こないだBSで撮りためておいた映画の中から

「家族ゲーム」っていうチョー昔の映画を見た。


1983年の映画だから、ざっと30年近く前の映画で

まぁ内容的には・・・・見る人それぞれって感じなのだが・・・・


その映画のシーンの中で、中学校の教室で数学の先生が

テストの答案を生徒に返却するって場面があるんだけど


その教師は点数の低い順から生徒の名前を呼びあげて

返却をするのである。


今のゆるゆるの中学校で、そんなことをやった日にゃ

モンスターママゴンが顔中に怒りマークむかっをつけて

学校に怒鳴りこんでくるところだろうけど・・・・


さらに、映画の中の中学教師は、途中から成績の悪い生徒の

答案をクシャクシャに丸めて、教室の窓から校庭に投げ捨て

るのである。


で、投げ捨てられた生徒は、チョットおどけながらみんなで

運動場に駆け出していって、自分の答案を探している・・・・


もし、今の中学でこんなことをやったら・・・・・

間違いなくTVニュースである。


だって、ようやく学校もバカゆとり教育から脱出しようとしている
にも関わらず、私の塾に通ってくる中学校のいくつかは

まだ定期考査の成績発表で順位を公表しない(もちろん本人に)

大バカ中学があるくらいだからである。


前にも書いたことあるけど


勉強させて試験して・・・・結果は公表しない・・・・

っていうのは・・・・・


例えば陸上の短距離選手に一生懸命練習させて

競技会に出て・・・・・順位は発表しないってこととドコが違うのか?


