「私は死ななければならないと思っていた」
こんな冒頭の記事を以前読んだ。
筆者は男性で、同性愛者か性同一性障害らしい。
1970年代初頭で、国はイギリス。
時代的にガチガチの保守思想で、
上記の性的傾向を持つ筆者は
自分は気が狂っていて死ななければならないと
本気で考えていたそうだ。
いつ死ぬか、
今日もうピストルで自分を撃ち抜くか。
そう考えていた時に突如、
ブラウン管の向こうに
デビッド・ボウイが舞い降りた。
女性物のメイク。
性別不明の煌びやかなコスチューム。
保守的なイギリス社会を根底から覆すような姿に
このような存在があっていいのだと、
筆者は泣き崩れたそうだ。
だから、一度も会ったこともないボウイに
自分は命を救われた、と記事に書いていた。
自分は自分で、
無条件で存在が許されるような、
そんな場所を作りたいと考えていた。
近いうち、そろそろ、
コアシェイムについて、
振り返って整理をつけておきたい。