HPVワクチンの最新動向について書きます。

 

HPVワクチンの基本的な知識についてはみんパピのHPを見てください。こちらは女性向けです。優秀なお医者さんたちがボランティアで情報発信をしているので女性向けの情報は非常に充実しているのですが、男性向けの記事は古い上に必要十分な内容が書いてありません。

 

簡単に説明すると、HPVワクチンは女性しか発症しない子宮頸がんだけでなく、男性でも発症する中咽頭がん(のどのがん)や肛門がんなどを防いでくれるワクチンです。

 

HPVワクチンには、2価と4価と9価の3種類があります。男性のがんを含めた幅広いがんを予防してくれるのが9価のHPVワクチンです。自費でも公費でも女性でも男性でも◯価のHPVワクチンは全く同じものが使用されます。

 

2価と4価と9価の中では、9価のHPVワクチンが最も効果が高いと考えられていますが、9価のHPVワクチンは自費で接種する際は2価と4価のHPVワクチンよりも費用が高いです。

 

9価のHPVワクチンは自費で接種する場合は2価と4価のHPVワクチンよりも値段が高いのですが、結論から言うと男女ともに9価のHPVワクチンを接種した方がいいです。パートナーがいる女性はできれば性的な交渉を持つ前に男性にも接種してもらったほうがいいです。

 

女性だけでなく男性に対してもHPVワクチンが定期接種の対象になっているオーストラリアでは、これから15年ほどで子宮頸がんが撲滅されると予想されています。男女ともにHPVワクチンを接種すれば、男性のがんだけでなく女性に発症する子宮頸がんなどを大幅に減少させることができるということが分かっています。これについては後で説明をします。

 

それに対して、女性のみが接種対象になってしかも一時的に接種対象者の女性への接種率が激減した日本では、年間で3000人近い女性が子宮頸がんで命を落とすと推計されています。

 

がんを切除しても後遺症が残ることがあります。手術が成功してもリンパ浮腫や排尿障害になってしまうとQOLが大きく下がってしまいます。後遺症についてはこちらの記事を読んでください。

 

 

 

 

男女共通のがん、男性のみが発症するがんとその効果についてはこちらのパーソナルヘルスクリニックが最新のいいまとめを書いています。男性についての情報の更新はみんパピよりも速いです。

 

つまり、HPVワクチンは男女ともにがんを防いでくれるワクチンです。子宮頸がんや咽頭がんは若い年齢でも発症します。若い時に発症したがんは非常に進行が速いです。若い年齢で発症したがんは気づいたときには手遅れになっている、という可能性が高くなってしまいます。

 

現代では人類の夢であったがんの発症を予防してくれるワクチンが存在しています。これを知っているのと知らないのでは、その人のQOLと寿命に大きな差が付いてしまいますが、国も専門家である医者も情報発信が下手くそすぎて必要な人達のもとに正確な情報が届いていません。だから中卒の僕がこのような記事を書いています。面倒くせえ。

 

今の時点ではHPVワクチンについて素人が自力で正確かつ有用な情報を得るのはまず無理ですが、誤情報にまどわされないようにしましょう。僕が書く内容にはすべてソースを付けています。このうちのいくつかはHPVワクチンの専門家の中でも有名な専門家のXをソースにしています。

 

まともな医師はSNSでの個別の医療相談には対応していませんが、僕がこのブログで誤情報を流していたらお医者さんは烈火のように怒ります。僕が書いている内容がおかしいと思ったらいつでも通報してください。

 

東京でのシルガード9の平均的な接種費用は1回あたり3万円から4万円程度です。男性とキャッチアップ年代を過ぎた女性は接種が自費になります。自費でワクチンを接種する場合、初診料には保険が効きません。そのため、1回も行ったことがないクリニックでワクチンを接種する際は初診料としてプラス3000円ほどの費用がかかります。

 

男性が自費で接種する場合は自分でクリニックを探す必要がありますが、シルガード9を女性限定にしているクリニックがたくさんあります。予約が取りやすくて費用が安くて男性可のクリニックを自力で探すのはなかなか大変です。

 

僕は接種費用が当時27500円と、東京では破格の値段だったあるクリニックを見つけて、メールで男性も可能かどうかを問い合わせてから予約をして新木場まで行ったことがありますが、受付で「男性は接種できない。日本中どこのクリニックに行っても男性は9価のHPVワクチンを接種できない」と間違った説明をされて接種ができませんでした。マジクソです。

