今年度から新指導要領に基づき、
学校で使用される教科書が全面改訂となる。
ま、学生の皆さんは、学校で新しい教科書が配布されて
それでオシマイ・・・なのであるが、塾はそうはいかない。
だって、もう新学期が始まってるっていうのに
塾にはまだ新しい教科書がないのである。
もちろん事前に書店に注文はしてるんだけど
一般ピーポーが教科書を購入できるのは
学校で配布が完全に終わった後なのである。
ま、そもそも教科書は学校様のためにあるのだから
それはワカランではないとしても、
そもそも教科書を販売できる書店が少なすぎるのである。
うちの近所にある教科書を扱う書店は
お世辞にも立派な本屋とはいえない・・・っていうか
普段はシャッターが閉まったままで
どう見たってつぶれた本屋にしか見えないのだ。
で、たまにシャッターが開いてるとき店に入ってみても、
本屋のクセにフツーの書籍なんかはほとんどおいてない。
それが新学期の教科書配布のこの時期になると、にわかに活気づき
パートのおばちゃんなんか雇って忙しそうにしているのである。
もしかして・・・っていうか、まず間違いなく
この本屋さん、年に一度の教科書販売だけで
1年間の生業をたてているんじゃないのかぁ？
でも、なんで・・・・・
そもそも決まった本屋しか教科書を販売できないんだろう・・・
って調べてみたら・・・
なにやら教科書の販売っていうのは
各都道府県に特約供給所っていうのがあって
そこが管内の教科書を扱える書店（取次供給所）の
選定や教科書代金の回収等を行っているというのだ。
特約供給所っていうのはもちろん
文部科学省様の管轄である。
おぉ～これって怪しい臭いがしません？
今の書籍販売が大不振の世の中において
教科書っていうのは、どんなにクダラン内容であっても
確実にたくさん売れるっていう夢のような商品である。
現に私の塾だって、今年のように教科書改訂の際には
全ての学年の全ての教科の教科書を買いなおすんで
数万円の大出費になるのである。
そんなすばらしい商品を、一部の組織が販売権を握り
決められた供給所ってことが取り仕切ってるなんて・・・・
やっぱ、これって、絶対ドコかのダレかが
めっちゃイイ目にあってるって思うのがフツーでしょ？
でも・・・・実は・・・・・
そもそも教科書って選定のトコからメチャメチャ怪しいのだ。
っていうのも、教科書って、もちろんいろんな出版社から出ていて
そのうちの検定に合格したものの中から、一般の学校の先生が
極秘に選定委員に選ばれて、秘密会議で教科書を選ぶのである。
え、なんでそんなこと知ってるのかって？
実は私も現役の教師のとき
教科書選定委員に選ばれたことがあるのである。
で、その選定委員に選ばれたってことは、チョー機密事項で
同僚はもちろん、家族にすら言っちゃいけないことになってるのである。
だから、その教科書選定会議に出かけるときも
職員室の出張黒板には偽の出張名目を書いていくくらいなのである。
なにやら、出版会社との癒着を防ぐのが目的らしいけど
バカみたいでしょ？
私しゃ、あんまりバカバカしかったんで、
その選定会議に行くときは、わざと大きな声で
「では！ワタクシ、授業を自習にして
秘密会議に出かけてまいりますぅ！」
ってさけんで職員室を出て行ってたもんだから
管理職はイヤな顔してたもんなぁ～
で、そのバカバカしい選定会議で、先生たちがさんざん話し合って
「じゃ今年はこの教科書にしよう！」って決めるでしょ。
ところが・・・新学期には選んでないはずの教科書が
チャーンと採択されているのである。
一見、一般の先生たちの意見を取り入れて
教科書を選択しているように見せかけて・・・・
実はダレも知らない上のほうで、
採用する教科書はシッカリ決まっちゃってるのである。
う～ん・・・・ココでも、何か教科書の利権に群がる
妖怪ドモの姿が見え隠れするのだ。
本当なら、教科書選定委員の先生から
「そりゃオカシイだろ！」
って反論が出てもいいはずなのだが、
そもそも選定委員に選ばれてるってコトが自体が秘密なんで
反論もでないし、できない見事な仕組みが出来上がっている・・・・
う～ん、どれもこれも、教科書にからむことって
利権の臭いがプンプンするなぁ～
もちろん教科書の利権に関わる闇の部分の詳細なんて
私ごとき、一市民にはもちろん分からないんだけど・・・・
事業仕分けみたく・・・・
だれか捜査の手を入れてくれないかなぁ・・・・
ブログランキングに参加しています。
ワンクリックして頂ければ励みになります。
↓よろしくお願いいたします。m(_ _ )m
