日本の教育をグチャグチャのダレダレにしちゃって

子ども達から学力ばかりか生きる力さえも奪ってきた政府が

珍しく・・・・・・私と同じ考えを公の場で発表した。


それは

「小中学生が携帯電話を使うことは好ましくない。」

って提言である。


具体的には、サル顔の総理大臣が

「悪いことの方が多く、ろくなことがない。

悪い大人に利用されるだけだ」。
「人間関係にも教育にも良くない。社会全体で厳しい対応が必要だ」

などと指摘した上で「学校裏サイト」などの有害情報に触れさせない

対策の必要性を強調したとのことであるが・・・・


ま、携帯電話が子どもに与える甚大な弊害については

もうずいぶん以前にこのブログにも書いてきたのであるが

いつもチョー後手後手の政府にしては、ま、早いほうなのであろう。


そもそも、十数年前、政府や教育の専門家と呼ばれる大バカ者どもが

指導要領をデタラメに改訂したときも、私はさまざまな場で

「取り返しのつかない学力崩壊」

が必ず起こることを訴え続けてきた。


しかし、田舎の一塾教師の言葉などがお上に届くはずもなく

私の予想通り、今現在も日本の子ども達の学力は

底なしに落下し続けている。


ま、今回の提言は、もちろん政府が私の意見を

取り入れたってわけではないのであるが

それにしても、今の日本の子ども達の野放しの携帯使用状況に

大きな一石を投じたことには違いないであろう。


ただ、問題は、今まで完全に野放しにして、これだけ若者達に浸透し

精神や生活を浸食しつくしている携帯電話を、果たして規制することが

できるのか?ってことであろう・・・・・っていうか

まず、無理なんじゃない?


私は総理ではないので、もっとダイレクトに言わせていただくが

「子どもにとって携帯電話は麻薬なので規制すべきである!」

と確信している。


なにもそこまで・・・・って思われる方も多かろうが、

実際に日々子ども達と接している私から見ると、

携帯電話が子どもに与えた悪影響は計り知れない。


私が塾を始めた13年前は、子どもはもちろん、大人であっても

一般人は携帯電話なんてもっていなかった。

だから塾の休み時間には、教室のあちこちで友達同士おしゃべりを

する姿があったし、事務室に遊びに来て先生達と雑談をする光景も

当たり前のように見られたのである。


それが、昨今のように携帯電話を持たない生徒のほうが

珍しい状況になってしまうと・・・・・

休み時間にも関わらず、たくさんの生徒が席にについたまま

ひたすらメールに興じるっていう異様な光景が広がっているのである。


もちろんメールだって友達とのコミュニケーションには

役立つかもしれない。でも・・・・

小中学生くらいの子どもは、やっぱ直に顔を突き合わせて

会話したほうが良いんじゃないだろうか?


塾で行なう懇談会でも、子どもの携帯電話についての

親御さんのお悩みは頻繁に耳にする。


テレビを見ている間も、食事の最中も、ずっと携帯を手にしているって

いうような完全携帯中毒の子どもも少なくないようである。


でも・・・・・


私が思う携帯電話の本当の弊害っていうのは、一般に言われているような

「出会い系サイト」や「学校裏サイト」なんてことでなのはないのだ。


私が最も危惧しているのは、人生で最も多感で精神的にも知識的にも

たくさんのことを学べる学生時代のチョー貴重な時間

不毛な携帯電話で費やしてしまうということなのである。


ま、親御さんの中には、携帯電話の弊害に気づいていながら

「本当は携帯を持たせたくないんだけど、

お友だちもみんな持ってるから、うちの子だけ持っていないと

仲間はずれにされちゃうかもしれないし・・・・」

って言われる方もいるけど・・・・


そもそもそんな状況になっちゃってる今の子どもの世界のほうが

明らかにおかしいのであって、その状況の方をナンとかするために

政府はもちろん、親たちも行動を起こすべきであると思うのである。


だって、その言い訳って・・・・


「ホントはうちの子にはドラッグやらせたくないんだけど、

友達もみんなやってるし、うちの子だけやらないと

仲間はずれにされるのよねぇ~」

って言ってる状況と同じじゃない?




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