 

2価と4価と9価のHPVワクチンにはそれぞれ名前がありますが、現時点ではそれぞれのワクチンの正確な名前は現場の医療従事者でも把握していないことがあります。男性が初回の接種を希望する場合にはメール等で問い合わせをする時は「私は◯歳の男性です。2価や4価のHPVワクチンではなくて、9価のHPVワクチンの接種を希望します。◯歳の男性で、9価のHPVワクチンの接種は可能ですか?」などと書くといいでしょう。

 

現時点で日本国内で承認されている9価のHPVワクチンはシルガード9です。シルガード9が承認される前はガーダシル9という、日本では未承認ですがワクチン先進国のアメリカなどで承認されていたガーダシル9というHPVワクチンが流通していました。シルガード9が承認される前は男女ともにシルガード9を接種するという以外の選択肢はなかったのですが…

 

ここはややこしいのでお酒を飲んでいない時にまとめます。

 

僕のおすすめはKARADA内科クリニックです。渋谷と五反田にクリニックがあって、初診料は3,300円、9価のシルガード9は1回あたり30,800円と東京ではかなり安い値段になっています。インフルエンザまたはコロナワクチンを最初に接種する場合は初診料が無料になります。インフルエンザまたはコロナワクチンを接種した後にシルガード9を接種する場合は3,300円の初診料が必要ありません。※

 

予約は非常に取りやすくて当日でも予約枠がある日が多いです。もちろん、男性でも接種できます。僕の問診をした先生は男性で47歳の時に接種をしたと言っていました。

 

https://x.com/tiger_F_cheng_/status/1685191943335399424?s=20

 

あ、過去のツイートを見たら正確な先生の年齢は48歳でした。

 

(※の訂正)

初診料が必要ない場合でも1回目の接種の時は診察料が必要になるみたいです。それから、自費診療扱いなので初診料or診察料には消費税がかかります。ワクチンを接種できたことが嬉しくて支払いの時に値段を見ていなかったので気が付きませんでした。

 

インフルor新型コロナウイルスのワクチン以外は初診ではなくても診察料がかかるようです。時間がある時に問い合わせてみます。

 

基本的には異なるワクチンを接種する場合は2週間の間隔を開けるように推奨されています。ワクチンで生じるほとんどの副反応は2週間以内に起こることが知られています。今のワクチンは昔と違って安全性が非常に高いのですが、2週間以内に複数のワクチンを接種した場合に万が一重篤な副反応が起きた時はその副反応がどちらのワクチンで生じたのか分からないので、どちらのワクチンも接種できなくなってしまいます。よほどの理由がない限り2週間以上開けた方がいいです。

 

接種間隔についてはお医者さんに相談してください。

 

インフルエンザワクチンと新型コロナウイルスワクチンについては同時接種が可能だと厚生労働省がアナウンスしています。もちろん強制ではないので不安な人はお医者さんに相談するか、接種間隔をずらしましょう。

 

https://x.com/MHLWitter/status/1712664928002474469?s=20

 

僕は同時接種は嫌です。理由は、単純に注射が嫌いだからです。1日に2回も注射をするのは耐えられません。

 

どのワクチンも接種してから十分な抗体価が付くまでに時間がかかります。接種したその日に合体してしまうと意味がないです。9価のワクチンを接種してからどれくらいで十分な抗体価が付くのかということに関してはクリニックで聞いてください。論文を探せば出てくるとは思うんですけど、そこまでやるモチベは僕にはないです。

 

東京都では男性接種の支援を検討すると報道されています。都議会は閉会したので支援が決定したというわけではないです。

 

 

男性でキャッチアップの対象になれば女性と同じように、自費で接種した分の支援がある可能性が高いです。厚生労働省のHPを見ると女性のキャッチアップ世代で自費で接種した分は2価と4価のみで9価については書いていないですが、大阪市のHPを見ると9価のHPVワクチンも払い戻しの対象になっています。接種した際の領収書は捨てないで取っておくといいです。このことを知っていれば支援が決定する前に自費でワクチンを接種して払い戻しを受けることができます。僕ですか?男性への接種の支援が検討されるという報道が出る前に接種をしたので領収書はとっくの昔に捨てました!ガハハ!!!

