今週は女性カメラマンのNさんと「300円予想ゲーム」をしている。1レース300円で合計10レースの馬券を購入し、その配当金額の多寡で勝ち負けを決めるというゲームだ。


土曜日が終わった時点で、僕は4戦1勝で配当は980円、Nさんは4戦0勝で配当は0円だった。


「来週からはどんなゲームをするの?」

とNさん。


「来週は、合計10レースのうち、本命を5レース、穴を5レースにしようかと思ってるんだ」

と僕が応えた。


本命レースは3番人気以内の馬を軸に、穴レースは4番人気以降の馬を軸にするゲームだ。


これまでは金額を限定したために堅い馬をねらうケースが多かったが、ゲームだからもっと遊びを入れた方が面白いと思ったからだ。


「じゃあ、今日は少し穴をねらってみようかな」

とNさん。


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Nさんは、いつものようにタキオン産駒が出走するレースから「予想ゲーム」のレースを選択する。


今日は3場で合計13レースにタキオン産駒が出走するが、その中からWIN5対象外の6レースを選択にした。


◆8月28日(日)

<新潟>

○7R 3歳上500万下 牝ダ1200m:キッズチェイサー

<小倉>

○6R 3歳未勝利 ダ1700m:サンダーストラック

→初戦で2着した素質+1700m+小倉得意の鮫島騎乗と条件が揃った。
<札幌>

○2R 3歳未勝利 牝ダ1700m:ヴァレノーヴァ、ウィンディバレー、ヴィーヴァタキオン、コモレビ

→福永が騎乗するモハメド殿下のヴァレノーヴァが軸。初ダートのコモレビも圏内。
○4R 3歳未勝利 ダ1700m:スズカセクレターボ

→ダートに戻り、距離延長でチャンス。
○5R 2歳新馬 芝1800m:ウィンミーティア

→強敵揃うが、複勝とワイドなら。
○9R 2歳OP クローバー賞 芝1500m:ラテンファンク

→距離延長+福永騎乗はプラス。
○10R 白鳥大橋特別 ダ1000m:ハッピーダイアリー

→スタート5分なら好勝負。


「小倉6R、札幌5R、札幌9Rは4番人気以下だと思うわ」

とNさん言った。そのレースで来週からの予行練習をするようだ。


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僕は残り6レースあるので、WIN5の対象レースと札幌1Rの2歳未勝利(芝1800m)を「予想ゲーム」に選択した。


○札幌1R 2歳未勝利 芝1800m

→このレースで過去の新馬戦のレベルを占うことができる。


実際のWIN5では以下のように購入した。


○小倉10R:05
→和田騎手が選択したサトノパンサーの1点。

○新潟10R:03、06、13
→時計上位の3頭。

○札幌11R:08
→時計+実績上位のカレンチャンの1点。

○小倉11R:03、08

→展開で03、実績で08の2頭。
○新潟11R:02、03、04、05、07

→ハンデ戦で混戦模様。


Nさんとの「予想ゲーム」は1レース300円なので、馬券は以下のような予定だ。


○小倉10R:05から馬単3点
○新潟10R:03、06、13の馬連ボックス
○札幌11R:08から馬単3点
○小倉11R:03、08の単勝+馬連
○新潟11R:02、03、04、05、07の中の2頭を軸に3連複


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今日の最初は札幌1Rの2歳未勝利戦で、僕の選択レースだ。


「前走の新馬戦のレベル比較ができるレースだね」

と僕が出馬表を見ながら言った。


ベストディール、マカハ、ダローネガ、ファインチョイス、ゴールドシップが勝った新馬戦に出走していた馬で、少頭数だが人気もかなり割れている。


馬券は、ファインチョイスの新馬戦に出走し、血統的にも札幌1800m向きの5番エムケージャックを軸に、4番スペリオビーン、6番セイクレットレーヴ、7番マイネルサムアップへの馬連にした。