ま、それでも義務教育の最後には、かろうじて「入試」っていう

否が応でも自分の努力と実力を目のあたりにする唯一の機会があるから

まだイイような気もするのだが・・・・


その入試にしたって、最近ではアマアマ教育の影響で

子供たちにとっては対したプレッシャーにはなっていない面もある。


だが、塾だけは違う。


クサレ学校のように、思い出作りとかお友達作りとかなんかではなく

「子供たちに勉強を教えて、持っている能力を

最大限引き出し、希望する進路に進ませる!」

っていう最大にして唯一の目標にむかって、親御さんから

お金を頂いて、我々も命がけで頑張っているのである。


だから中学3年生なんかは、今はもちろん毎日塾があるし

1月から毎週日曜日に実施してる模擬テストは、

トーゼンその日のうちに教師たちで夜遅くまで採点を行い、

次の日までには偏差値から合否判定までコメントも入れた個表を

完璧に用意して生徒たちに配布するのである。


そして、その合否結果は、本物の合格発表のように

掲示板に合格者の生徒番号を記載して塾の玄関に貼り出すのである。


さらに授業では、学力別クラス分けは当たり前なのだが

座席も志望校別、試験の結果別に分けて座らせる。


つまり、模擬テストで現在の志望校に失格した子は

失格した生徒を集めた席を作ってそこに着席させるのである。


私の塾は、もう20年近く毎年この方法で、たるみきった受験生の

意識を高め、志望校ぎりぎりの生徒も力づくで成績を上げさせて

毎年高い合格率を上げてきたのである。


ただ・・・


数年に1,2名・・・・・残念ながら、このやり方について来られない

生徒もいるのは事実である。


まず・・・・毎日勉強する・・・っていうのが無理な子・・・・

机に2時間以上ついて勉強することができない子・・・・

日曜日に早起きをして塾に試験を受けに来るのが困難な子・・・・


そして・・・・・


能力は低く努力は嫌いなくせにプライドだけが高すぎて

自分の成績をさらされるのが耐えられない子・・・・・


今年は、この最後のパターンが出た。


今年初の塾内模試が終わった翌日、

初めて成績順、合否別に分けられた座席で授業を行ったのだが

その翌日・・・・ママゴンからぶち切れたお電話がかかったのである。


「うちの子がバカ扱いされたといって泣いています。

先生から、お前たちはバカだから勉強しても同じだと言われたと

言っています。いったい、どういうことですか!!」


よくもまぁ、それだけ話を盛れたものである。


成績別、合否別座席でちゃちなプライドを傷つけられた子供が

ママゴンに告げ口したんだろうけど・・・・・

そもそも、そんなヨタ話を信じて、なんの確認もせずブチ切れて

文句の電話をかけてくる事自体、まともな大人のやることではない。


ま、このタイプの人間にありがちな、

自分が怒っていることに酔ってさらにブチ切れている大人

その場でナニをいっても通用しないから、チョット受話器から

耳を離して、時々相槌を打ちながら聞き流すに限る。


で、ひと通り怒鳴り疲れたころあいを見計らって

「チョット落ち着いて話しましょう。

お子さんは、私がバカだから勉強してもおんなじだって

言ったと言われてるんですよね。

まず、そこをお子さんにご確認していただけますか?」


って、静かにお願いをしたのである。


怒りの言葉を怒鳴りまくったママゴンは、もともと語彙も少ないので

もう、ののしるお言葉も尽きたようで、私のお願いにしぶしぶ応じた。


受話器の向こうで、なにやら息子とモゴモゴ話している様子である。


しばらくして・・・・


「じゃ、先生は本当にバカとは言ってないんですね!」

と、ややトーンダウンしたお言葉・・・・


どうやら、息子は、私がバカといったと断言できなかったらしい。


そりゃそーでしょ、私だってバカではないから、たとえ思っていても

生徒に面と向かって「バカ」などとは絶対に言わないし

「バカだから勉強しても同じ・・・」なら、塾なんて仕事やってられない。

そもそもこのママゴンは、学校でも有名なモンスターPで

学校の先生を凹ませた武勇伝を数々聞いていたし

ついに塾にも来たかって感じでなにかと面倒くさいんで、

もう塾をやめさせたかったが、ココでズバッと切ったら

今後ナニを言われるか分かったもんじゃない。


で、なんとか自ら塾を去っていただけるように仕向けるため

「3年生は今後も、入試までこの方法で授業を行います。

成績も張り出しますし、志望校に対して成績が達していない

ときは本人にもダイレクトに言います。

もちろん、お宅のお子様だけに特別な配慮をするというのは

うちの塾ではできかねますので・・・

って、アタリマエのことをお伝えしたのである。


すると・・・ママゴンはしばらく無言のあと

「検討します」ってぼそっと言って電話を切ったのである。


検討する・・・・って・・・・・


意味がわからない。


遠まわしに「やめてください」っていう私の本意が

伝わらなかったのだろうか・・・・



数日後・・・・・


妹が兄の月謝袋を持ってやってきた。

(実は、こいつの妹もうちの塾に在塾しているのである・・・・)


で、月謝袋を見ると・・・・・


あ?月謝が半額だけ入ってる・・・・・


で、月謝袋の上に、

「息子がヤル気を無くしたので、塾をやめます。」

ってナブリ書きが・・・・


お~オレのせいかヨォ~


で、月謝半分て言うのは、その仕返しかぁ~


もうイイ・・・面倒くさいからまけといてやる。


公立の入試まであとわずか・・・・

本当に必死で頑張っている子供たちのことで

わたしゃ頭がいっぱいなのである。


こうやって親子で傷を舐め合い、かばい合い

すべてを人のせいにして生きていけるほど世の中は甘くない。


ま、それにしても・・・・・・

結局一番バカを見たのは、この息子である。


このバカ息子だって、この時もし母親が

「なにバカなこと言ってんの!

