学生時代に学んでいることが将来役に立つのか

 

学生にとって永遠のテーマのようなものです。

 

今日も面談で、

「○○高校では××の内容はもうやることはない。だから嫌いだろうけどあと4か月だけ頑張れ」

と話しました。

受験を最後にもう勉強しない内容なんて(人によっては)あります。

 

勉強しなくなればそれ以降は忘れてしまい、意味のない勉強だったなんて思う時もあるでしょう。

 

 

私は海外に行く気はないから英語は勉強しない!

 

なんて言っておきながら

 

「海外旅行タノシー!」

 

何てのも多いとは思いますが。

 

 

結局のところ、

仕事で活用する人はやっててよかったと思えるものだとは思いますが、

中学生レベルの問題は、全部知ってて損はないものばかりだと思います。

 

 

昨日夕方家でTVを見ていると、天気予報が流れました。

天気図とか見てて

「あー明後日雨かー・・・」

なんて口にした時、息子が

「あれ明日の天気だよ?」

「くっくっく・・・今の天気図を見ていれば明後日の天気ぐらいなんとなくわかるのだよ・・・」

その後週間天気予報で確かに火曜日が雨になっているのを見て

息子の表情がSUGEEEEEEEEとなっていました。

 

まぁ中2の天気の単元をやれば普段の生活に役立つわけですが

興味を持って取り組まないと役立てることもなかなかできないものです。

 

社会もそうですね。

 

世界で起きている出来事がどの地域の事なのか。

それがおきる背景は。

 

いろいろ学生時代に学んだことが背景になっていることが多いものです。

世の中で争いが起きるのはなぜか。

学生時代に学んだことを生かすと

あーあの時やった内容とそっくりだ・・・

なんてことを感じたりして、興味を持てるようになります。

 

 

だから親目線で考えると子供にはいろんなことに対して興味を持ってもらいたいと思うんでしょうが、

むしろ興味をもつだけの知識や経験がないと興味なんて持てないんだろうなーなんて感じています。

 

 

進路一つにしても、

「〇〇になりたい!」

といって高校や大学を選択する人がいます。

今まで15年や18年生きてきて「見たり接したりしたことのある興味の持てた職業」以外はその〇〇に埋まることはありません。

 

地面にある小さい蓋を開けて、

長ーい棒を地中に埋まっている水道管にあて、

もう片方を耳にあてて水道管の損傷を音で確認している仕事とか

 

壁を叩いてその音で表面からは見れない外壁の損傷を確認している仕事とか

 

室内の空気の状況(一酸化炭素や二酸化炭素の濃度とか粉塵とか気流とか)をしらべて回る仕事とか。

 

普通に学生が生活してきてあまり目撃することのない仕事なんてめちゃくちゃあります。

そこにロマンを感じる人も出てくるでしょう。

 

(私は今でも「銀だこ」で働いてみたいと思っています。

あのタコ焼きを家でも作りたい・・・)

 

 

 

話がいろんな方向に行きましたが、

学生はまだまだ狭い世界にいて、

それを(経験も含めた)勉強が広げてくれるのです。

下地を広げてくれます。

 

 

受験勉強はそうもいっていられませんが、

そもそも勉強の意義みたいなものは、

今だから言えますが、そういうものだと思います。