→札幌1Rは、1番人気の6番セイクレットレーヴ(父アドマイヤムーン)が勝ち、2着は2番ツヨシノブルーム、3着は3番ゾクゾクだった。


「1・2着はベストディール、3着はマカハの勝ったレースの馬だったね」

と僕がレースビデオを見ながら言った。


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次は札幌2Rで、タキオン産駒のヴァレノーヴァ、ウィンディバレー、ヴィーヴァタキオン、コモレビが出走する。


「4頭の中ではコモレビが人気だけれど、1Rで松岡騎手が落馬したからね」

と僕が言った。


「久々だけれど、福永騎手が騎乗するモハメド殿下のヴァレノーヴァをねらうわ」

とNさん。8番人気なので「穴ねらい」の対象になる。


馬券は、ヴァレノーヴァの単複と、コモレビとのワイドにしたようだ。


→札幌2Rは、3番人気のメジロマリシテン(父メジロベイリー)が勝ち、2着は12番ディアエスペランサ、3着は13番ケージーアミーガだった。


「メジロの馬が勝ったし、菅原騎手は初勝利だったから許してあげるわ」

とNさん。


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次は札幌4Rで、タキオン産駒のスズカセクレターボが出走する。


「前走は13着なのに、2番人気になっているわ」

とNさん。つまり、ドングリの背比べといったメンバーだ。


「じゃあ、少し人気薄をねらうわ」

とNさん。


馬券は、スズカセクレターボから、4番メンデルスゾーン、6番ハヤブサアビオン、12番アカウンタビリティへのワイドにした。


→札幌4Rは、4番人気のスズカセクレターボ(父アグネスタキオン)が勝ち、2着は11番アドマイヤジャコモ、3着は7番ダノンスプリームだった。


「直前で人気が下がったから単勝でよかったのね」

とNさんがため息をつきながら言った。


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次は札幌5Rの2歳新馬戦で、タキオン産駒のウィンミーティアが出走する。


「ここは完全に応援馬券にするわ」

とNさん。


馬券は、ウィンミーティアの単複と、1番人気の2番マイネルエクレウスへのワイドにした。


→札幌5Rは、1番人気のヴィルシーナ(父ディープインパクト)が勝ち、2着は6番ゴールデンクラウン、3着は9番ロードエストレーラで、タキオン産駒のウィンミーティアは差のない5着だった。


「ウィンミーティアはまずまずのレースだったけど、マイネルエクレウスはがっがりね」

とNさん。


マイネルエクレウスはマイネルの1番馬と評判だったが、騎手の乗り替わりが敗因とは思えないような惨敗だった。


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Nさんが札幌10Rから新潟7Rに指名レ-スを変更した。


「札幌は馬券が難しそうだし、新潟は武さんの馬を相手にすればいいからね」

とNさんが言った。主だった騎手が札幌に遠征していて、新潟にはこれといった騎手がいない。


「確かにそうだね。武豊の馬はいいねらいかもね」

と僕が続けた。


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次は小倉6Rで、タキオン産駒のサンダーストラックが出走する。


「4倍台の2番人気だね」

と僕が出馬表を見ながら言った。


馬券は、1番人気をはずし、サンダーストラックから1番ダイヤモンドアロー、5番タマモルーキー、16番ホッコーロブロイへの馬単にした。


→小倉6Rは、1番人気のワンダースピンドル(父ボストンハーバー)が勝ち、2着は5番タマモルーキー、3着は1番ダイヤモンドアローだった。


「相手の選び方はよかったのにね」

とNさん。サンダーストラックは初戦と同じように外からまくっていったが、直線で脚が止まってしまった。


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次は新潟7Rで、タキオン産駒のキッズチェイサーが出走する。


「ここは武さんの馬との組合せね」

とNさんが言った。


馬券は、キッズチェイサーの単勝と、5番ナムラエメラルドとの馬連とワイドにした。


→新潟7Rは、1番人気のウエスタンハピネス(父テイエムオペラオー)が勝ち、2着は13番人気のデンファレ、3着は3番人気のキッズチェイサーだった。


「1番人気は初ダートだったから切ったけど、仕方ないわ」

とNさんが言った。


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次は札幌9Rのクローバー賞で、タキオン産駒のラテンファンクが出走する。


