ま、私はふだんから、このブログで学校のセンセのことを
結構ボロクソに書いてはいるのであるが・・・・
これまた何度も書いているように、
実は15年前までは私自身も現役の公立の中学校の教師であった。
だから、いまだにお付き合いのある中学校の先生は
たくさんいるわけで、今の腐りきった教育システムのもと、
一生この仕事をしていかなくちゃいけない先生方のご苦労は
ホント、ヨ～ク分かっているつもりなのである。
ただ・・・・この腐った教育システムの元で育てられた
これまたどーショーもない子供たちのいる学校では
逆に、ヤル気があり仕事のできる先生の方が
どんどん大変になって潰されていくって現状があるから
本当に気の毒この上ないである。
もとからヤル気のないクサレ教師ドモは
授業もテキトーで、生徒とも関わろうとしないから
苦労もしないし、あまり問題も起こらない。
しかし、中には学校の先生にしとくのはもったいない？ような
向上心にあふれる優秀な教師もいるわけで、そんな教師は、
使えないボロ教科書に翻弄されながら一生懸命教材研究をし
日本語の通じない子供たちを相手に授業や学級経営を行い
頭のオカシイ親がいても根気強く付き合ってあげてるのである。
しかし、やっぱそうなると、いずれは心身に異常をきたすわけで
私の知り合いの先生もすでに数名が体調を崩し、
中には退職された方もいる。
さらに、たびたび私のブログに登場する、
おそらく県下でも、学力、生徒の質ともに最底辺校であると
自信を持って断言できるＫ中学校が近所にあるのだが・・・・
そもそも、私が現職の教員のときから、その中学は終わっていて
4月の人事異動でその学校への赴任が決まることを、我々教師間では
「島流し」とか「懲役」などと呼び、恐れおののいていたものだ。
だから、ヤル気と能力のある先生が、その中学に赴任になった日にゃ
そりゃもうかわいそうで、目も当てていられないのだ。
このクソ学校の生徒はそもそも勉強する意思なんて全くないから
中間、期末考査の前には、試験問題をほぼそのまま印刷した
○×プリントなるものを配布するという腐った伝統がある。
（ま、もちろん教師たちも、すでに教える意欲をなくしているのだが・・・）
しかし、その学校に赴任した志のある教諭が
「そんなプリントはおかしい！これじゃ試験の意味がない！」
ってことで、一旦はこの○×プリントを拒否したんだけど、
まわりの同僚たちから諭されて、とりあえず形だけプリントを配布し
実際の試験にはそのプリントの問題以外からも出題したそうである。
すると・・・・
親からの苦情が殺到し、そりゃもう徹底的にかなりたたかれたそうで・・・・
結局その後は、その先生も考査の前にはきちんと答えを掲載した
○×プリントを配布するようになったのである。
ま、この中学校は、隣に小学校も併設されているのであるが
小6ともなると女子のほぼ全員がピアスをあけ、
ランドセル背負ってくわえタバコって子もいるってくらいだから
中学校だけでど－にかしようっていうのも無理なのかもしれないが・・・
この学校のことを書くと、ホントきりがないのであるが・・・・
実は残念なことに、今年私の親しくしている数学の先生が
運悪くこの学校に赴任してしまったのである。
私の塾にも、この中学からの生徒がいるので
その先生の最初の数学の授業の様子を聞いてみたら・・・・
新学期の初授業であったにも関わらず、案の定、
授業が始まってからもおしゃべりの声が絶えない惨状だったそうである。
しばらくはその先生も、こまめに優しく注意していたのだが
ついに耐え切れなくなって・・・・・教卓をバ～ンと叩いて
「おまえらぁ！いい加減にしないかぁ！！」
って大声で怒鳴ったのだそうな。
すると・・・・・・
教室中の生徒が、一斉にどっと笑ったのだそうな。
「あいつ、キレてやがんのぉ～」って叫びながら・・・・・
いくら現代の学校現場が荒廃しているとはいえ、
教師がブチキレて怒鳴りあげたときに、爆笑されるって経験は
フツーの先生にはなかなか体験できないことである。
この時の先生の驚きが目に浮かぶようである。
まぁ、やがてこの優秀な先生も、考査前にせっせと
○×プリント作りに精を出すダメ教師へと変わっていくのであろう。
でも、だからといってこの先生を簡単に非難できないよなぁ・・・・
だって・・・・もし、そうならなかったら・・・・・
いずれは体を壊して先生をやめるしかなくなるもんなぁ・・・・
いや～私には何もできないけど、ホント頑張ってください・・・・
Ｈ先生・・・・・
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