私んトコのような田舎町にも、ようやくインフルエンザが

流行する兆しが見えてきた。 


塾という職業柄、この時期のインフルエンザは人事ではいられない。


だって、今週は一斉に私立の入試が始まるんで、

受験生がインフルエンザにかかってしまったら大変なことだし

入試ラストスパートのこの時期、我々教師だって感染した日にゃ

塾が回らなくなって、死活問題になってしまうからである。


だから、普段は

「気合が入ってたら風邪なんかはひかないもんだ!」

なんて、生徒にウソ言ってるんだけど、さすがにこの時期は

「体調が悪い時は、塾を休んで、すぐに病院に行きなさい!」

って口を酸っぱくして言い続けているのである。


にもかかわらず・・・・・


普段は全然勉強なんか全くせずに、

チョットの頭痛や腹痛で簡単に塾を休むようなヤツらが、

受験が近づくとやたら張り切って、体調がわるいくせに

キャシャーンのようなマスクを付けてゲホゲホ言いながら

がんばって塾にやってくるから困るのである。


そもそも、家で子供が咳き込んでたら、この時期まず病院に

連れて行くのが、親の責任であると思うのであるが

聞いてみると病院に言ってない奴が結構多いからびっくりである。


まさに昨日なんかも、3年生の男子の親御さんから

「ちょっと熱っぽいので今日は塾を休ませます。」

って連絡があったんで

「病院にはもう行かれましたか?」って聞くと


「いえ、インフルエンザではないと思うので、とりあえず

家にある風邪薬をのませて、様子を見ようと思います。」


だって・・・・


インフルエンザではない・・・って言い切るその根拠も不明であるが

数日後にあなたの息子は入試があるのである。


とりあえず様子を見るっていう、その必然性が全くわからないのである。




実は私も昨年のこの時期に、不覚にもインフルエンザにかかってしまった。


前日の夜からなんとなく体がだるく、翌朝起きたら熱っぽかったんで

すぐさま近所の病院に行き、鼻に綿棒をグリグリ突っ込まれた。

で、即、陽性の判定が出たんで、看護師さんの厳しい監視の元

シュッ、シュッってリレンザを服用させられたのである。


病院で看護師さんから「陽性です。」って言われたときは

「ゲ~、今から高熱が出て、しばらく休業かよぉ~」って

ショックを受けたのであるが・・・・・


その後、自宅に帰り静養してたんだけどいっこうに熱がでない。

それどころか、体も軽くて、午前中より断然体調がいいのである。

「あれ~?もう治ったのかな?」って感じで、咳すら出ないのである。


さすがにしばらくは生徒の前に出る授業は行わなかったのであるが

その後も寝こむこともなく、塾の業務にも支障なく事無きを得たのである。


わたしゃ医学のことはよく分からないけど、

他の病気と同じくひょっとしてインフルエンザだって

チョー初期にきちんと対応していれば、すぐに治るんじゃないかって思うのである。


もし私がコームインのように、いつだって好きなだけ休める職業だったら

朝熱っぽいからといって、慌てて病院なんぞには行かなかったかもしれない。


でも・・・毎月、天から自動的にお金が降ってこない自営業の我々は

「病気=仕事ができない=収入がなくなる。」

っていう危機感が常にあるから、そう簡単に病気にはなれないし

だからこそ、臆病なほどに自分の体調には気を使っているのである。



今、日本全国で恐れられている大地震の恐怖・・・


なんか最近、東大の研究チームの方々が、

「今後4年以内に首都圏でマグニチュード7以上の

直下型地震が70%の確率で起こる。」

って発表をされてたけど・・・・・


とても、それを政治家のヤツらが真剣に捉えているとは思えない。


ニュースのキャスターどもも

「これは大変な事態です。我々も対策を!」

なんてクサイ演技で訴えようとはしているけど・・・・


そもそも、政治家にしてもマスコミにしても

「今、自分たちの住んでるトコに、

今すぐにでも大地震が起こるかもしれない。」

っていう、危機感がまるで見えてこないのである。


政治家やマスコミどもの言動を目にするにつけ

「大地震の可能性は分かるけど、どーせ来ないでしょ?」的な

油断が見え見えなのである。


ま、いきなり遷都なんてことは不可能だろうけど、本当なら、

すでに少しづつでもその対応が始まっていなけりゃオカシイだろ!?


放射能汚染や大地震の危険性云々・・・・・


危ないって情報だけをダダ流しにして

政府もマスコミも、一般市民ですら、ナニもその対策に取り掛かろうとしない。


いや、もちろん取り掛かってはいるんだろうけど・・・・


今のスピードじゃ絶対間に合わないだろぉ?


これって、この時期インフルエンザの可能性がある受験生に

風邪薬だけのまして様子を見ている親の心理と同じレベルである。


このままじゃ、熱しやすく冷めやすい日本人は、

こういった警戒情報にもすぐに慣れっこになってしまうような気がする。


私は別に「パニックを起こせ!」って言っているわけではない。


でも・・・・それにしても・・・・・


首都圏の皆様は、自分たちの命がかかっているにも関わらず


よくまぁ、それだけのんびりとヒトゴトのように

過ごしておられるものだなぁ~


と、遠い九州の空から、ちょっとビビりながら・・・・


不思議な気持ちで、首都圏の方々を眺めているのである。


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