「オメガホームランが圧倒的な人気で、他は横一線だね」

と僕が出馬表を見ながら言った。


「オメガホームランはいい枠に入ったし、心配は中1週だけだね」

と僕が続けた。


「ラテンファンクは福永騎手と距離延長に期待するわ」

とNさん。


馬券は、ラテンファンクの単勝と、ラテンファンクからオメガホームランとエクソプラネットへの馬連にした。


→札幌9Rのクローバー賞は、2番人気のマイネルロブスト(父ゼンノエルシド)が勝ち、2着は5番人気のニシノスタイル、3着は1番人気のオメガホームランだった。


「ラテンファンクはいいレースだったけど、最後は力負けね」

とNさん。上位4頭はどれも牡馬ばかりだった。


「マイネルの馬が勝ったけど、この馬だけだからね」

と僕が言った。


サラブレッドクラブ・ラフィアンの2歳馬は先週までに35頭が出走したが、1勝したのはマイネルロブスト1頭だけだった。


「あーあ、今日も全敗よ」

とNさんがケラケラ笑いながら言った。


今日は穴ねらいをしたせいもあるが、「300円予想ゲーム」は10戦全敗に終わった。


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これからWIN5の対象レースが始まるが、僕の「予想ゲーム」は以下のような馬券にした。


○小倉10R:05から馬単3点
→5番サトノパンサーから、2番ワールドブルー、3番デンコウオクトパス、10番ハードダダンダンの馬単


×1着は3番デンコウオクトパスで、5番サトノパンサーはハナ差の2着だった。


○新潟10R:03、06、13の馬連ボックス

→3番アスカクリチャン、6番ヒシカツジェームス、13番ラインジェシカの馬連ボックス


×1着は3番アスカクリチャン、2着は9番オルトリンデで、6番ヒシカツジェームスはハナ差の3着だった。


○札幌11R:08から馬単3点
→8番カレンチャンから、10番アンシェルブルー、11番レジェトウショウ、12番パドトロワへの馬単


×1着は8番カレンチャン、2着はビービーガルダンで、12番パドトロワはハナ差で3着だった。


○小倉11R:03、08の単勝+馬単

→3番トーホウオルビスの単勝と8番インバルコとの馬単マルチ


×1着は10番フサイチセブン、2着は半馬身差で3番トーホウオルビス、3着は8番インバルコだった。


○新潟11R:02、03、04、05、07の中の2頭を軸に3連複
→5番ナリタクリスタルと7番タッチミーノットの2頭軸で、2番エオリアンハープ、3番セイクリッドバレー、4番ヤマニンキングリーへの3連複


×1着は5番ナリタクリスタル、2着は9番サンライズベガ、3着は3番セイクリッドバレーだった。


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「しかし、あきれるぐらいにハナ差で負けちゃったね」

と僕が笑いながら言った。


「予想ゲーム」はすべてはずれ、結局、10戦1勝(配当980円)で終わった。


WIN5も初戦でハナ差負けし、新潟10Rと札幌11R、新潟11Rは的中したが、小倉11Rは半馬身差の2着だった。


「ゴール前は3回ぐらい腰が抜けたね」

と僕がため息をつきながら言った。


Nさんは自分の「予想ゲーム」はすべてはずれたが、新潟記念は武豊の単勝が的中した。


「午後は武豊の単勝をずっと買っていたからね」

とNさん。


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僕は札幌12Rの阿寒湖特別の3連複(2,960円)が的中した。


「このままじゃ終われなかったからね」

と僕が言った。


「でも、おかしいわ。馬連の方が高いじゃない」

とNさん。馬連は3,050円だったが、夏得の分だけ高くなったようだ。


「来週から9月で、予想ゲームも変わるのね」

とNさん。


合計10レースで、1レース300円は変わらないが、本命の5レースは3番人気以内の馬を軸に、穴の5レースは4番人気以降の馬を軸にするゲームだ。


「来週は新潟と小倉で2歳Sがあるね」

と僕が言った。


僕たちのタキオンPOGもこれからが佳境だ。


(FIN)