昨日の合格発表のブログに関して、

たくさんのお祝いのコメントやねぎらいのコメントをいただき

ほんと感謝致しております。


この場を借りてお礼申し上げます。


で、コメントの中には、「湯布院あたりに旅行ですか?」

ってのもあって、なんで合格発表が終わったら

私が湯布院に行くことをご存じなんでしょうって

驚いてしまったのであるが・・・・

もちろん湯布院には行きます。


でも、毎年湯布院旅行は春期講習が終わってからなんで

お楽しみはまだ2週間後なのである。


で、今日の本題に移るけど・・・・


以前ナンカの書籍で、最近の若者達は、

ことわざを取り違えて理解してるって記事があって


例えば「可愛い子には旅をさせろ」っていうのを

「子どもには経験が大切だから、親はお金がかかっても

いろんなところに連れていってあげなさい。」って

理解している若者がたくさんいるって書いてあった。


ま、こんなのは、まだいい方で、

学力ばかりか日本語能力まで崩壊しちゃった子ども達には

ことわざ自体使うことなんて無いのだろうが・・・・


ただ、もしかしたら親の中にも、

このことわざの意味を誤解している若者たちと同じように、

「自分の子どもは、たくさんお金をかけて

贅沢三昧させてやるのが親の使命」

なんて考えてる方も多いのではないかって気がするのだ。


だって、塾に通ってるほとんどの子ども達が

携帯電話を持ってて、月に何万円もの通話代を支払い

お小遣いも潤沢なようで、友人同士で頻繁にお出かけしては

映画見たりお食事したりしているようである。


ま、我々の子ども時代から比べれば、

日本の経済状態っていうのも大いに変わっているのであるから、

一概にそれを「贅沢だ!」ということはできないのかもしれない。


ただ、それにしても、いつの時代でも、「お金」っていうのは

自然に湧いてくるものではなく、必ず誰かが汗水垂

らして働いた結果得られるものなのである。


だから、親も金を出すからには、子どもたちにそのお金の価値を

しっかり教えておく義務があると思うのである。


とは言っても、親が我が子にお金の話をするのは難しいかもしれない。

ましてや、我が家の収入がこれくらいで、そのうちのどのくらいを

あなた方子どもに使っているのかなんて話すのは

全ての親がそう簡単にできることではないのだろう。


こないだも塾生が

「先月、携帯の請求で18万来て、親にめちゃ怒られたぁ~」って

笑いながら話してたけど・・・・それって笑い事かぁ?


私が親ならその場でそいつの携帯をポキッと反対に折って

即解約なのであるが、今の親はそんなコトしないらしい。


ま、結局そいつは、今まで貯めてたお年玉全部はたいて

18万円の通話料を支払ったって言ってたけど・・・・

最近のガキどものお金の価値観ってドーナッテルのよ?


で、その話を横でビックリした顔で聞いていた優等生の女の子に

「じゃオマエは、毎月どのくらい携帯に使ってるの?」って聞いたら

「私なんか2万円いかないくらいですぅ。」って・・・・・


やっぱ日本のガキの経済観念は狂ってるとしか思えない・・・・



だから、私はせめて義務教育が終わったら

子どもにアルバイトをさせるべきである!

と思うのである。


私も高校に進学した後、すぐにアルバイトをした。

ま、決して家庭が経済的に困窮しているわけではなかったのであるが

なんか「バイト」ってひびきにずっとあこがれを持っていたのである。


そのアルバイトを通して、いろんな人に会い、

学校では絶対に体験できないような貴重な経験をすることができた。

そして、もちろん、1000円、2000円といったお金の価値を

身にしみて感じることができたのである。


子どもにとうとうとお金の大切さを語って聞かせるより

実際に自分の体でお金を稼がせてみたほうが、

ずっとお金の価値っていうのが分かると思うのである。


ただ・・・・・


最近は進学校であればあるほどアルバイトを禁止しているところが多い。

もちろん高校側は「学業に専念できなくなるから」とか

「夜遊びを覚える可能性があるから」なんて、

もっともらしい理由を並べてはいるが、

私に言わせりゃ、それだって勉強だと思うのだ。


バイトにかまけて勉強しないヤツは、バイトが無くたって勉強はしないだろうし

夜遊びに走るヤツは、トーゼンいずれは夜遊びにはまると思うのである。


逆に、子ども達が18歳そこらになるまで「働いてお金をもらう」って経験を

全くせずに成長しちゃうってことのほうが異常だと思うのである。


アマアマの義務教育で子ども達をダレダレに育て上げて、

義務教育が終わった後も、社会の仕組みから

遠ざけた教育しかできない日本って、ヤッパおかしいでしょ?


だからやっぱ私は

「可愛い子にはバイトさせろ!」

って思うのである。



ただ・・・・ま、セコイ話だけど

馴染みの店で教え子がバイトを始めたりなんかすると

なんかチョット行きづらくなってイヤなことはある。


私は蕎麦が大好きで、近くに県下でも有名な蕎麦屋があるんだけど

そこで塾の教え子がバイトを始めやがったのである。


その店はお蕎麦は手打ちでメチャウマイのであるが

なんとトッピングにネギが入れ放題なのである。


私はこれまたネギが大好きで、他の具材は一切いらない・・・・

っていうか、とろろこぶかまぼこであってもジャマなのである。


だから、その店に行くといつもかけそばを注文していたのである。

ただ、その店は有名なお店であるから、遠方からたくさんの客が来る。

遠くからわざわざ蕎麦を食べに来た客であるから、

ま、かけそばなんぞを注文する客なんてほとんどいないのである。


さらに、そのお店は店員教育が行き届いていて、お客の注文をきくと

「ゴボウ天そばイッチョォ~!」ってな具合に、

お店全体に響き渡るような大声でオーダーを復唱するのである。


ただでさえ「かけそばイッチョォ~」って言われるのは恥ずかしいんだけど

ましてや教え子に応対された日にゃ、なんかそのオーダーが

「塾長のクセに、ただのかけそばイッチョォ~」って言われてるみたいで

不本意ながらきつねそばや天ぷらそばを注文することになってしまうのである。


ま、これも年寄りの無意味な見栄だってのは分かってるんだけど

やっぱ教室の外で教え子に会うっていうのはどうも苦手である。


ちょっと話が飛んじゃったけど・・・・


何はともあれ、塾以外の場所で一生懸命働いている

教え子達の姿を見るのはうれしいことである。


意味不明の教育改革や指導要領改正を行っている

教育行政に携わる皆さん・・・・・・


高校の必修課程や大学入試資格にボランティアを入れるくらいなら

いっそ「アルバイト」を必修にしたほうが

はるかに子ども達のためになるのではないかって

私は真剣に思ってるのである。




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