平成大不況の昨今、親だって1年生から塾に通わせるほど

経済的余裕のあるご家庭は少なくなってきたようである。


やっぱ、最近の傾向としては、中3の1学期に部活動を引退して

夏期講習からなんとか塾に通わせるってご家庭が多いようである。


しかし、いかんせん、今の学校の教育だけでは、残念ながら

3年の夏休みからのお勉強では間に合わない・・・・・

っていうか・・・・ぶっちゃけ手遅れになってる子も多い。


勉強って言うのは、いくら今現在勉強ができなくっても

本人がヤル気をだして、本気で勉強に取り組めば

そこが本当のスタートになり、いくらでも遅れは取り戻せるもの・・・


っていうのが、教育に関わる大人たちの定説であり

これをまともに信じている親も少なくはない・・・・・。


だから、どっかの個別指導の大手塾が

「君のヤル気スイッチを見つけます!」みたいな

チョット薄気味の悪いCMを流しちゃってるんだけど

やっぱ、世間の人々はあんなのにコロッと騙されちゃうんだろうなぁ・・・。


かといって私は、

勉強が出来ない子が、一発奮起して勉強を始めても無駄だ!

って言っているのではない。


しかし、いかんせん、勉強っていうのはヤル気とか本気なんていう

精神論だけで何とかなるほど甘いものではないのである。


じゃ、ヤル気を出して何とかなる子とならない子の差はドコにあるのか?


それは、勉強を始めるための下地・・・である。


勉強の下地・・・っていっても

基礎計算力読解力のことだけではない。

そんなことよりも、どっちかっていうと

精神的な下地が必要不可欠なのである。


暗記事項を覚えられるまで辛抱強く覚えたり、

難しい計算問題をできるまであきらめずにがんばったり・・・・


勉強に必要不可欠な下地っていうのは

自分自身を律することが出来る力・・・・もっと簡単にいうと


ガマンする力なのである。


幼いときより、家庭や学校で好き勝手に生活してきて

キツイこと、ツライことから徹底的に逃避してきた子供っていうのは

中学生高学年くらいになって、勉強をがんばってみよう!って

いくら思っても、残念ながら心と身体がついてこないのである。


塾の教師のくせに、そんな悲観的な考えでどうする!

って、言われそうだけど、これが事実だから仕方がないのである。


このブログは、私の塾のCMの為にきれい事並べて

書いてるんじゃなくて、教育の真実を世間に伝えるために

書いているんで、慰めやまやかしを書く気は毛頭ないのである。

もちろん、冒頭に書いたように、3年生の1学期までは部活動一色で

毎日の生活を送ってきた子が、夏期講習から塾に入ってきて

気持ちが良いほどメキメキと成績を上げていく子もいる。


もちろん、そんな子たちって言うのは、部活動はもちろん勉強だって

自己流で不器用ではあるけれど、それなりに一生懸命やってきた子たちである。


ただ、いかんせん、学ぶべきことやその方法が間違っていたために

今ひとつ成果として成績が上がらなかった子たちなのである。


そんな子たちって言うのは、勉強の下地がきちんと出来ているから

正しい勉強法を与えたとたんに、スポンジが水を吸うように

ガンガン学力を吸収していくのである。


今年の私の塾の新1年生たちは、小学部からの持ち上がりの子が

比較的多い学年である。


だから、「授業をきちんと聞く。」とか「宿題はやってくる。」なんていう

当たり前の勉強の下地は十分に身に付いている。


だから余計に、中学になって始めて塾に入ってきた子たちとの違いを

痛感してしまうのである。

ホント、小学校はナニをやってきたんだろう・・・・


ま、だからこそ・・・・・

1年生のときから私の塾に入ってきてくれたこの子達は、

学校教育の毒に染まらせず育てていきたいと思うのである。



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