今日で９月が終わる・・・・・
っていうか、やっと終わってくれた・・・・って感じである。
９月というのは、トーゼンのことながら楽し～い夏休みが終わり
中学３年生はいよいよ受験勉強も追い込みにかかる時期なのであるが
ブログにもさんざん書いてきたとおり
私の地域ではどの学校も体育祭の取り組み一色に染まってしまうため
どの中学校も練習に時間をとられほとんど授業が行われない。
それだけならまだしも、一日中外で練習なんてするものだから
夕方から塾には「体調不良で欠席しま～す。」って電話が
毎日何本もかかってきて余計にストレスを感じてしまうのだ。
ま、昨年のように大きな台風がたくさん来なかったのが
せめてもの救いである。
最近は教育委員会もチョー弱腰になっていて
台風が接近しそうになるとすぐに休校にしちゃう。
だから親や子どもも、塾も同じって考えて、ちょっとでも台風が近づくと
朝から問い合わせ電話がもう鳴りやまないのである。
でも塾は学校と違って前日から休みを決定したりしない。
ぎりぎりまで様子を見て休塾を判断する。
で、大したことがないようであれば授業を行うのだ。
しかし台風が近づいているという情報だけで親はうろたえる。
たとえ進路がそれても塾を休ませようとする。
だから台風が近づいているときに塾を決行しても
結局はたくさんの生徒が休んでしまうのである。
で、そんなときでも塾にやってくる子は
やっぱり総じて成績がいい子どもばかりになってしまうのである。
なぜか・・・・というか、トーゼンというか、
成績が芳しくない子ども達にかぎって簡単に塾を休んでしまう････
いや、親が簡単に休ませるのである。
ま、今年は台風の影響もなく、体育祭も昨年のように
延期されることもなかったのは幸いではあったが・・・・・
９月の３連休続きにまいってしまった。
週末に体育祭が終わるとその代休も合わせ
学校の授業はトーゼンのことながら４連休になってしまう。
そんな感じの連休が月末に２回も続いたのである。
月末からは中間考査に向けて気持ちを切りかえさせて
授業に臨むつもりであったのに････
学校の授業は全く進んでない上に試験範囲さえも出ない・・・・・。
中間考査が最も早い学校なんて、先週末の土曜日に体育祭があって
それから代休も含めて火曜日まで３連休のお休みで
水、木、金と三日間だけ学校があった後、
土日の２連休があけたらイキナリ中間考査なのである。
いったい、いつ授業するんだヨォ～？！
そんな学校がグチャグチャの中においても塾は全く通常通り行われる。
もちろん、土曜日に体育祭が行われたところであっても、である。
案の定、土曜日に体育祭があった学校の生徒はたくさん欠席した。
確かに体育祭の後、夜に塾があるのはきついことかもしれない。
でも、体育祭ごときで塾の授業も受けられない程疲労するのなら
その子の健康状態は尋常ではないはずである。
ただ、なぜか女子はほぼ全員出席である。
休むのは････いや、親が休ませるのは、
ほとんどが成績のパッとしない男子生徒ばかりである。
このブログで何度も書いたが、
子どもの成長に最も影響を与えるのは、
塾でも家庭教師でも学校でもない。
その親の覚悟が最も子どもの成長に影響を与えるのである。
勉強ができるようになりたいから塾に入れる。
でも、子どもがきつそうだったら簡単に塾を休ませる･････
そんな中途半端な覚悟では、成績なんて絶対に伸びない。
で、そんなところにも、その親の子育ての覚悟ははっきりと見えるのだ。
塾の生徒の中に、とある中学校で成績がトップの女子生徒がいる。
色白の体つきもきゃしゃな一見すると小学生のような子である。
彼女は生徒会に入っていて
体育祭の前は連日遅くまで学校で準備に関わってきた。
でも、普段から塾なんて休んだことはない。
もちろん体育祭当日だって、後片付けやなんかで
帰宅できたのは一般の生徒よりもはるかに遅い時刻だったのである。
しかし、授業が始まるときには・・・・
やはりあたり前のように教室にいた。
日焼けで顔が真っ赤になってて痛々しいくらいである。
この子はいつもこう言う。
「きついから塾休ませてなんて絶対親にいえない。
そんなこと言ったらメチャメチャ怒られるもん。」って････
この子の親は厳しすぎる？
子どもを虐待している？
そもそも塾や学校というのは子どもたちにとって
「簡単に休めない場所」ではなかったのか？
確かに少し前までは、そうだったのではないのか？
体育祭のような学校行事があるたび
「親の覚悟や姿勢」について考えさせられる。
あ～来月はまた文化祭かよぉ････
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