悔しかったら勉強して成績あげなさい!」

って息子の背中を一押ししてれば・・・・

今も志望校目指して友達と机を並べていたはずである。



インフルエンザと同じくらい日本各地で猛威を

奮っているモンスターママゴンたちは・・・・


その本当の被害者が、自分の子供だってことに

気づくことはないのだろう。


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文科省なんかにいる人間っていうのは

やっぱバカしかいないっていうのは

十分にわかっていたつもりだけど・・・・


まさか学習指導要領で、全国一斉に小中学校で

ヒップホップ、ストリートダンス等も含む

”ダンス”を必修化

してくるとは思わなかった。


以前、中学校の体育で、柔道が必修化したことに対しても

ボロクソに書かせてもらったけど・・・・・


いったい国の教育行政は、ナニを目指しているのだろう?


私は別に柔道やダンスを否定しているのではない。


学校っていうところは、もちろん勉強だけではなく、

子供たちの心や身体の育成も目標に置かなくては

いけないところだってことも十分に理解しているつもりである。


でも・・・・


柔道やダンスっていうのは、そもそもそのスポーツに

興味のある子が、部活に参加したり外部の教室に通って

自主的に参加すべきものであって、学校の授業の中で

強制されるようなものではないと思うのである。


バカ文科省のHPを見ると


イメージをとらえた表現や踊りを通した交流を通して

仲間とのコミュニケーションを豊かにすることを

重視する運動で、仲間とともに感じを込めて踊ったり、

イメージをとらえて自己を表現したりすることに

楽しさや喜びを味わうことのできる


って・・・・・


塾に来ている生徒たちの顔を思い浮かべてみるけど

とても自己を表現するダンスができそうな奴はいないし

そいつが踊っている姿を想像するだけで吹き出してしまいそうである。


ま、今の子供のダンスブームにのせられて、塾生にも

外でダンスを習っています・・・って子も何人かいるけど・・・


それはあくまで本人が「やりたい!」って思って習ってるわけで

こんだけ学力が激下がりしている今の日本の公教育の場で

なにも子供たちを強制して踊らせる必要はないと思うのである。

文科省は、次から次にお馬鹿な方針を発表してくるけど

その過程っていうのは外からは全くうかがい知ることができない。


ま、きっといろんな守銭奴どもの利害関係が複雑に絡み合って

役人の中にも「こんなのありえねぇ~」って思いながらも

一部の人間の大きな力に押し流されて、こういったバカ方針が

通ってしまう風潮があるのであろう。


新年度から・・・・・

あちこちの小中学校で、私の大嫌いなお経のようなラップ音楽を

流して、新興宗教のように踊り狂う子供たちが見られるのだろう。


じゃ、いっその事・・・・・・・


やるからには、徹底してその指導をやってほしいなぁ。


斜に構えてヤル気のないクソガキとかにも

「このステップが出来なければ帰しません!」

くらいの気合で、体育教師も竹刀でも持ってビシビシ指導して

今の子供たちのたるみきった精神を叩き直してくれるなら・・・


バカダンス格闘技

私は決して否定はしないのである。




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私は、忙しい!忙しい!って言ってるくせに、

最近きちんとブログを更新できてたんだけど・・・・


ホントに今日だけは、並みの忙しさじゃなくて、

トイレ行く時間もないくらいのスケジュールだったんで

ブログはお休み!って決めてたのに・・・・・


ちらっとYahooニュース見ちゃったもんだから

こりゃ絶対書かなくちゃ!ってことで、カップラーメン食べながら

今このブログを書いているのである。


で、そのニュースっていうのが・・・・


大阪市の橋下徹市長が、小中学生であっても

目標の学力レベルに達しない場合は留年させる

べきだとして、義務教育課程での留年を検討するよう

市教委に指示していたことが分かった。

法的には可能だが、文部科学省は年齢に応じた

進級を基本としており、実際の例はほとんどないという。

(毎日新聞)


私は、今まで橋下さんが提案してきたことに関しては

基本的には賛成で、今の腐りきった教育行政に対して

もっと、もっとどんどん改革してくれぇ~って望んでいたのである。


しかし・・・・・


今回の「義務教育での学力による留年・・・」

っていうのは・・・決して反対じゃないんだけど・・・・・・


ぶっちゃけ「無理!」なのである。


橋下さんのおっしゃることは、一応筋が通ってるんだけど

哀しいかな・・・やっぱり本当の子供たちの現状をご存じない、

所詮は、雲の上のお方の理想論なのである。



我々のように、日々、生活をかけて

子供たちの学力をどう上げるか?

