2頭が1・2着だった。

ホアピリは距離かしら?」
とNさん。最後の直線で脚が止まったが、
フィフスペトルの全弟なので、その可能性も考えられる。

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〇東京6R 3歳上500万下 牝 ダ1300m:トルサード(江田照男)
⇒タキオン産駒のトルサードは、前走は500万で9着だったが、ダ1200mで新馬勝ちしたスピードがあり、母も5勝馬でスプリンターズSに出走した。
⇒前走はダートの500万で2着のロードナイト、3着のシルクミライ、芝の500万で2着のダイワミストレス、前走は未勝利勝ちのダンシングミッシーが有力だが、前走の500万で1番人気のクラウディーハート、3番人気のフェアリーラインも差は少ない。

僕はダイワメジャー産駒で新馬戦以来のダート戦となるダイワミストレスを、ヤスさんは新潟の未勝利を勝ち上がったダンシングミッシーを推奨した。

<3人の予想>
〇Nさんは、タキオン産駒のトルサードの単複と、ダイワミストレス、ダンシングミッシーへのワイドの合計4点。
〇僕は、ダイワミストレスの単勝と、ロードナイト、シルクミライへのワイド、3頭の3連複の合計4点。
〇ヤスさんは、ダンシングミッシーの単複と、ダイワミストレス、クラウディーハートへのワイドの合計4点。


<結果>
1着 ダンシングミッシー(父シニスターミニスター)2人
2着 フェアリーライン(父ファスリエフ)4人
3着 スピーディードータ(父アフリート)10人
*ヤスさんが、ダンシングミッシーの単複(520円+320円=840円)を的中した。

「ヤスさん、お見事でした。しかし、断然人気のダイワミストレスはまったく伸びなかったね」
と僕が言った。ダイワミストレス久々のダート戦だったが、理由はそれだけではないようだ。

「1着から3着までみんな3歳馬だけど、芝のレースとは力関係がずいぶん変わるわ」
とNさん。そこがダート戦の面白く難しいところだが、血統的な適不適もあったようだ。


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〇東京9R いちょうS 2歳オープン 芝1800m(16頭)
⇒前走は芙蓉Sが3頭、アスター賞が2頭、コスモス賞と札幌2歳Sとサフラン賞が各1頭で、その他は、新馬勝ちが3頭、未勝利勝ちが5頭。
⇒前走が特別組の8頭の中では、芙蓉Sで2着のフラムドグロワール、アスター賞で4着のピュアソルジャーが時計面からも有力で、札幌2歳Sで5着のコスモシルバードは函館2歳Sの2着馬だが、距離適性にやや問題がありそうだ。
⇒新馬勝ちの3頭はいずれも素質は高く、中でもバゴ産駒のマンボネフューは祖母がGⅠを10勝した名牝のMiesque、おじは大種牡馬のKingmamboという良血だ。また、ディープインパクト産駒のサトノノブレスはヒカルオオゾラの半弟でメジロ牧場の生産馬、ステイゴールド産駒のドラゴンレジェンドはアニメイトバイオの半弟だ。
⇒未勝利勝ちの5頭の中では、ジャングルポケット産駒のポップアップハート、チチカステナンゴ産駒のニシノアプレゲールが時計面からは有力だ。

「1番人気はフラムドグロワールとサトノノブレスあたりで、サトノノブレスは調教の動きもかなりよかったようだよ」
と僕が言った。

「ディープの仔だけど、サトノノブレスはメジロ牧場の生産馬だから、心情的には応援してあげたいね」
とNさん。

「血統だけならバゴ産駒のマンボネフューで、ここも連勝するようならかなりの大物だよ」
と僕が続けた。

僕はバゴ産駒のマンボネフューを、ヤスさんはジャングルポケット産駒のポップアップハートを推奨した。

<3人の予想>
〇Nさんは、チチカステナンゴ産駒で母父タキオンのニシノアプレゲールの単複と、サトノノブレス、フラムドグロワールへのワイドの合計4点。
〇僕は、バゴ産駒のマンボネフューの単勝と、ジャングルポケット産駒のポップアップハートとピュアソルジャーへのワイド、3頭の3連複の合計4点。
〇ヤスさんは、ジャングルポケット産駒のポップアップハートの単複と、サトノノブレス、ドラゴンレジェンドへのワイドの合計4点。

<結果>
1着 フラムドグロワール(父ダイワメジャー)2人
2着 サトノノブレス(父ディープインパクト)1人
3着 コスモハヤブサ(父ステイゴールド)12人

「Nさん、惜しかったねえ」
と僕が言った。Nさんの軸馬のニシノアプレゲールはクビ差の4着で、もう少しで3点が的中していた。

サトノノブレスは前が詰まって追えなかったわね」
とNさん。前が空いてから追い上げたが、勝馬にクビ差届かなかった。

マンボネフューはちょっとがっかりだな」
と僕が言った。新馬戦は余裕のある勝ち方で、ここでも上位争いができると思っていたが、直線の途中で脱落し、14着に惨敗した。

「バゴ産駒だから距離じゃないと思うし、力負けなのかもしれないね」
と僕が続けた。


・・・・・・・・・

今日の「十番勝負」が終わり、結果は次の通りだった。

〇Nさんは、8戦1勝(的中は1点)で、配当は300円だった。
〇僕は、8戦2勝(的中は2点)で、配当は490円だった。
〇ヤスさんは、8戦2勝(的中は3点)で、配当は1,070円だった。

「今日は3人とも冴えなかったね」
と僕が言った。

「予想はゼンゼンだったけど、今日はタキオン産駒が4勝もしてくれたわ」
とNさん。京都3Rのリジェネレーション、新潟4Rのサトノティアラ、京都4Rのアグネスハイヤー、東京12Rのヒシカツジェームスの4頭だ。

「明日は11レースもあるからね。まだまだ勝負はこれからだよ」
と僕が続けた。

明日は3冠レースの最後の菊花賞があるが、僕たちの「十番勝負」は2歳戦と3歳500万・1000万のレースばかりで、Nさんのメインレースは京都3Rのウインドストリームとオアシスムーンだ。

(つづく)