GW中、手放しでお楽しみの皆様には

重いテーマで、まことに申し訳ないが・・・・


今日は・・・・「不登校」・・・・についてのお話である。


そもそも不登校にはいろんな種類があって

本当に精神的な問題が原因で不登校になっちゃう子もいれば

「怠学」っていって単にサボって学校に行かない子もいる。


もちろんこの問題については、多くの教育関係者たちが分析し

さまざまな文献も出てるんで、私ごときの一塾経営者が

ブログでチョロチョロと書けるようなことではないのであるが・・・・


私が今日、書こうとしているのは、学校に行けない子に限ってではなく

例えば、通っている塾にも、きちんといけない子も含めて、

決められた時間に決められた場所に行けない子供たち

についての考察である。


しかも、たくさんのデータをもとに教育評論家が書くような

客観的な確証があるわけでもなく、ただ私自身が25年間あまり

教育に携わる中での、たくさんの不登校生、不登塾生たちとの関わりから

完全に私の主観で書かせていただく内容であるってことを

まず、ご了承いただいた上で、お読みいただきたい。


とは言っても・・・・そんなにたいそうなことを書くわけではない。


冒頭に書いたとおり、不登校傾向にある子供たちっていうのは様々である。


本当は学校に行きたいんだけど、どうしても体が動かない子とか

最初は、軽いサボりの気持ちで学校休んでたんだけど

だんだん行くのが面倒になって、ずるずると不登校しちゃってる子とか・・・


子供たちの不登校になった経緯や、今の不登校の状態っていうのは

とても十把一からげにまとめて語ることはできないのである。


しかし・・・・不登校の子を持つ親・・・って話になると


ホント・・・・私の経験からだけの話なのだが・・・・


99パーセント同じ傾向が見られる

って断言できるのである。


かつて、私が中学校で専任の生徒指導主事をやってたころ

たくさんの不登校の子供たちと関わり、もちろんその親御さんとも

たくさんお話をしてきた。


で、塾を始めてからも、不登校気味の親御さんからのご相談を

受ける機会もたびたびあった。


もちろん、その子たちの状況っていうのは様々だったんだけど

その子達の家庭環境・・・っていうか、

母親と父親の状態っていうのが

びっくりするほど、どのご家庭もそっくりだったのである。


まず、母親は・・・・とても物腰が柔らかく、優しい方が多い。

不登校の子供のことを決して悪く言わず、何とか子供の気持ちを理解し

それを一生懸命私たち教師にも伝えようとする。


それは聞いていてホント痛々しいくらいに一生懸命なのだが・・・・

なぜか・・・・

遠い他人のことを語っているように見えてしまう

のである。


それは・・・子供のことをやたら詳しく分析して・・・っていうか

「今、この子はホントはこんな気持ちで、こうしたいんです。」

的なことを、何も語らない本人の目の前で、まるで本人になったように

決して感情的にはならず、実に流暢にお話になるのである。


でも・・・ホントなら、わが子が学校に行けない状態になっているのだから

親っていうのは、もっと取り乱してなりふりかまわずオタオタするもんじゃ

ないのかなぁ・・・・って、いつも違和感を感じてしまってたのである。


だから、とても落ち着いた優しい口調で、「この子は・・・・」って

冷静に語られお母様を前にしてると、正直、

「あなた、ダレの子のお話をしてんの?」

ってツッコミを入れたくなってしまうのである。


ま、あくまで私の経験上ですよ。


でも、たくさんの不登校の子を持つ母親とお話しをしていくと

あまりにみ~んな同じパターンで印象が薄いんで、

後からダレとお話したのか、分からなくなってしまうくらいなのである。


で、次に父親についてなんだけど・・・・・


ぶっちゃけ・・・・


父親は全く登場しないのである。


学校や塾に、親御さんがご相談に来られるとき

母親と父親がそろってお見えになったって記憶は

私の経験上、ほとんどないのである。


父親のコトを知るのは、子供や母親からの話だけである。


で、どの父親も、ご家庭では非常に厳しい方・・・のようである。


厳しい・・・・って言うのは、しつけなど教育的に厳しいというのではなく

怒ったときにとても怖い・・・つまり、手が出て止まらないタイプの方で

母親でも子供でも、爆発したらボコボコにするタイプの方が多い・・・・


でも、普段は子供の教育に関しては一切手を出そうとせず、

ほぼパーフェクトに母親任せで、もちろん子供との会話もなく、

ましてや母親と子育てについて相談するなんてコトは全くない・・・・


不登校傾向のご家庭に登場するお父様は

ほぼ十中八九、このパターンの方ばかりなのである。


家庭訪問をさせていただいたときなんかに、

たまたま父親と鉢合わせすることもあって、

こっちは、これ幸いにとお話をしようとするのであるが・・・・・


まずほとんどのお父様が、私を見るとチョコンと会釈をされて

「うわぁ~面倒くさいヤツが来やがった。」とでも言うように

家の奥へと逃げるように去っていかれるのである。


ま・・・・私は、以前から不登校の原因は家庭にある・・・・


いや、両親にある!って断言してきた。

塾に不登校傾向の子が入塾してきたときなんかでも

お話をうかがってみると、ほぼすべてのご家庭で

お兄ちゃんが・・・とか、妹も・・・・てな具合に

ご兄弟で不登校になっているご家庭がほとんどなのである。


私は狭~い教育経験の中だけから、

こんな結論を導き出しているのであるが・・・


これって結構、不登校問題の核心

をついているように思うんだけどなぁ~


でも・・・もしかして、もう誰かが研究済みだったりして・・・?


もし、どなたかご存知でしたら、お教えいただけませんか?


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