GⅡ京都新聞杯とダービー指定OPのプリンシパルSの出走馬が確定しました。


GⅠNHKマイルCを含めて、トリプル登録、ダブル登録の馬が多かったため、出走馬が確定しない段階では検討が不可能でした。


出走馬の顔ぶれを見ると、京都新聞杯の方にいいメンバーが揃いましたが、レース展開や馬券はプリンシパルSの方が面白いかもしれません。



<京都新聞杯>

1番人気はレッドデイヴィス(父アグネスタキオン)でしょうが、どのぐらいのオッズになるかが注目です。2200mは初めてですが、アグネスタキオン×トニービンという配合ですので、特に問題はありません。調教の動きもよく、相手探しの1戦と言ってよいと思います。


2番手候補は多数いますが、1勝馬は2着に入ってもダービーには出走できません。2勝馬はぎりぎりか、抽選対象になりそうですが、ここを最終関門と考えてレースに臨むと思います。


2勝馬は、クレスコグランド(父タニノギムレット)、コスモヘイガー(父グラスワンダー)、サウンドバスター(父ヘクタープロテクター)、サンビーム(父ネオユニヴァース)、レッドセインツ(父ディープインパクト)の5頭ですが、1勝+重賞2着のユニバーサルバンク(父ネオユニヴァース)を加えた6頭が相手候補になります。


6頭の比較では、経験を重視するか、勢いを買うかですが、経験ではユニバーサルバンク、勢いではクレスコグランドとサウンドバスターの2頭です。


順番は以下の通りです。


◎レッドデイヴィス

〇ユニバーサルバンク

▲クレスコグランド

△サウンドバスター


馬券は、◎から3頭への馬単と、4頭ボックスの3連単です。



<プリンシパルS>

18頭中、2勝馬は8頭、1勝馬が10頭に、地方2勝+中央1勝のダブルオーセブンという顔ぶれです。


1着以外はダービーの出走権も賞金の加算もありませんので、すべての馬が1着をねらうレースとなります。ポイントとなるのはトリッキーな東京2000mのレース展開と騎手の判断で、経験のある関東の騎手と外国人騎手との闘いになりそうです。


1番人気はC.ウィリアムズが騎乗するトーセンレーヴ(父ディープインパクト)でしょうか。 しかし、連闘で2週連続の輸送競馬となりますので、よほど力が抜けていないと勝ち切るのは難しいように思います。


N.ピンナが騎乗する2勝馬のムスカテール(父マヤノトップガン)は人馬とも初めてのコースですので、厳しいレースになると思われます。


関東の騎手が騎乗する2勝馬は以下の通りです。


〇カフナ(父キングカメハメハ):後藤

〇サトノオー(父ディープインパクト):横山典

〇タカオノボル(父ネオユニヴァース):吉田隼

〇ダノンシャーク(父ディープインパクト):三浦皇

〇ダブルオーセブン(父ダイタクサージャン):蛯名

〇ターゲットマシン(父ディープインパクト):田中勝

〇ディープサウンド(父ディープインパクト):柴田善

〇ヒラボクインパクト(父ディープインパクト):北村宏


最初に脱落するのは2勝ともダートのタカオノボル、距離が延びて成績が上がらないダブルオーセブンの2頭で、残りの6頭中5頭がディープインパクト産駒で、1頭がキングカメハメハ産駒です。


6頭のうち、東京コースで勝ったことのないカフナとダノンシャークを除く4頭が最終候補となります。


順番は以下の通りです。


◎ヒラボクインパクト(父ディープインパクト)

〇ターゲットマシン(父ディープインパクト)

▲ディープサウンド(父ディープインパクト)

△サトノオー(父ディープインパクト)


1勝馬の中では、スプリングSで3着し、皐月賞に出走したステラロッサ(父ハーツクライ)が最上位ですが、連対候補の1頭までで、勝ち切ることのできるタイプではないように思います。


(つづく)