 

 

 

 

日本産科婦人科学会にもHPがあって、みんパピは医師の団体が啓発活動をやっているんですけど、この両方を見ても最新の情報は手に入りません。HPVワクチンの接種率が上がらないのはそういうところです。Xではメディアが偏った報道をしたせいだと悲憤慷慨している医者がたくさんいますが、「がん」は医者自身です。なんで情報を1箇所に集約しないんでしょうか?

 

女性で接種とキャッチアップ接種の対象であれば9価のHPVワクチンを無料で接種することができます。HPVワクチンは接種する前に感染してしまったHPVに対しては効果がありません。男女ともに性的なデビューをする前に接種しないと効果が下がってしまいます。

 

https://x.com/Amamino_Kurousa/status/1707307813674848463?s=20

 

もちろん、性的なデビューをした後でも効果があることが分かっています。HPVワクチンにはがんそのものを予防する効果があることも分かっています。こちらはみんパピに詳しい解説が載っています。

 

 

 

 

 

WHOはHPVワクチンは1回の接種でもそれなりに効果があるというリリースを出しています。

 

https://x.com/ayako700/status/1513524033400487937?s=20

 

イギリスでは2024年から男女ともに1回の接種に移行します。

 

https://x.com/Amamino_Kurousa/status/1671448876463652866?s=20

 

イギリスのように「1回のみでいい」、というのはおそらく条件付きです。男女ともに接種率が高くて性的なデビュー前に多くの人が接種していれば1回でも高い効果が期待できますが、そうでない場合は1回では足りない可能性がありますが、3回は必要なさそうです。

 

これは自費で接種する人たちにとってはいいニュースです。1回or2回でも十分な効果があるだろうということが分かっているので、自費で高額なお金を払って3回目を接種するメリットは小さくなります。もちろん、お金に余裕があれば3回目の接種をした方がいいです。

 

HPVワクチンが予防してくれるヒトパピローマウイルスはいわゆる性病です。パートナーのどちらかしか接種をしていないとピンポン感染をしてしまいます。

 

 

 

人類はパートナーを頻繁に換えるので自国内のデータだけで論文にするのは簡単ではないですが、男女ともに接種をした方が効果が高い9価のHPVワクチンがカバーしてくれる各種のがんの発症率はおそらく低くなります。

 

これを自国内のデータではなくて、国際的な比較で証明するのは手法としては簡単ですが倫理的に大きな問題があります。男女ともに接種している国と、女性だけが接種している国のがんの発症率を比べればいいだけです。イギリスは前者を選択しましたが、日本は後者を選択しました。優秀な9価のワクチンの効果を考えると結果は目に見えています。

 

イギリスでは男女ともに1回だけの接種に移行しますが、日本は女性だけに3回の接種をするという選択肢を選びました。1人あたりの平均接種回数はイギリスは1回ですが、日本は1.5回です。イギリスよりも日本の方が費用が高くなってしまいますが、おそらくイギリスの方ががんの発症率は低くなります。厚生労働省も政治家も医者もまじでバカだよね。日本はイギリスよりもお金をかけて、若い世代の健康と命を差し出して間違った方向に進んでしまいました。

 

数字には生身の人間の健康や生き死にが関わってきます。専門家であるお医者さんたちにはもうちょっと頑張って欲しいですが、日本においては医師という職業の先行きは明るくないのでしょうがないかなあという気もします。

 

そういう国になってしまったのでしょうがないです。勉強をして自分と自分の家族の健康は自分で守るしかないです。

 

イギリスでは接種の対象年齢は12歳からですが、みんパピのHPでも詳しく解説されているようにHPVワクチンの予防効果は長く継続することが分かっています。

 

 

女性だけでなく男性への接種も進んでいるオーストラリアでは、2030年までに子宮頸がんが撲滅されると予測される、という論文がLancetに掲載されました。論文が掲載されたのは2018年です。

 

https://x.com/obgyntommy/status/1353126126198034435?s=20

 

 

さらに、オーストラリアでは9価のHPVワクチンが2018年から定期接種の対象になっています。

 

https://x.com/NicholasRennick/status/1577277085516673026?s=20

 

イギリスは見切り発車で男女ともにHPVワクチンを1回接種に移行したわけではなく、オーストラリアなどで積み重ねられたエビデンスに基づいて政策が決められています。

 

