衝撃の阪神JFから1日が過ぎました。


2戦目でのGⅠ勝ちという快挙を達成したジョワドヴィーヴルですが、15分の6という厳しい抽選をくぐり抜けての勝利は、父のディープインパクトにとっても極めて幸運でした。


この勝利でディープインパクトは2歳リーディングでトップに躍り出ましたが、2位のダイワメジャーとは900万円弱の差ですので、再逆転の可能性もかなり残っています。


今週はGⅠ朝日杯FSで、本賞金は①7000万円②2800万円③1800万円④1100万円⑤700万円ですので、ダイワメジャーの産駒が優勝すれば2歳リーディングが確定します。また、4着以内に入れば一時的に逆転できますが、2歳リーディングは最終週のラジオNIKKEI杯2歳S(本賞金3200、1300、800万円))まで持ち越されることになります。


朝日杯の登録頭数は29頭ですが、現時点では賞金順で14頭が出走可能で、残りの2枠を15頭が抽選で争うことなります。


【フルゲート16頭】

○クラレント(父ダンスインザダーク)
○レオアクティブ(父アドマイヤムーン)
○ダローネガ(父ダイワメジャー)
○サドンストーム(父ストーミングホーム)
○スノードン(父アドマイヤムーン)

○ネオヴァンクル(父フレンチデピュティ)
○マイネルロブスト(父ゼンノエルシド)
○マコトリヴァーサル(父タヤスツヨシ)
○アルフレード(父シンボリクリスエス)
○ジョウノバッカス(父アグネスタキオン)

○トウケイヘイロー(父ゴールドヘイロー)
○ニンジャ(父グラスワンダー)

○ヒシワイルド(父ゴールドアリュール)
○ローレルブレット(父サムライハート)

以下、抽選対象馬(2/15)

○ヴァリアシオン(父ハーツクライ)*ひいらぎ賞
○エネアド(父ディープインパクト)*ひいらぎ賞
○オコレマルーナ(父ディープインパクト)*ひいらぎ賞
○キングオブロー(父ルールオブロー)
○ジャーエスペランサ(父キングカメハメハ)

○ショウナンラムジ(父ダンスインザダーク)*ひいらぎ賞
○タニセンジャッキー(父ファスリエフ)
○ハクサンムーン(父アドマイヤムーン)*ひいらぎ賞
○プレミアムブルー(父サムライハート)
○フレージャパン(父ブライアンズタイム)*ひいらぎ賞


○マイネルユリウス(父マイネルラヴ)
○マカハ(父キングカメハメハ)
○マロンクン(父デビッドジュニア)*ひいらぎ賞
○ミヤビアミュレット(父ロージズインメイ)
○リアルフレア(父フレンチデピュティ)*ひいらぎ賞


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賞金順で上位の14頭までにダイワメジャーは1頭(ダローネガ)いますが、ディープインパクトは抽選対象の2頭のみです。もし、どちらかが抽選をくぐり抜け、朝日杯FSを勝つようなことがあれば、それは神がかりと言ってもよい奇跡でしょう。


2歳リーディングで3位のアグネスタキオンは、1位のディープインパクトと1億1200万の差ですので、朝日杯FSとラジオNIKKEI杯2歳Sの両方を制しても届きません。重賞以外のレース(新馬、未勝利など)でも賞金加算はできますので、数字的に届く可能性はゼロではありませんが、99.9%は不可能と言ってよいと思います。


昨年の2歳リーディングはディープインパクトの独走でしたが、今年は新種牡馬であるダイワメジャーの健闘で最終週までもつれ込みそうです。それだけでもダイワメジャーに喝采を贈りたいところです。


(つづく)