中学生の数学の範囲で好きなところの一つが因数分解です。

 

教科書では、

因数の説明から始まり、

共通因数の話、

乗法公式のうち、

① x^2 + (a+b)x + ab

② x^2 + 2xy + y^2

③ x^2 - y^2

と並んで、それらが組み合わさった因数分解の仕方(順序)

そして因数分解を利用した楽な計算の仕方・・・とお話は展開していきます。

 

数学の基本的な解き方自体は機械的に解くことができるので、

頭を真っ白にしても解けるようなやり方を教えると・・・

 

結構1問1問考えて解く人もある程度のスピードで因数分解をしていきます。

そのギャップが楽しいですね。

そんなに解くスピード速かったっけ?ってw

 

問題を解くアプローチは複数あっても、その一つ一つの工程はありきたりな基本作業をこなすだけなので、

作業をするだけであればだれでもできますしね。

 

しかし、私にとって、数学の問題全体を見渡すと、一つの文学作品のように見えてくるのです。

数学の問題、もしくは教科書やワークを作った人たちは、いったいどんな気持ちでこの問題を作ったのか。

その構成にした意図は?この設問で何を求めているのか・・・

 

そんな話を生徒にすると、感動を隠し切れない人もいれば、は?何言ってんの?ってなる人も。

学校の授業って社会に出ればすべて活用できるものなのに・・・

大人になってもう一度学生に戻って勉強しなおしたいって言ってる人の多いこと。

 

国語なんて日本に生まれたものとして超必須科目。

人の気持ちを理解しようと努力する人になりましょう。


という感じで、私の数学の授業って、なんだかんだで国語の授業になっていくのでした。