また新しい情報が出てきました。イギリスのNHSは「イギリスでは2040年までに子宮頸がんが撲滅される」と宣言しました。これは日本でも大きく報道されるべき大ニュースなんですけど、日本の記者のほとんどはド文系で、ド文系の記者でも理解できるような広報をやらないといけないお医者さんたちは広報のど素人です。広報のど素人の集まりであるみんパピがHPVワクチンの広報をやるやるっていっていますが、みんパピも広報をやる気も広報をする能力もない凡人たちの集まりなのでこういう大ニュースが出ても誰もHPを更新しようとしません。HPVワクチンの接種率が激減したのはこういうところなんだけど、まあしょうがないですわ。僕は救える人だけ救います。

 

 

 

https://x.com/tak53381102/status/1724789186849566880?s=20

 

 

HPVワクチンは、発症予防効果が半年も継続しない新型コロナウイルスのワクチンとは違って超優秀で長く継続することが分かっています。

 

もちろん、ワクチンの発症予防効果はウイルスの性質によって大きく変わってきます。新型コロナウイルスの基本再生産数(=何も対策をしていない場合のそのウイルスの感染の広がりやすさ)は非常に高いことが分かっています。新型コロナウイルスは空気感染する麻しんほどではないですが、インフルエンザとは比較にならないくらい感染力が高いです。

 

ちなみに、社会全体でマスクや三密を回避するなどの感染症対策をおこなったときの感染力を実効再生産数と言います。

 

あ、長崎県でHPVワクチンの接種率が上昇したのは僕のおかげです。僕は長崎では超有名人で、僕が好きなJKとJCや夜のお店の女の人達はいっぱいいます。前に使っていたインスタでは新型コロナウイルスのワクチンとHPVワクチンをJKやJCや夜のお店の女の人たちにも伝わるように分かりやすく書いていました。

 

https://x.com/Amamino_Kurousa/status/1602990212275126272?s=20

 

今日はお酒を飲みながら23時30分からちょうど1時間でこの文章を書きました。いろいろとやっている片手間でまとめただけなので、明らかな間違いがあればコメントで指摘してください。(この記事の大半は10月5日の深夜に書いたものです。酔っ払ってない時はやることがたくさんあるので、基本的には酔っ払って使いものになっていない時に更新します。)

 

 

 

帯状疱疹は10代、20代といった若い人でも発症して後遺症が残ることがあります。テレビでは50歳以上になったら…というCMをやっていますが、20代30代40代という若い年齢で帯状疱疹を発症する人が急増しています。

 

 

 

 
若い世代の帯状疱疹もシングリックスで予防できます。水痘ワクチンもありますが、シングリックスの方が圧倒的に効果が高くて持続期間も長いので、お金に余裕があればシングリックスがいいと僕は思います。
 
 
 
 

 

シングリックスのデメリットは副反応です。シングリックスは副反応が強く出るということが分かっています。

 

仕事が忙しい社会人で、シングリックスを2回も接種して翌日に休む余裕がある人はなかなかいません。ということは、大学生のうちか、それほど忙しくない新卒のうちに接種するといいでしょう。

 

自費になるので接種費用は高額ですが、万が一帯状疱疹になって後遺症が残ってしまうとQOLが大きく下がってしまいます。たったの5万円で帯状疱疹を回避できるのであれば安い買い物だと僕は思います。

 

水痘ワクチンのビケンの方の対象年齢はまだ50歳以上になっています。今のところは50歳以上でないと接種できません。

 

シングリックスを接種する場合はクリニックによっては50歳未満は接種を断られることがあると思います。接種の前にかならず問い合わせてください。

 

18歳以上に引き上げられましたが、全員に推奨されているわけではないです。"帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる"18歳以上という条件が付いています。具体的にはこのどちらかです。

 

・疾病又は治療により免疫不全である者、免疫機能が低下した者または免疫機能が低下する可能性のある者
・上記以外で、医師が本剤の接種を必要と認めた者

 

 

 

"医師が本剤の接種を必要と認めた者"であれば接種ができるので、クリニックの対応次第で接種できるかどうか変わってきます。僕は接種できるクリニックを探します。

 

