私が尊敬するミュージシャンの一人に井上陽水氏がいる。
小学生の時に「氷の世界」ってアルバムを聴いてから
ズーッと心酔していたのだが、最近は年齢相応の完全脱力系で
ま、それも陽水氏らしくてイイカナって思っている。
で、彼の歌の中に、老いていく父と母の人生を歌っている
「人生が二度あれば」って名曲があるんだけど・・・
私は大人になるまで、この「人生が二度あれば」っていうのが
「自分の老いた父や母に
もう一回人生を与えてあげられたら・・・・・」
っていう内容かと思っていたのである。
しかし、本当の意味は、
「父の後を継いで歯科医を目指し浪人を続けていた自分が、
あとを継げずにミュージシャンになったんで、自分にもう一つの
人生があったなら、その人生で父の夢を叶えてあげたのに・・・・」
っていうコトだったのである。
私は、こんな孝行息子ではないが、それでも公立の学校の先生辞めて
塾を開くぞってってなったときには、少なからず両親には心配をかけた。
ま、今はなんとか塾の方も軌道には乗っているけど、
開塾当時、ホント生徒が少ないときには、ガマンして学校の先生を
続けときゃ良かったかなぁ・・・って何度も思ったことがあるのだ。
ただ・・・学校の先生を続けていれば、
毎日、毎日、何クラスも同じ授業を録画したビデオのように
何十年も繰り返して、どんなにがんばっても、どんなに手を抜いても
お給料は全く変わらず、もちろん歳を取れば順調に増えていき・・・・・
自分が退職するまでに得られる収入も計算すればたやすく分かり
頭のオカシイ親にも野猿のような生徒たちに手も足も出せず
老けていくって自分は、やっぱりガマンできない・・・・っていうか
そんな自分の人生は信じられなかったのである。
だから、逆に、もし「人生が二度あれば」、学校を辞めて塾を
している今の自分と、そのまま教師を続けていた時の自分の人生を
比べてみたいって気持ちもあるのである。
ま、これはダレにでもある気持ちなのかもしれないけど・・・
ところで、話はコロッと変わるのであるが・・・・
先日、民主党を養護するブログ を書いたんだけど
その内容についてharuさんというからコメントをいただいた。
あ、コメントについてなんですけど、本当に申し訳ないんですけど
いただいたコメントには原則としてお返事をしておりません。
でも、全てきちんと拝見させていただいておりますので
ご了承ください。m(_ _ )m
で、そのコメントの概要っていうのが、私のブログが
自民党をこけ降ろして、民主党に期待する・・・
てな内容だったんで、それに対して
民主党が行ったプラスとマイナスの部分を相殺した場合
果たして、プラスになれると言い切れるのだろうか・・・
ってご意見だったのである。
確かに、事業仕分けや子供手当など、目につく部分で
民主党はたくさんのポイントを稼いではいるが
その裏にあるマイナスの部分っていうのは、
私自身あまり見てなかった・・・
っていうか考えたくなかったのかもしれない。
ま、いずれにせよ、この崩壊寸前の日本が
１０年後・・・いや５年後にどうなっているのか・・・・
人生が二度あれば・・・じゃないけど・・・・
夏の参院選で民主党が勝った場合と、そうでなかった場合の
二つの日本を、見れるモンなら見てみたいと思うのである。
その「人生が二度あれば」の曲の中で
「父は今年二月で65・・・・」って歌詞があるのだが・・・・
その陽水本人が・・・・今年８月で62歳である。
彼もそうだけど・・・・
私も歳を取ったよなぁ・・・・
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