ってことに命がけで取り組んでいる者にとっては、

年々加速度をつけて悪化する子供たちの学力・・・・

っていうか能力低下は、最大の悩みの種なのである。


おそらく橋下さんは、留年を設定することにより

勉強をサボっていた子供たちのモチベーションが上がり

勉強してくれるようになるのではないか・・・?

って思われてるんだろうけど・・・


残念ながら・・・・・


今のチョー低学力の子供たちは、決して勉強をサボっている子

ばかりじゃないのである。


もちろん、フツーの頭を持ちながら勉強をサボっている子にとっては

この留年っていう恐ろしい罰は、勉強をさせるモチベーションに

なるのかもしれない。


でも・・・・・・


おそらく全国の小中学校の中のおそらく三分の一くらいの

くされユトリ教育によって育てられた

チョー低学力の子供たちっていうのは、

本当に勉強したくっても・・・・

暗記も理解も不可能な可哀想な子たちなのである。


いや~そんなことはないよ。

子供たちはみんな無限の可能性を秘めている。

だから、誰だってやれば出来るんだ!


なんて、無責任なエセ教育者の声に踊らされて

本気で何とかなる!って思われている親御さんも多いけど

無理なものは無理なのである。


じゃ、塾って、そんな子はどうしてるの?

勉強しても成績が上がらないんじゃインチキじゃん?