シングリックスは若い世代で接種をすると10年とか20年くらい経ってからうち足すことになると思います。もちろん、まだエビデンスがないので何年先になるか分かりません。これもどうなるかは不明ですが、おそらく3回目以降の接種回数は1回ずつになると思います。

 

シングリックスも9価のHPVワクチンと同じで、非常に優秀なワクチンです。お金がなければ仕方ないですが、余裕があれば接種を検討するといいでしょう。迷ったらお医者さんに相談してください。

 

1回も行ったことがないクリニックで自費で予防接種をする場合は初診料として3000円から3500円くらいの費用がかかってしまいます。もちろん、保健証を持って行っても保険は適用されないので注意してください。初診料の支払いを回避する方法については前の記事を読んでください。

 

11月5日に渋谷のクリニックにシングリックスの接種に行ってきました。

 

問診では接種の意志を確認されましたが、特に断られることはありませんでした。

 

前に書いたクリニックのHPにはシングリックスの費用は23100円と書いてありましたが、実際の請求額は26400円でした。シングリックスの場合は初診ではなくても診察料が必要で、自費診療なのでさらに消費税がかかります。診察料の3000円(税抜き)は2回目は必要かどうか分かりません。

 

意外に高い値段になってしまいました。ということは、HPVワクチンの方も初診でなくても診察料が必要になるのかもしれません。

 

 

水ぼうそうor帯状疱疹になったことがない人は、水痘ワクチンという選択肢があります。こちらも自費で接種をしたことがない人は2回接種が推奨されていますが、シングリックスよりも遥かに安いです。

 

水痘ワクチンが定期接種になったのは最近で、接種をしてない大人でも接種をするメリットがあります。こちらの記事がよくまとまっています。

 

 

 

皮膚科領域はトンデモが非常に多いです。正しい知識がないと、効果がないどころか取り返しの付かないダメージを負ってしまうことになります。

 

トンデモな情報を回避するためにやさひふ先生をフォローして時間がある時に勉強するといいです。

 

やさひふ先生のXのポストはこんな感じです。

 

https://x.com/S96405539/status/1522056886278758400?s=20

 

https://x.com/S96405539/status/1590255019928195072?s=20

 

化粧品や化粧水で保湿に効果があると書いてある商品は多いですが、化粧品も化粧水も保湿には効果がありません。効果があるのはヘパリン類似物質が0.3%配合された医薬品のみです。

 

ヘパリン類似物質が0.3%配合された保湿剤はお店や通販でも買えます。ヘパリン類似物質が0.3%配合された保湿剤は第2類医薬品に指定されています。第2類医薬品ではなく、医薬部外品と書いてあるものは十分な濃度のヘパリン類似物質が配合されていないので買ってはいけません。

 

市販薬を買うよりも皮膚科に行って処方してもらった方が安いです。ヘパリン類似物質が0.3%配合された保湿剤はこれだけの種類があります。やさひふ先生のポストを見せてこれが欲しいといったら処方してもらえます。もちろん、肌が乾燥しているという症状がなければ処方してもらえない可能性があります。それから、クリニックによっては1度に処方する保湿剤の量を少な目に設定しているところがあります。

 

https://x.com/S96405539/status/1426103022430474243?s=20

 

https://x.com/S96405539/status/1419136324028624900?s=20

 

量が多すぎるんですけど、知っていると得しかしない役に立つ情報ばかりです。

 

https://x.com/S96405539/status/1325396262275874817?s=20

 

https://x.com/S96405539/status/1656633588115439616?s=20

 

 

https://x.com/S96405539/status/1657708716630896646?s=20

 

屋外だけじゃなくて、屋内でも紫外線対策が必要だって知ってました?

 

こういうのがたくさんあります。テーマで調べたい時は「@S96405539+スペース+キーワード」で調べるといいです。

 

歯に関しては、ものくろマスク先生の動画が非常に参考になります。

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=FrAk-wqQeGg

 

ものくろマスク先生の動画を見た僕は、今では2台の電動歯ブラシを使っています。1台目はパナソニックのドルツで、もう1台はオーラルBを使っています。

 

ドルツは動画で紹介されたエントリーモデルを使っています。ドルツは音波振動で歯の隙間の歯垢を落とすので、歯磨き粉なしでも歯垢が落ちているのが実感できます。なので、僕は1回目は歯磨き粉なしでドルツを使って歯を磨いています。

 

