ま、景気も異常、地殻も異常、放射能値も異常な日本なんで
人間が異常にならなくないはずはないのであるが・・・・・
塾っていうのは、毎年たくさんの生徒が入ってきて
トーゼンたくさんの生徒が卒業をしていく。
私の塾では、入塾前に必ず生徒の親御さんと面接をするので
それら生徒の数だけ親御さんとも会っているってことになるのである。
本当は今回のブログのテーマは「ダメ親」にしようかと思ったが
もしかしたら、このお話に登場する親御さんは、
もしかしてダメ親ではないかもしれないって思ったんで
とりあえず「社会」ってジャンルのテーマでブログを書き始めた。
で、今日のお話は、中学3年生の息子を持つある母親のことである。
この子は昨年の夏期講習から塾に入ってきたのであるが
その方の面接の時に、30年近く教育に携わっている私ですら
かなりダジログ出来事があったのである。
いつものように、お電話で面接のご予約をしていただき、
お約束の時間通りにその親子は塾にやって来られたのである。
最近は約束の時間を10~20分くらいは平気で遅刻してくる親もいるので
約束の時間通り塾に来られるっていうのもポイントが高いのである。
で、職員室で私とその親子と向い合って面接の開始である。
お母様は服装もお化粧も特に派手ってこともなく、しごくフツーのお母様で
息子はっていうと、これまたいがぐり頭で、今時の中学生にしては
とても地味でおとなしそうな子である。
特別なこともなく、いつもどおり夏期講習会のスケジュールなんかを説明して
入塾手続きが終わって、成績や志望校のお話などをしていると・・・・・
あれ?お母様のお口が何やら動いているような・・・・・
気付かれないようにチラチラ見てると・・・・・
え、やっぱり、お口がクチャクチャと動いている・・・・・
え?・・・・え?・・・・・
あ~!ガム噛んでるヨォ~この母ちゃん!!
それも、臆することなく結構堂々と・・・・
そう、なんとこの母ちゃんは、面接の間ガムをお噛みになられてたのである!
どーりで、なんか甘い香りがすると思ったぜ~
ここまで読まれて、「それがドーしたの?別にイイじゃん?」って
思われる方がたくさんいるのなら・・・・・
もしかして、アタシの頭が古すぎるのかもしれない。
でも・・・・・・
面接でいきなりタメ口だったり、挨拶から全て会話が
半疑問っていう親御様はいたけど(私は半疑問の話し方が大嫌なのである)
初対面の塾の面接で、堂々とガムをクチャクチャっていうのは
私としては初めての経験だったので、不覚にもたじろいでしまったのである。
まじで、ドッキリカメラかぁ?って思ってカメラを探したほどである。
しかし、そのお母様の変なところはそこだけなのである。
言葉遣いは丁寧だし、お話も熱心に聞いてくれる。
息子も横にきちんと座って、今どきの子には珍しいくらいとても落ち着いている。
でも、そのシチュエーションだけに、お母様がクチャクチャやっている状況は
私にはとても異様なものに感じてしまったのである。
一旦気づいちゃったら、もう音までハッキリ聞こえてくるのである。
若干、自分の思考がとびそうになるのを制御しながら
「あ~もしかしてお母様はご病気で、新薬のガム型のお薬を
処方されているのかもしれない・・・。」
なんてことまで考えながら、なんとかその面接を終えたのである。
もちろんこれが、面接時に子供がガムをクチャクチャやってたんなら
その場で即「さようならぁ~」である。
でも、親じゃなぁ・・・・・・
というお話を、その日の授業が終わって副塾長に伝えたのだが
「え~まさかぁ~」って感じで信用していないようである。
それから数ヶ月・・・・
年末に、何やら実力テストの受験料を払い忘れていたってことで
私の不在の時に、その子のお母様が塾を訪ねていらしたのだそうな。
で、その時対応したのが副塾長だったのであるが・・・・・
やっぱり、お母様は、その時もガムを噛まれておられたのである。
対応に出ていった副塾長の前で、
お母様は思いっきりガムをクチャクチャやりながら
「受験料遅れて大変申し訳ございませんでした。」って
丁寧に頭を下げられたそうである。
その子は、今ももちろん塾に在籍していて、学習態度も良好で
現在市内でもトップクラスの進学校を目指して勉強をしている。
このブログをご覧の皆様・・・・・
もし、医療関係の方でガム型のお薬をご存知のかたがおられましたら
情報をお教えいただけませんでしょうか?
もしくは、四六時中ガムをかむことが風習になっている地方や国を
ご存じの方がおられましたらご一報ください。
または・・・・・
精神的な疾患で
「ガムを噛み続けるっていう病気」
をご存知のかた、情報をお待ちいたしております。
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