そう思われる方も多いであろう・・・・・


実際、中学生を教えている私のトコのような塾は

「高校に入学させる。」っていうのが最終目標になっている。


だから、チョー低学力の子供だって何とか力ずくでも

どっかの高校に入れなくてはならないのである。


幸い最近の日本全体のチョー低学力の子供たちの需要を受けて

ホント名前さえまともにかければ入れるような高校もたくさん出てきた。


しかし、そんな高校でさえ、内申点ってやつがある程度無ければ

落とされることだってあるから、厄介なのである。


そこで、塾では、そんな子たちには、定期考査で点数を取るように

徹底的に頑張らせるのである。


勉強させる・・・・じゃなくて、頑張らせる・・・って書いたのは

勉強させたって、ほぼなんも理解出来ない子が多すぎるからだ。


で、頑張らせるっていうのは、各学校の定期考査時、教科ごとに

試験の作成者の先生まで調べて、過去問やそっくり問題を使って

とにかく繰り返し何回もその問題を解かせるのである。


とは言っても、数学や理科の一分野の問題のように

計算が伴う問題は、数字が変わったらもう無理だから

社会や芸能教科なんかの暗記教科を中心に特訓をするのである。


実は今、学年末考査のまっただ中で、3年生の受験指導と

1、2年生の学年末対策指導でてんやわんやしているんだけど

昨日、こんなことがあった・・・・。


その日は、C中学ってところの考査対策をしていたのだが

次の日の教科に国語があって、しかもその範囲が

徒然草と枕草子と漢詩っていう古典ばっかだったのである。


古典・・・っていうと、低学力の子には難解なように思われるだろうけど

実は、現代文より出題される内容が決まってて、モチロン満点・・・・

っていう訳にはいかないけど、普段一桁くらいしか点数が取れない子も、

出るトコ暗記させとけば、20点くらいは取れるんで、

逆に古典が範囲の時はチャンスなのである。


で、昨日はそのユトリの被害者たちだけを一教室に集めて

枕草子は清少納言で平安時代。

徒然草は兼好法師で鎌倉時代。

漢詩は五言絶句で起承転結。

って言葉を、とにかく繰り返し丸暗記させたのである。


で、今日の塾・・・・・


今日はまだ考査の最中なので、学校は昼までに終わる。

だから、生徒も昼過ぎには塾にやってくるんのである。


そこで、早速ユトリレンジャー(※ピカルの定理を参照)の一人を呼び

「な、昨日覚えたトコ試験に出たろ?問題用紙見せてみろ。」

って言うと

「う~ん、昨日塾長が言ったトコ、全然出なかったヨ。」

って、ちょっとアブナイほどに胸をはって言う。


「え~そんなことないだろう!チョット問題用紙見せてみろ。」

って、その生徒のカバンから、なぜかもうクシャクシャになった

問題用紙をひったくるように奪って問題を見ると・・・・


「出てんじゃねぇ~かよぉ!!

ゼーンブ、バッチリ~!!」


そう、低学力もスペシャリストになると、出題の意味すら

わからない子も少なくないのだ。


また、もう一人のユトリレンジャー隊員は

「作品名に清少納言、作者名のトコに枕草子って

書いちゃったよぉ~」って嘆いている。

嘆きたいのはコッチである。


また、もう一人の隊員は

「枕草子」の「枕」の漢字を「沈」って書いていやがった。

それじゃ「チンクサコ」だろーがぁ~・・・・って・・・・・


まぁ、これも毎年のお約束のようなものである。


ま、こんなことは、もう日常茶飯事なんで、書いていったら

きりがないのだが・・・・・・


そんな無力感に飲み込まれそうになりながらも

10教えたうちの1でも覚えてくれれば・・・・って気持ちで

ユトリレンジャーたちと日々老体に鞭打って頑張っているのである。


もちろん、これらユトリレンジャーの子供たちは

怠け者であるとか、性格がひねくれている子ばかりではないのだ。


医学的なことはもちろんわからないけど、私の勝手な推測では、

腐りきった義務教育システムの中で、おそらく勉強すること・・・・

いや努力をすることすら、ナニも身につけてもらえなかった結果、

この子たちは、もう脳が学ぶことをできない状態のまま

フリーズしちゃったんじゃないかって思うのだ。


ま、このへんのユトリレンジャーの脳の解析については

専門家に任せるとして・・・・・・


とにかく・・・・・


今回の橋下市長の「義務教育に留年を!」っていう提言は

ユトリレンジャーの子供たちにとっては残酷すぎるし


なにより、もし本気でそんなことしたら・・・・・


小中学校がおじさん、おばさんだらけの

コントみたいな学校になってしまうと思うのである。



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最近何度も書いてるけど、今、塾は最終目標の公立入試に向けて、

