新学年スタートしてまもなく1ヶ月が経とうとしています。

 

高校生には勉強時間を記録してもらっているのですが、

その記録を見ていると・・・

 

 

 

 

まぁ勉強しないこと。

 

 

 

 

 

 

志望校を聞いているので、それに対しての勉強をしてくれればいいんですが、

 

まず、国公立志望の人たちに言いたいのが

・共テで○○%がどれだけの難易度かわかってない

・英数の学習に必要な時間を甘く見ている

・理社がいかにヘビーか(特に理科系科目)

・で結局国語ノータッチにするのか・・・?

 

そして私立志望の人たちに言いたいのが、

・受験科目減って油断してる

・実際の入試問題見て難易度に気づけるのか?

 

こういったことが(もちろん一度も受験したことがないでしょうから)わかっていないのが原因なんでしょう。

学校の勉強をしていれば何とかなると思っているのが最大の敗因(もう負けが見えてるので)です。

散々言ってるんですけどね!

 

なので、志望校に合わせてこれくらいやらなきゃいけないというもののサンプルを作ってあげて、

もちろん進度や理解度に合わせて随時変更はする必要はありますが、

それをもとに

・今年はここまでやる

・そのために夏までにここまでやる

・そのために今月ここまでやる

・そのために今週ここまでやる

といった目標を決めて、進捗管理することにしました。

一人一人面談をして、調整しています。

 

当たり前のように大変な量にはなるので、

勉強時間をちゃんと確保したり、塾に来て時間効率上げたりしなければなりませんが、

現実的に確保できる勉強時間を算出することからやりました。

 

ある高2の生徒は、部活もあるので、平日3時間、土日5時間かなーと言っていました。

それをもとに5月末までは○○の科目をここまでやりましょうーなんていろいろ計画を立てて、

スタディプラスに入れて記録してもらいます。

 

記録をつけるのって最初面倒なんですけどね・・・。

 

ここまで来て、この生徒にこんなことを言いました。

 

「部活をしながら確保できる勉強時間が1ヶ月だいたい90時間か。

これ、1年生の最初からやっていれば1年で1080時間だね。

3年生はもっとやることになるから普通に4000時間越えられるから

難関大に合格するための一つの目安となる勉強時間はクリアできるわけだが・・・

あなたは一体この1年、なにをしてきた?」

 

「・・・」

 

そういうことですね。

 

高校では勉強以外にもやることがあるので忙しいのはわかっていますが、

大学を目指さない生徒はうちの高校生にはいません。

つまり、高校での最優先目標は大学合格ですよね?

他のことをやるなとは言わないが、

優先順位を間違えるひとが多すぎる。

だからイベントの多い○○(自主規制)高校を受験させたくないという塾だってあるようですよ。

 

 

大学入試はなんとなくたくさん勉強すれば受かるとかそういうものではありません。

しっかり設計をして、材料集めて、基礎からしっかりと作っていく建築のようなものです。

すぐに壊れてしまうような建物にならないように、

ひとつひとつの項目を確実にクリアしていきましょう。