阪神JFの出走馬(18頭)が確定しました。

抽選対象となっていた馬の中から、アナスタシアブルー、ガーネットチャーム、ジョワドヴィーヴル、スイートスズラン、ナオミノユメ、マイネボヌールの6頭が見事に抽選を突破しました。

この結果を喜んでいる人はかなり多いのではないかと思います。POGで1番人気のジョワドヴィーヴルが入っているからで、指名した人だけでなく、いわゆる穴党もシメシメと思っていることと思います。

確定した出走馬は以下の通りです。

〇アイムユアーズ(父ファルブラヴ)
〇アナスタシアブルー(父ファルブラヴ)
〇アラフネ(父クロフネ)
〇アンチュラス(父ディープインパクト)
〇イチオクノホシ(父センノロブロイ)
〇エイシンキンチェム(父フジキセキ)
〇エピセアローム(父ダイワメジャー)
〇ガーネットチャーム(父ファルブラヴ)
〇サウンドオブハート(父アグネスタキオン)
〇ジョワドヴィーヴル(父ディープインパクト)
〇スイートスズラン(父シンボリクリスエス)
〇トーセンベニザクラ(父ダイワメジャー)
〇ナオミノユメ(父ジャングルポケット)
〇ファインチョイス(父アドマイヤムーン)
〇プレノタート(父ジャングルポケット)
〇マイネボヌール(父ロージズインメイ)
〇ラシンティランテ(父アグネスタキオン)
〇レディーメグネイト(父ファスリエフ)


目立つのはファルブラヴ産駒の3頭で、次いで、ディープインパクト、ダイワメジャー、アグネスタキオン、ジャングルポケットの各2頭です。

今年の馬券戦略の第1回では、芝1400m以下の勝ち馬は思い切って消去し、芝1600mと1800mの勝ち馬だけを残すことにしました。これを確定した出走馬と重ねてみましょう。


<芝1600m>
○アナスタシアブルー(父ファルブラヴ)2戦1勝
○エピセアローム(父ダイワメジャー)3戦2勝
○サウンドオブハート(父アグネスタキオン)2戦2勝
○ジョワドヴィーヴル(父ディープインパクト)1戦1勝
○スイートスズラン(父シンボリクリスエス)1戦1勝
○トーセンベニザクラ(父ダイワメジャー)4戦2勝
○マイネボヌール(父ロージズインメイ)4戦1勝
○ラシンティランテ(父アグネスタキオン)3戦2勝
(8頭)

<芝1800m>
※なし

ということで、この時点で8頭に絞られました。この中から1戦しか経験していない馬を消去すると次の6頭が残ります。

○アナスタシアブルー(父ファルブラヴ)2戦1勝    (10月)
○エピセアローム(父ダイワメジャー)3戦2勝      (6月)
○サウンドオブハート(父アグネスタキオン)2戦2勝  (8月) 
○トーセンベニザクラ(父ダイワメジャー)4戦2勝   (7月)
○マイネボヌール(父ロージズインメイ)4戦1勝    (8月)
○ラシンティランテ(父アグネスタキオン)3戦2勝   (8月)


1戦しかしていない馬はジョワドヴィーヴル(父ディープインパクト)とスイートスズラン(父シンボリクリスエス)の2頭ですが、ジョワドヴィーヴルは5月生まれで420kgの小柄な馬ですので、この時期のGⅠレースは荷が重いと見るのが普通です。また、スイートスズランは走らないことで定評のあるシンボリクリスエス牝馬で、新馬戦でも10番人気という評価でした。もし、この2頭が上位に来るようならば、今年の2歳牝馬のレベルはかなり低いと言うことになります。


ジョワドヴィーヴルの血統的なポテンシャルを評価する向きもありますが、父はサンデー系で、母も日本で走った馬ですので、姉がブエナビスタでなければ今の日本では特別な良血とは言えません。この程度のちがいならば経験の方を優位と見るのが普通で、穴馬なら馬券の対象になりますが、かなりの人気になるようですので消去する方が賢明です。


残った6頭をどう順位付けするかですが、もう1つの指標としては早熟度です。具体的にはデビューした時期で、現時点では10月にデビューしたアナスタシアブルー以外の5頭を最終候補とします。


(つづく)