1年間で最も忙しい時期に突入している。


そのせいでブログも休みがちになってしまうのだが

いくら忙しいといっても、トーゼン主役は生徒様、親御様であるから

進路に関しての突然のご相談なんかが入ってくると

できるだけ塾長である自分が時間をあけて、ご対応させていただくようにしている。


で、一昨日・・・・


私はその日も全授業に予定が入っていたのであるが

中3のK君という男の子のお母様から、

「今から緊急にどうしてもお話をしたい。」っていうご連絡があって

急遽、1時間授業をあけてもらったのである。


ま、普通なら、私に授業が入っているときは

授業前や授業後にお越しいただくのだが、今回は

「今すぐ、緊急に!」って言われたらから、そうもいかないのである。


ただ・・・・


実は、このK君っていう子は、昨年末他の塾から

うちの塾に移ってきたっばっかりで、まだうちの塾に来て

1ヶ月かそこらなのである。


しかも、入塾の面接の時に、お母様が前の塾の悪口を

さんざん言われて、さらに息子はその横で一言も発しないっていう、

典型的なママゴン様であったので、正直あまり良い印象はなかったのである。


確かに、このあたりではうちの塾が一番って思って商売してるけど

やっぱ前の塾の悪口を言いまくる親御さんは好きになれないし

たいていは、親御さん側のご家庭に問題があることが多いのである。


で、このお母様、面談を入れてくれっていうのは今回が初めてではなく

入塾して1ヶ月あまりの期間にすでに3回も塾にお話に来られているのである。


もちろん、そのお話の全ては、息子の進路に関するご相談なのであるが

その内容がご来塾ごとにコロコロ変わるから面倒臭いのである。


初めて塾に来られた時は、何もしゃべらない息子をヨコにおいて

「うちの息子は、実は〇〇高校でサッカーをしたいと言っていまして

そうなると家からは通えなくて、寮に入ることになると思うのですが

いかがでしょうか?」

ってご相談であった。


いかがでしょうか?・・・・・って言われても、

それは完璧にあんたの家族の事情次第であり

私はアンタの家族ではないから、正直知った事ではないのである。


ただ、この寡黙な息子が希望する〇〇高校のサッカー部っていうのは

全国的にも有名な高校で、全国大会でもたびたび優勝するような学校なのである。


かたやこの子の所属する中学のサッカー部は、

毎年地区大会で確実に初戦負けする脅威の実力を持つ部活

その高校入学を希望するってこと自体がお門違いなのである。


こりゃメンドーだなぁ~って思っていたら


今度は私立高校の受験前に、お母様だけが再びご来塾・・・


「実はうちの息子、今度は□□高校でサッカーを

やりたいと言い出しまして・・・だから・・・・

□□高校に合格したら、もう公立は受けないかもしれません。」


そんなこと電話かメールで知らせろヨ~!!

忙しい塾長の時間を、そんなくだらん報告で潰すなよぉ~!


ただ、ま、この□□高校っていうのは、私立にしては珍しく

ボーダーがある高校で、偏差値が40を超えないと合格は難しい。

この子はまだ偏差値40を超えたことがない・・・・・


で、こないだの私立高校の合格発表日・・・・・


もちろん、この夢多きサッカー少年は□□高校には合格出来なかった・・・・。


で、もう一つ、犬でも合格できるレベルの△△高校にだけ

かろうじて合格できたのである。



で、この私立の発表から数日後・・・・


冒頭の「緊急にお話があります!」っていうお話に戻るのである


わざわざ緊急に1時間授業をあけて私が事務室で待っていると・・・・

当たり前のように10分ほど遅れて、ナントお父様、お母様、息子の3人でお越しになった。


で、「遅れてスミマセン・・・・」なんて言葉は一言もなく、お母様が勝手にお話を始めた。


「今回私立の発表も終わりまして、お陰様で

△△高校に合格することが出来まして・・・・」


もちろん、第一志望であったはずの□□高校の話は全く出てこない・・・・


「で、息子と今後の進路を話し合いましたところ・・・

実は、息子は・・・


前々から△△高校でサッカーをしたかったということが

わかりまして・・・・」


なんという正々堂々とした

素晴らしき変わり身の早さなんだろう!!