ドルツはモデルによって音波振動の種類が違います。ドルツはモデルチェンジがあって、名前が変わっていますが動画で紹介された時とクオリティは変わっていません。エントリーモデルのBL37のコスパが高くなっています。BL37の値段は1万円ちょうどくらいです。

 

 

 

 

ものくろマスク先生はオーラルBの中ではPRO2000を勧めています。PRO2000の価格は6000円くらいです。僕はPRO2000を使う時に歯磨き粉を使っています。PRO2000と歯磨き粉で歯の表面のステインを落としています。

 

歯磨きの順番は正確にはこちらです。

 

ドルツ→フロス(夜だけ)→オーラルB→舌ブラシ(昼と夜)

 

ドルツとフロスで歯垢を落としてからオーラルBで歯磨き粉を付けて歯をブラッシングしています。ドルツは歯周ポケットなどの歯垢を落とすのは得意ですが、歯の表面のステインを落とすのは得意ではありません。オーラルBはドルツの逆で、歯の表面のステインを落とすのは得意ですが、歯の隙間の歯垢を落とすのは得意ではありません。性格が全く違うので、2台の両方を使っています。

 

こういうことをやっているので歯がキレイだとよく言われますし、長いこと虫歯にもなっていません。

 

ドルツとオーラルBを買うと16000円+替えブラシ代がかかります。どちらかの上位機種を1台だけ買うよりも、性格が全く違う2台を使った方が効果が高いと思います。

 

歯磨き粉は何も考えずにランキング上位のクリニカを使っています。

 

 

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10代の時にこれを知っていたら歯医者に行く頻度が今よりも劇的に減っていました。僕は虫歯になりずらいタイプではありません。ただ、情報をブラッシュアップしてできるだけ安い費用で歯をメンテナンスする方法を見つけて実践しているだけです。

 

フロスや舌ブラシについても動画が上がっています。見ておいて損はないです。

 

 

Z会グレードアップ問題集(算数/文章題)はこんな感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内容は全体としては難しいです。でも、難しい問題の前に簡単な問題が付いているので、順番に解いていけば確実に解けるようになっています。

 

 

 

うさぎの数を答えさせる問題では、コラムでうさぎの数の数え方の説明が書いてあります。難易度は高いですが、こういった子どもがつまづかないような親切な説明や誘導が配置されています。

 

 

 

学校の検定教科書を作っている出版社も問題集を出しています。教科書会社が作っている問題集と比較しましょう。

 

 

 

 

 

 

左が教科書会社が作っている問題集で、右がZ会のグレードアップ問題集です。

 

 

 

左の問題集はカラフルですが、Z会のグレードアップ問題集とは違って何の準備もなくいきなり図を使う問題が出てきます。さらに、指示が明確でないので大人でも戸惑います。こういう問題集を使うと何度もつまづくことになり、一人では勉強を進めることができません。

 

 

 

100冊のうち100冊くらいの問題集は、こういういい加減な構成になっています。ほとんどがハズレです。ちゃんと数えたことはないですが、質が高い問題集は100冊に1冊もないです。

 

 

 

小学校の低学年くらいの生徒は何が分からないのか、どこが分からないのかを大人にうまく説明することができません。内容をよく見ないで、見栄えはいいけど質が低い問題集を悪い子どもに与えてしまうと勉強が嫌いになってしまいます。

 

 

 

 

 

 

この問題を見てください。①の問題を解くために問題文から2、7、0、6の数字を拾う必要がありますが、8や20といった関係のない数字をわざと混ぜています。

 

 

 

工夫がない問題では、問題文に書いてある数字を拾ってきて足したり引いたりすれば答えが出るので、問題文を読まないで数字だけ拾ってくる子どもがいますが、グレードアップ問題集では問題文をよく読んで理解しないと正答できない問題も混ぜてあります。

 

 

 

僕は正解した問題は赤で○、解き直した問題やヒントを出して正解になった問題は青で○を付けています。色分けをすれば、その生徒がどの問題をどの程度自力で解けたかということがひと目で分かるようになります。

 

 

 

つまづいたら、必ず問題と問題文を音読させてください。もしもすらすら読めないようであれば、その問題を解くのはその子にとって早すぎるということになります。

 

 

 

 

 

 

