今日は売上の因数分解のうち、

「客単価」についてです。

 

指標名:月平均単価

 

計算式:平均取得コマ数×1コマ授業料+α

私たち会計人はしばしば

月平均売上÷平均在籍生徒数

で単価を割り出してしまいます。

しかし、これは会計人の文法、

ぞんざいな平均化手法です。

こんなことでは

塾人の皆さんの運営感覚と

ずれてしまいます。なんという断絶!!

大切なのは「週何コマか」ではないでしょうか。

因みに+αは、

教材対価や教務サービス対価を想定してます。

 

  何がわかる指標?

ビジネスでの「客単価」に相当する。

自塾の売上の好調・不調の要因が

どこにあるかのヒントになる。

 

次の季節講習の売上規模を推し量れる。

単価の低い教室で、講習単価が高い

ということはあまりないだろう。

 

  改善方針3選

 

①教科を追加提案(アップセル)

 

②別のサービスを提案(クロスセル)

 

③料金表の見直し(値上げなど)

 

①について、

英数のみの生徒に国語や理社を、

といった具合でコマ数を増やしていく。

進級時や季節講習明けなど、

タイミングが大事だろう。

 

②について、

いわゆる5教科以外のサービスを

ラインアップして単価アップを狙う作戦。

プログラミング講座や英検対策講座

といったものがあるかもしれない。

 

③について、

1科目・週1コマから入会OKとしている場合、

どうしても単価は下がる傾向にある。

それを補うだけ生徒数が増えれば良いのだが。。。

3科目セットといった具合に

最低ラインを設定することで

単価を守るという手もあるだろう。

また利益を確保できない場合、

やむなく料金表そのものを

ベースアップすることも

あるかもしれない。

 

  分析のポイント

✅月謝制なら月平均、年払制なら年度平均で

✅学年別、コース別など区分別も集計する

✅ここ数年で比べてみてどうか?

✅教室目標値は達成しているだろうか?

 

 

最後まで読んでいただき、

ありがとうございます。

あなたに役立つ情報を提供できるよう

がんばります。よろしくお願いします。