昨日のブログでも書いたが、

今日、私の住む県で公立高校の合格発表が行なわれた。


ま、いろんなことをテーマに、毎日いろんなことに怒りながら

このブログを書いてはいるのであるが

もちろん私は今日のために1年間必死に仕事をしているのであり

今日という日は、いわば1年間の総決算の日なのである。


先週入試が終わり、今日の発表まで1週間・・・・


終わってしまったものは仕方がないと分かっていても

もっとこんな教材をやっときゃよかったとか

コイツにはこの勉強をさせておくべきだったとか

毎年この1週間は、そんなことがズーッと頭をめぐって

なんか全く落ち着くことができないでいたのである。


でも、それも今日でオシマイである。


朝8時、合格発表を見るために先生たちが手分けをして

それぞれの担当高校に出発していく。

私は立場上、塾でじっと報告を待つ係である。


でも・・・・・この時間が最もキツイのである。

いっそ、車を運転して外を走っていたほうが

いくらか緊張感もまぎれるであろう。


とにかく、誰もいない塾の事務室のなかで

いつ鳴るやもしれない電話を待つのって

ホントに心臓に悪いのである。


で、次々と合格発表を確認した先生から電話がかかり始める。

きれいごとは抜きにして書いちゃうけど、

やっぱ100%合格ってワケにはいかない。

電話を元に生徒名簿に○×をつけていく・・・・・


9時に発表が始まり、9時半くらいまでには大半の生徒の

合否状況が出揃った。


今年の結果は・・・・・・


自画自賛といわれてしまうかもしれないが

ま上出来であった。


特に、偏差値50以上の中堅以上の高校では

合格率100%・・・・全員合格であった。


私がここで改めて書くまでもないが、

入試っていうのは1回限りの試験なんで、

いくらそれまで合格圏をキープしていた子でも、

残念ながら本番で失敗しちゃう子が毎年1,2名は出る。


ま、逆に、チョッと無理だろって思っていた子が

本番で思わぬ力を発揮して合格をもぎ取るってこともある。


だから毎年、予想外の不合格と、予想外の合格があって

発表の日っていうのは、我々教師も、喜んだり落ち込んだり

なんとも複雑な気分になるのである。


それが、今年は全てがうまくいった。

毎年、我々は必死に全力で指導しているので、今年の入試指導が

昨年までの指導と、どう違ったのかって分析はできない・・・・

ただ、今年の結果は、子どもたちが持てる力を、

全て出し切ってくれた結果であることは間違いないのである。


毎年、合格発表に日は昼から塾を開放し、

お菓子やらジュースをたくさん用意して生徒を待っている。


今日も、もちろん合格報告に来る生徒を待っていたのだが・・・・


昨年あたりから、発表に日の午後に入学手続きを行なう高校が

増えてきたんで、全生徒が集まったのは

もう午後6時を過ぎてしまっていた。


ホントは時間の許す限り、勉強抜きで

生徒たちとおしゃべりをしたいのであるが・・・・・・・


今日は、この子達にとって、生まれて始めての

受験の合格発表という日である。


やっぱ夜は家族と過ごしてもらいたいし、

過ごすべきだと思うのである・・・・・・


後ろ髪を引かれる思いで、一応お開きの時間を8時に決め

それまで思う存分おしゃべりしようぜぇ~って思ってたら・・・・


飛び込みの春季講習会の面接のお申し込みが入った。


以前のブログにも書いたが、新規お申し込みの面接だけは

全て塾長の私がやることにしている。


またまた後ろ髪を引かれる思いで、

打ち上げ会場を後にし、面接の教室へと向かう・・・・・


お申し込みに来られた親子は新中学3年生・・・・・

今通っている塾に不満で転塾のため申し込まれたということ・・・・


で、面接を開始したのであるが、遠くの教室から

楽しそうな生徒たちの歓声が聞こえてくるのである・・・・


もちろん塾長として、そんな誘惑には負けません。

現在の塾の不満な点をうかがい、私の塾の指導法等を

心をこめて詳しくお話しし、きちんと面接を終えたのである。


で、打ち上げ教室に戻ろうとしたら・・・・・インターホンがなる。

「塾長!次の面接が入りました。今からそちらの教室に

ご案内します!」って連絡・・・・・・


結局、二組目の面接をしている最中に、打ち上げはお開きになった。

「バイバーイ!」とか「お世話になりましたぁ~」って声が

面接をしている教室にも聞こえて、やがて表は静かになってしまった。


面接を終え、打ち上げ会場に戻ると・・・・・


もう、生徒はみ~んな帰った後で、掃除まで終わっていた・・・・


なんか一人だけ仲間はずれにされちゃったような気分で

塾長のくせにチョッといじけた気分になってしまった・・・・・


私は、学校でよくあるように、卒業した生徒が

いつまでも母校に寄り付いて時間を潰すのが大嫌いで

そのことを、ことあるごとに塾生にも話している。


だから、塾を卒業した子が、再び塾に遊びに来るのは

高校を卒業してからとか、就職や進学が決まってから

人生の大きな節目のときくらいなのである。


ただ・・・・・


やっぱ今日くらいは、じっくり別れを味わいたかったなぁ・・・・


ま、春休みまでは、卒塾生たちはまだ中学生なんだから

ちょくちょく遊びに来てくれないかなぁ~

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