これは小1の文章題の最後の問題です。小学校1年生の問題としては文章が長く、解くのが難しくなっています。無理をする必要はありません。発達の段階は個人差が大きいので、小学2年生か3年生になってからやっても遅いということはありません。

 

 

 

文章題を解く前に、10分で読めるわくわく算数などの良質なテキストを5分から15分程度音読させるとさらに効果的です。わくわく算数については過去記事を参照してください。

 

 

 

グレードアップ問題集の国語や算数は頭を使う問題が多いので、1日30分から50分程度の学習でも子どもの頭には大きな負荷がかかります。小学校の低学年であれば、国語と算数を合わせて長くても1時間程度が限度でしょう。2時間はやり過ぎです。

 

 

 

大学受験で国立大学や早慶の文系学部に合格するために必要な家庭学習の時間は、グレードアップ問題集に相当する問題集を使って効率よくやれば1時間くらいです。高校生でも、毎日1時間集中して勉強できる人はほとんどいません。

 

 

 

英語教師でTOIEC900オーバーの人はほとんどいませんが、毎日1時間の効果的な勉強を続ければTOEIC900程度の低い目標は誰でもクリアできると僕は思いますが、毎日たった1時間の勉強を継続できる英語教師はほとんどいません

 

 

 

大人にもできないことを、子どもに要求しないようにしましょう。

 

 

 

まだありますが、記事を分けます。

 

 

 

 

つまづきをなくす算数シリーズの構成はこんな感じです。説明を読めば自力で理解できるようになっています。これとドラえもんの学習まんがを組み合わせれば、9割くらいの小学生は基本的な計算問題が解けるようになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これで理解できなければ、普通の先生にも荷が重いです。特別な支援が必要になるかと思います。

 

 

 

説明は必ず音読させてください。音読をすれば理解できるようになっていますが、問題集や参考書にアレルギーがある生徒はろくに説明を読まないで「分からない」といいます。できの悪い教科書や問題集・参考書と違って、説明を読めば分かるようになっています。

 

 

 

音読をさせないで親が教えるというのはやめましょう。そちらの方が親切で子どものためになりそうですが、親がつきっきりでそばにいないと勉強が進まなくなります。

 

 

 

低学年のうちはいいですが、学年が進むと難しくなります。小学生のすべての教科で、その場しのぎではない正しい説明をするのは

僕でも難しいと感じます。

 

 

 

もちろん、説明が不十分で分かりづらい箇所があるかもしれません。その場合はドラえもんの学習まんがで対応する単元を音読させてください。

 

 

 

このシリーズは、図形の問題集も素晴らしいです。現時点では、つまづきをなくすシリーズの図形よりもm質の高い問題集は存在しません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見たら分かると思うんですけど、計算や図形は自分で手を動かさないと身に付きません。今はオンライン授業を提供している会社がいつくかありますが、こういった質の高いテキストがないといくら説明を聞いても意味がないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小1から小3ですが、後半の方は複雑な図形を扱っています。早いうちにこういった図形を見ておけば後でつまづくリスクが低くなります。作図をするだけなので、順番に課題を進めていけば小学校低学年でもできるようになります。

 

 

 

平面図形が2冊と立体図形が1冊の合計3冊で、かなりの分量になります。

 

 

 

立体図形は写真がないですが、立体図形が一番大事です。最初から立体図形をやるのはハードルが高いので、平面図形から始めてください。

 

 

 

本来であれば中学受験の難しい図形の問題を解くためにこれだけのトレーニングが必要になります。塾に行っても先生がしゃべっているだけです。できる子はちょっと説明を聞くだけでできるようになりますが、普通の人は無理ですよね。僕も無理です。

 

 

 

Z会のグレードアップ問題集はこんな感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この4番の問題は素晴らしいですね。

 

 

 

 

 

 

4番の問題は計算の仕組みが分かるようになっています。見方を変えると、これは中学で学習する方程式の問題にもなっています。

 

 

 

いきなり4番のような問題を出すと普通の子はつまづきますが、3番のようなやさしい問題を挟むことで解きやすくしています。

 

 

 

中には難しい問題もあるので、全部の問題を解けるようになる必要はありません。学年が進むと自然に分かるようになることも多いので、バツがついた問題は1年後くらいに解き直すといいでしょう。

 

 

 

 

 

 

グレードアップ問題集の到達点は非常に高いですが、最初はやさしい問題から始まります。

 

