先日高2男子と進路について話をしておりました。
高校生・・というか学生あるあるですが、
「やりたいことが特にない」
わかるわー・・・
職業調べとかしてみても、調べられるのはごく一部で、
社会に出て初めて
「そんな仕事あんの?」
となったりするものです。
だから「○○をやりたい」の○○の部分の選択肢が少なすぎるんだろうなと思う。
世に出ていないからわかるはずもないんでしょうね。
これまでの人生で大きく心を揺さぶる出来事がない限りは、
ほとんどの人がやりたいことが特にない状態だと思います。
ましてや今の世の中、
新入社員の半数が10年以内に今の仕事を辞めると言っているそうです。
職業を基準にして進路を決めるのは、もしかしたら最善解ではないかもしれません。
学生時代に侍や料理人になりたいと言っていた私は、
プログラミングを学ぶために大学に行き、
結局営業職を選び。
今塾をやっています。
課題をやってこなかったり、遅刻してくる生徒たちをバッサバッサと切り刻み、
難しい問題を的確に調理し、
論理的に話を組み立て、
面白おかしく生徒に伝えているので、
ある意味叶えているかもしれませんが、
人切り抜刀斎や鉄人、プログラマーには結局なっておりません。
でも学んだことを生かして楽しく生きています。
そういった経験から、
仕事基準で考えるのではなく、
どんな大人になりたいか、で考えるのはどうかと提案しました。
楽しく仕事しているか、
家族はどうなっているか、
そもそも、イメージしている自分は笑っているか。
そのイメージから逆算して考えていくと、
おのずとどんな大学(進路)であるべきなのかが出てくるかもしれない。
これまでに会ったことのある大人で、
おぉ、こんな感じの大人になりたいなとか、
こういう人みたいになってみたいとか、
そういうのはあるかい?
と尋ねたところ、
「うーん・・・」
す、
すみませんでしたー!!!!!
そう思わせられない大人の一人として謝ります。
別に私に憧れてくれーとは思いませんが、
この人のこういうところは尊敬できるから自分もそうなろう的な。
そういうのを感じてもらえるような大人でいなければ・・・。
圧倒的過ぎて最早手が届かない存在である可能性も残しつつ、
少し反省したお話でした。