ESを書く前に
企業との接点の本格的なスタートがES(エントリーシート)です。
ESが上手く書けると、その先の展開がスムーズに運びます。
ただ、準備不足で臨むと、自分の持っているアピールポイントが十分相手に伝わらず、残念な結果になってしまいます。
3月1日以降になると、多くの企業でESの受付を開始します。もう既に受付を開始している企業も少なくありません。そのタイミングで何を書こうかと考えていると、出遅れる可能性がありますので注意が必要です。
と言っても、どんな内容を問われるのか分からない段階で、準備も何もあったものではありませんね。
でも、そのような状態でも準備は出来ます。
ESのテーマは大きく分けて3種類です。
1番目のテーマは応募者自身について、2番目のテーマは応募する企業や業界について、3番目はその他です。その他と言っても、結局は1番目か2番目のグループに属する質問なのですが、直接的な質問や課題ではないので、難しく感じます。
採用活動とは、応募者と企業とのマッチングを確認する作業なので、それ以外の情報は必要ないのです。一見関係なさそうに見える質問でも、その企業にとっては、1番目か2番目の内容に関連します。
つまり、この段階では、これまで行って来た自己分析や企業研究について、ESを書くことを想定しながら、自分なりにまとめていくことが準備の中心となります。
どのような内容を聞かれるかにつては、過去の出題事例が載っている参考書やネット情報で確認できます。ただし、あくまでも参考です。入試ほどではないですが、毎年、変わってくることを想定しておきましょう。
書き方の基本については、就職ナビに掲載されています。このブログでも少しは紹介しています。良ければ参考にして下さい。
自己分析や企業研究を深めていくには、なぜなぜ?質問が効果的です。自分自身になぜなぜ?と問いかけていくのです。自分の長所は?なぜそう考える? その企業を志望する動機は?なぜそうなのか? 何度もなぜ?を繰り返し、本質を見極めます。それがあなたの就活の軸になるのです。
この作業を就活のスタート時点でしっかりと行っておくと、その先の展開が変わって来ます。
就活の軸が定まり、ストーリーが出来て、それを企業目線でまとめれば、素晴らしいESになることでしょう。
いつも言っていることですが、就活は合うか合わないかです。いくら良いESが書けたと言っても、合わない企業に応募したのではパスしません。ですから、ESを送って次のステップに進めなかったとしても、それはあなたに合わない企業だったということだけで、何も気にすることはありません。考えが十分でなかった点はないか、自分の考えを深めることはできているかなど、常に振り返ることは大切ですが、合う企業が見つかるまで、送り続ければ良いのです。