 

 

 

 

 

グレードアップ問題集はこういった遊びの要素も入っていて楽しく勉強を進められます。学校や市販の問題集にはこういった工夫がないので、できるだけ早くグレードアップ問題集を使うといいでしょう。早く始めれば始めるほど問題集で勉強を進めるのは楽しいという意識が生まれます。

 

 

 

低学年の計算・図形は非常に完成度が高いですが、高学年の計算・図形はまあまあのですね。問題を解けるようになるのはそれ自体が楽しいので、低学年から始めるとスムーズに進みますが高学年からグレードアップ問題集を使うメリットは薄くなります。

 

 

 

グレードアップ問題集を使ったことがない場合は、1つか2つ下の学年から始めてください。学校や塾のテキストには載っていないような良問があるので、よほど勉強が得意でない限り下の学年から始めるといいでしょう。

 

 

 

3番の問題は色塗りをさせる問題ですが、見方を変えるとわり算の導入になっています。

 

 

 

東大の問題を見たら分かるんですけど、東大の問題はこういう良問を多く出します。東大で出題される問題のレベルを小1レベルに落としたらちょうどこういう感じになります。

 

 

 

 

 

小学生用の問題集はZ会のグレードアップ問題集がおすすめです。

 

 

 

その前に、良いテキストを見分けるコツについて書いておきます。

 

 

 

小学生用だからと問題を舐めて作っている出版社が多く、小学生用の問題集はハズレが多いです。ハズレの問題集を見分けるポイントは次の4つです。

 

 

 

・分かりやすい説明がない

 

・問題の難易度にバラつきがある

 

・大人が読んでも問題の意味が分からない

 

・解説が分かりづらい

 

 

 

市販の問題集は、だいたいこの4つのどれかが当てはまります。

 

 

 

四谷大塚などの塾のテキストは市販の問題集・参考書と比べると悪くはないのですが、塾のテキストはわざと解説を難しく作っています。塾も商売なので、読んで分かるような説明をテキストに書いてしまうと生徒が塾に来てくれません。

 

 

 

僕は中学受験の算数と理科は専門外ですが、それ以外は四谷大塚のテキストにはすべて目を通しています。市販の問題集・参考書もだいたい目を通しています。小学生向けの問題集・参考書はそれなりの分量がありますが、たぶん1000冊くらいは読んでいると思います。

 

 

 

算数はグレードアップ問題集の計算・図形をメインにするといいでしょう。文章題は難しめの作りになっているので、苦手であれば無理して解く必要はありません。

 

 

 

未収分野はドラえもんの学習まんがを使うといいでしょう。マンガですが、しっかりと音読させてください。学習まんがを使えば、親が説明をする手間が省けます。小学生の範囲でも、正しい説明をして理解してもらうためにはそれ相応の勉強が必要になります。

 

 

 

計算練習についてはつまづきをなくす算数シリーズを使うといいでしょう。小学生に勉強を教えた経験がなくても、ドラえもんの学習まんがとつまづきをなくすシリーズを使えば何とかなります。

 

 

 

つまづきをなくすシリーズの図形も非常にコスパがいいです。

 

 

 

 

僕は数学と理科(物理・化学)は国立大医学部や東大の理系に入れる程度しか勉強していませんが、中学受験でなんであんなに勉強しているのか理解できません。理系の勉強をしたのはかなり後で、小学生の時にここに書いたことをやっていれば東大の理3くらいしか行くところがなかったと思います。

 

 

 

 

グレードアップ問題集とつまづきをなくすを組み合わせて、小学校レベルの基本的な算数の考え方と計算力が付いたら、さっさと中学・高校の内容を勉強したほうが効率がいいと思います。高校の範囲も適切な教え方をすれば、小5か小6で分かる子は一定数います。

 

 

 

別の記事で紹介したわくわく算数シリーズは、中学や高校で学習する内容も扱っています。ワクワク算数シリーズは音読してもらうだけなので親は楽ができます。

 

 

 

グレードアップ問題集とつまづきをなくすシリーズは書き込んで構いません。復習が必要な場合はもう1冊買ってください。

 

 

 

余裕があれば、ブルーバックスの計算力を強くするを読んで計算問題で使うとさらにいいです。

 

 

 

記事が長くなったので分けます。