今週はGⅢ京成杯(中山芝2000m)があり、ディープインパクト産駒のベストディールが快勝しました。いよいよ春のクラシックに向けた戦いの始まりです。


1~2月の3歳500万と重賞の日程は次の通りです(500万の芝1200mとダ1200mを除く)。


○1月21日(土):若駒S(OP/京都芝2000m)、菜の花賞(500万/中山牝芝1600m)

○1月22日(日):若竹賞(500万/中山芝1800m)

○1月28日(土):クロッカスS(OP/中山芝1400m)、梅花賞(500万/京都芝2400m)


○2月4日(土):エルフィンS(OP/京都牝芝1600m)、春菜賞(500万/東京芝1400m)

○2月5日(日):きさらぎ賞(GⅢ/京都芝1800m)、あすなろ賞(500万/小倉芝2000m)

○2月11日(土):クイーンC(GⅢ/東京牝芝1600m)、つばき賞(500万/京都芝1800m)

○2月12日(日):共同通信杯(GⅢ/東京芝1800m)

○2月18日(土):ヒヤシンスS(OP/東京ダ1600m)、こぶし賞(500万/京都芝1600m)

○2月19日(日):セントポーリア賞(500万/東京芝1800m)


○2月25日(土):水仙賞(500万/中山芝2200m)

○2月26日(日):アーリントンC(GⅢ/阪神芝1600m)


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2歳戦で活躍し、春のクラシックを目指す馬のほとんどが1~2月は休養し、3月のトライアルレースから出走するようです。


それに次ぐ馬たちが1~2月に出走しますが、いくつかの注目レースがあります。


まずは、来週の若駒S(京都芝2000m)にディープインパクト産駒のワールドエースが登録しています。


続いて、2月12日のGⅢ共同通信杯には同じくディープインパクト産駒のディープブリランテが出走予定です。


今年の3歳馬はディープインパクト産駒の活躍が目立ち、牡馬はこれまでに3頭の重賞勝ち馬を輩出していますが、その力関係はまだ不明です。


今週のGⅢ京成杯で1・2着の馬はGⅢ札幌2歳Sで4・3着した馬で、2着のマイネルロブストはGⅠ朝日杯FSの2着馬ですので、現時点での力関係は、ラジオNIKKEI杯1~3着>京成杯1・2着=朝日杯1・2着と見てよいと思います。


これからの注目は、ラジオNIKKEI杯1~3着馬とディープブリランテ、ワールドエースとの力関係で、その意味でも来週の若駒S、2月12日の共同通信杯が注目されます。


ラジオNIKKEI杯1~3着の3頭は、いずれも3月のGⅡ弥生賞に出走する予定ですが、それまでの成長と中山コースの適性がポイントになります。


ディープインパクト産駒は、東京と京都コースでは実績があるものの、中山コースでは大きなレースを勝っていません。まだ2年目ですので、一概には言えませんが、2着のゴールドシップ(父ステイゴールド)、3着のグランデッツァ(父アグネスタキオン)にもまだ逆転の可能性が残されています。


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牝馬の方は、先週のGⅢフェアリーSをトーセンベニザクラ(父ダイワメジャー)が勝ち、また、今週の紅梅Sをサウンドオブハート(父アグネスタキオン)が勝ちましたので、GⅠ阪神JFの1~3着馬が春のクラシックの最短距離にいるのは間違いありません。中でも1着のジョワドヴィーヴル(父ディープインパクト)の優位は動きませんが、GⅢシンザン記念を勝ったジェンティルドンナ(父ディープインパクト)もマイル戦までは有力です。


注目は、2月4日のエルフィンS(京都牝芝1600m)、2月11日のGⅢクイーンC(東京牝芝1600m)で、そこから新たな惑星が登場するかどうかです。


期待はダイワメジャー産駒とアグネスタキオン産駒で、1600mの適性という点ではディープインパクト産駒に勝るとも劣りません。


例年、牝馬は2~3月のトライアルレースからもクラシック戦線の主役が登場しますので、上記の500万条件戦にも注目したいと思います。


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今年は、牡馬も牝馬もディープインパクト産駒が主役になりそうですが、ウオッカが桜花賞でダイワスカーレットに敗れたように、クラシックレースは別物です。まずはクラシックレースに出走することが第一関門ですので、1~2月のレースに注目したいと思います。


(つづく)