不覚にも私はチョット吹き出しそうになり、多少のツッコミも

入れてやりたかったのであるが、次の授業時間も迫っているし

もうドーデもいい気持ちになってたんで


「じゃ、夢がかなったんだ!がんばれよ!」

って、若干なげやりだったかもしれないけど、

緊急のお話をそこで打ち切らせていただいたのである。


この間、一緒に来られていたお父様と息子様は、まるで

お母様の背景絵のように固まった状態で静止されていて

一言も発することはなかった。



塾にはいろんなタイプの子がやってくるけど

それと同じくらいいろんなタイプの親御さんがおられる。


もし子育てが、今回のように、端から見ていて

明らかにおかしい(オモシロイという意味ではない・・・)方向に

進んでいたとしても、それって子育てをしている親御さん本人には

やっぱ分からないもんなのだろう。


子育てってものに、絶対にこれが正しいとか間違っている

なんてことはないんだろうけど・・・・


少なくとも、今のこの時期は・・・・・


自分の子供が、

妥協せず希望した進路に進むことができるよう

全力でフォローしてあげるっていうのが


今、親御さんの選択すべき雄一の正しい子育て

だと思うのである。



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山口県光市の母子殺害事件・・・・


13年という、あまりに長すぎる時間をかけて

ようやく「死刑」という当たり前の結論に到達することができた。


今、私の塾に通ってきている中学生たちは、

そんな事件のことすら知らないほど

長い長い時間が過ぎてしまった・・・・


なんの非もなく、ある日突然、残酷に殺害された母親と赤ちゃん・・・・


その時点で、犯人に対しては、死刑以外の選択肢はないと思うのだが

タテマエばかりを大切にする日本のユルイ司法のカスどもは

未成年の犯罪・・・・更生の可能性・・・・云々の屁理屈をこねまくって

判決をこれほどまでに先延ばしにしてきたのである。


この鬼畜を弁護する法律家の中には

マスコミから極悪人のレッテルを貼られた人間を、

正当な裁判もないまま葬ってしまおうとする昨今の風潮を

民主主義の危機として、強く危惧する。

なんて、ぬかす弁護士もいたらしいけど・・・・


もしこいつが、ある日仕事が終わって家に帰ってきたら

自分の奥さんと子供が惨殺されていた・・・・なんて目に会っても

おんなじ事を言えるのであろうか?


そもそも法律ってダレのためにあるのだろう?


日本のエセ善人どもは、「人権、人権!」ってシュプレヒコールを繰り返すけど

そもそも、なんの非もない人間を故意に殺した人間っていうのは

もはや人間ではないし、もちろんそんなヤツらに人権なんてないと思うのである。


ご反論も多々ありましょうが、たとえ犯人が心神耗弱状態であっても

精神疾患あっても、ましてや未成年であっても・・・・


殺された側の苦しみ恐怖、残された遺族の悲しみだって

何も変わることはないのである。


逆に、犯人がいかれたヤツだから・・・っていう理由で

その罪を咎められないなら、余計に遺族の悲しみや悔しさは

何倍にも増すに違いないのである。


死刑・・・っていうのは、決して、犯人に対する罰則ではないと思う。


人間の皮をかぶった鬼畜どもから、真面目に一生懸命生きている

人間たちを守るための唯一の対抗策なのである。


故意に人を傷つけたり、ましてや殺しちゃった人間は

どう考えても二度と再び世の中に出してはいけないのである。

暴走族、暴力団・・・・・


この世には、まるで社会が公認しているかのように

一般人の平穏な生活を脅かす悪の集団が大手を振って存在している。


暴対法が改正されたって、相変わらず一般人に対する発砲事件は

収まることを知らない。


警察24時・・・とかなんとかいうテレビ番組で、

一般ののドライバーを事故の危険にさらして、我が物顔に走りまわる暴走族を

警察が必死に取り締まる・・・なんて光景をよく目にするけど・・・・


結局、あんなのも取締ゴッコにすぎないではないか?


ホントに暴走族を無くしたいって考えるなら、いくらでも方法はあるだろう?


目立たない場所で、一般人をターゲットにして、シートベルトや一旦停止の

セコイ取り締まりをして小銭を稼ぐなんて、みっともない仕事ばかりじゃくて

警察が持てる力を全て使って本気で取り締まれば、暴走族の一つや二つは

あっという間に壊滅させることは可能だろう?

なんなら・・・・SWAT出動させてもイイんじゃないか?



いろんなご意見はあるだろうけど・・・・・


やっぱり私は


法律っていうのは、真面目に一生懸命生きている

一般人を守るためにある


って絶対に思うのである。


今回の遅すぎた判決が

チョット変な方向に向いていた日本の司法制度を

少しはまともな方向に向けてくれることを切に切に願うのである。



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