昨日で中学生のテスト前の猛勉強が終わり、
きっと今日の演習日は疲れ果てて誰も来ないんだろうと思いながら昨日を振り返り。
昨日は中学生と高校生ともに明日の数学の質問がありましたが、
数学の質問を受けていると、たまにこんな一言が。
「公式覚えればなんとかなりますよね」
そうなのです!
公式覚えればテスト勉強すらいらんのです!
前日に教科書とかワークとか、
それを見返す必要が全くないのです!!!
・・・
・・・
・・・数学がめちゃくちゃできるごく一部の人は。
そうでもない人は公式の使い方がわからず
そもそも問題が何を聞いてきているのかを理解できず
解答を見ても、なぜここで因数分解しているのか、
なぜ代入して判別式を使えばいいのか
さっぱりわからないんでしょう。
定期テストは計算問題をたくさん出してくれるので、
そこで点数を稼げるからそこそこいい点数を取らせてくれますが、
実力テストや、模試、当然本番の入試なんかでは通用しないことに
当日になってやっと理解する(というより思い出す)んでしょう。
学校では理解した気になってまぁ大丈夫だろうと思っていても、
これテストに出るよと出された問題が何をやったらいいのか全然理解できない。
そしてそれがテスト前日だと目も当てられない。
公式はRPGでいう武器であり防具であり、
それを使いこなすスキルレベルがあがらんと装備もできないし使えても最大限活かしきることもできない。
とここまで書いて、ふとみんな大好き、インターネット百科事典ウィキペディアさんにご協力をいただき、
公式を調べたところ・・・
数学において公式とは、数式で表される定理のことである。転じて比喩的に「問題を簡単に解決することができる魔法のようなもの」というような意味で用いられることがある。同様な意味で「方程式」という言葉が用いられることも多い。
とあり、道具としての公式というところで
公式は定理であるから、一度その式が成り立つことを証明すれば、次に同じ問題に遭遇した時に式は現れる変数に、その状況に応じた値を代入するだけで答えが求まるため、
計算や考察の手間を省くことができる。
・・・(中略)・・・
・・・そのため、「数学とは公式の暗記である」ととらえてしまうものが少なからず存在する。しかし、このような捉え方をしてしまうと、丸暗記のみに専念することで、柔軟な発想ができなくなる、公式を知らないから解けないと投げ出してしまう、などのデメリットがあるとされる。
だそうです。
まるでドラえもんのひみつ道具におんぶにだっこののび太状態ですね。
しずかちゃんみたいな生徒がふらっと現れて、
「のび太さん、公式ばっかり頼っちゃだめよ。少しは自分で考えなきゃ・・・」
なんてことを言ってくれるといいなと思いました。