昨日の中1の授業前に、
「先生ー。先日のテストの学年順位がでたんですけど、1位でしたー。」
あーそう。へー。
...
え?
すげえじゃん!
そうかそうか。学年1位か!
さぞお母さんよろこんだだろうに。
「まだ言ってません。」
はよ言わんかい!
そうかそうか。Kが1位か・・・。
これで学校のみんながKに注目するな。
もちろんここにいる他のメンバーもそういう目で見るだろう。
1位だったKが次のテストで目標にされるわけだ。
意識高いやつらがKには負けんと頑張ってくる。
それを王者として迎え撃たなければならん。
そして必ず勝たないといかんのだ。
負けたら負けたでいろいろ思われるぜぇ?
あいつ1位から〇位まで落ちたらしいよ?
とか。
敵さんも死に物狂いで追いかけてくるから
Kも今まで以上にがんばらんとな。
でも、1位の景色っていいよね。
みんな味わいたくても1人しか味わえない。
さて、このKですが。
小学校のときはできる子ではありませんでした。
他にも要領がよくて模試の点数なんかもいい人は何人もいました。
この生徒が変わったのは中学校に上がってからですかね。
テスト前だけでなく、普段から理解しようという姿勢が見られました。
頑張らなきゃいけないんだというのが伝わってきます。
逆に小学校の気分が抜けない生徒はそろそろコテンパンにされる頃でしょう。
実際に昨日の方程式の解き方も、
これ、絶対に授業聞いてないだろ・・・っていうのが分かっていたので、
案の定完全に手が止まっていました。
私の授業は、
教えるときに話していることは全て、
私が自分で解くときに考えている内容であり、
その通りに考えれば問題は解ける
と伝えています。
なので、
一言一句聞き洩らさないように集中してもらわないと困ります。
何のためにわざわざこんな途中式を書くのか。
何のためにいちいちこんなことを言っているのか。
もう小学生ではないのでちゃんと2時間集中しなさいね。
私はできない人に合わせる気はありませんからね。