[就活情報!]  大卒有効求人倍率(その2)

 

 

ケース別で、以下のような考え方、対応があると思います。

 

 

< 大企業を第一志望にしていて大企業にしか就職するつもりは無い方が、残念ながら6月1日前後でお祈りメールしか来なかった場合 >

 

大企業の総求人数の1割程度は、欠員補充等で8月くらいまでは再募集(秋採用とかの名目で)の可能性があります。ただし、海外へ行っている留学生、大学院入試後の進路変更、たまたま縁がなかっただけで自社とのマッチングが非常に良い人、パイプ、コネクションのある人、などが対象になるケースが多いので、普通の属性の就活生が該当するケースはあまり多くはありません。

 

したがって、どうしても大企業というのであれば、希望業界の総合職以外の職種を選択するか、これから採用活動が本格化する流通、サービス業にターゲットを絞るか、キャリアアップできそうな企業に就職して、転職を目指すか、などの選択肢があります。

 

 

< 準大手、中堅企業も視野に入れている場合 >

 

準大手、中堅企業では、大手の決着を待ってから本格的に選考を開始します。

とはいえ、0からスタートする訳ではなく、すでにエントリーシート合格者で面談を済ませている人の中から最終に向かう人を整えて行きます。そういう意味では大手とほぼ同じペースですが、大手に流れる人を想定しながら選考を進めていきます。企業によっては、内定辞退を気にせず大手と同じペースで進める企業、しっかりと抱え込める自信のある企業など、状況は様々ですから、個別に対応していく必要があります。

 

面談、選考の連絡をもらっている人は、スケジュール管理を怠らず、第二志望だからといって適当な扱いは禁物です。

 

第一志望の結果が来ないうちに内定が出るケースもありますが、誠意を持って対応すれば、第一志望の合否結果を待ってくれる場合もあります。

 

絶対に忘れてはいけないのは、準大手、中堅企業でも、ダメな時はダメだということです。選考基準も大手と大きく変わるものではありません。また、採用人数が少ない場合もあります。

 

選考に残っている場合は、出来るだけ持ち駒を減らさないようにしましょう。

 

 

< 持ち駒が少ないか無くなり、これから再構築する場合 >

 

中小企業も視野に入れましょう。

 

中小企業を志望している就活生は約10万人。それに対する求人は40万人もあります。大卒有効求人倍率は何と4倍です。

 

とはいえ、中小企業と言っても様々で、統計では従業員5名以上300名未満となっています。また、企業数も多いとなると、どこから手をつけて良いかなかなか分かりません。

 

そこで、財務体質がよく経営基盤が安定している、30年以上の社歴がある、グローバルに展開している、ユニークな製品・商品を扱っている、その世界では高い評価を受けている、などの会社の中から、面白そうだと思うところにアプローチするというのは如何でしょうか?

 

中小企業は採用数が少ないので、有効求人倍率が示すほど簡単ではありませんが、企業数も多いので、何処かで合うところ、面白そうだと思うところが必ず見つかると思います。

 

 

このブログやツイッターで何度も申し上げていますが、私は就活は出会いだと思っています。

就活生が優秀かそうじゃ無いか、企業規模が大きいか小さいか、で決まるものではなく、

 

合うか合わないか

 

なんだと思います。

 

大きな組織の大企業では、決められたことを決められたとおり、確実に高い精度で遂行することを求められます。

給与の高い企業では、寝食を忘れて仕事をすることが必要になるでしょう。

カリキュラムの整った教育制度のある会社では、当然にそのコストに見合うアウトプットを出さなければなりません。

和気あいあいと仕事をしたいのであれば、企業規模は気にしないほうが得策です。

自分のしたいことを成し遂げたいのであれば、その内容に合った企業規模があるはずです。

 

 

自分は何をしたいのか、どのように働きたいのか、どう生きていきたいのか。それに合うフィールドを用意してくれる企業、それがあなたに合う企業なんじゃ無いでしょうか。

 

 

いつも応援しています!