2023年に我が家の三兄弟の長男が中学受験をしました。
年長さんの時に田中ビネー知能検査VでIQ136、2年生の時にWISC-Ⅳで同じくIQ136の高IQ児。
無対策で受けたSAPIX入室テストで
超絶ギリギリ合格、新4年生最下位アルファベットクラスからのスタート。
親として伴走した当時の記憶を呼び起こしつつ、中学受験の体験を書いています。
(一部、仮称などを用いています)
私自身、皆様のブログ情報でとても助けられました。
ですので、今度はどなたかのお役に立てればとの思いで、学校説明会に参加した際の内容や、受験お役立ち情報なども織り交ぜていければと思います。
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イメージしやすくなります。
毎日暑いですね。
災害級の暑さ、って結構マズイ状態ですよね。。
私が子供の頃(いにしえの頃)は
真夏でも30℃超えるとか、稀だった気もするんですが。
これからどうなっちゃうんですかね。
それはさておき
駅のホームで電車を待っていると
塾のリュックを背負ったお子さんをよく見かけます。
塾指定のリュックじゃなくても
それっぽい格好をしているとすぐ分かります。
これから夏期講習に行くんだな、って。
塾のテキストを眺めながら電車を待っていたりして。
ちょっとした隙間時間もお勉強してる。
そういう姿を見かけると
去年の長男と
つい、重ね合わせてしまう…。
暑い中大変だね。
今シンドイだろうね。
ホント偉いよ。
頑張ってね。
行きたい学校に受かるといいね。
……なんて心の中で考えて
ひっそりと祈っていたりする。
見ず知らずのお子さん見て、涙ぐんでいるとか…
完全に危ないおばちゃんだわ…。
でも。
やっぱり目についちゃうんですよね。
それで、
受験生ももちろん大変だろうけど
バックアップしている親御さんも
さぞかし大変な時期なんだろうなぁ〜
とか。
喉元過ぎれば熱さを忘れる
と言いますよね。
うん。確かに今は喉元を過ぎたから
熱さは忘れたかも。
でも、それは完全に忘れ去った、記憶から消去されたわけでもなくて
ふとしたことで思い出すんですよね。
あの時は熱かったなぁ〜とかね。
そのくらい、我が子の受験というのは
親にとって強烈な出来事だったんですよね…。
これだけ強烈に印象に残るのって、
やはり中学受験だからなのかな。
小学校受験に付き合ったことは無いから何とも言えないけれど
高校受験や大学受験だったら、子供が自分の意思を持って自走出来るはずですから
ここまでの伴走は必要無いんだろうと思うんです。
でも、中学受験は違う。
一番シンドイのは本人なのは間違い無いのだけど
それを本当に間近で見ているから
まさに「苦楽を共にする」ということになる。
そりゃ印象にも残りますよね。
普通に考えれば
中学受験は単なる通過点に過ぎず
例えば全落ちしたとしても
公立中学校があるのだから、行き場を無くすわけではないんですけどね。
でも
「これだけ我が子が頑張っているのだから」
「これだけ親も手間暇かけたのだから」
「これだけ課金したのだから」
と逃げ場を自ら無くしていってしまうんですよね…。
我が家の場合、入試直前期に長男が
超特大スランプに陥って
こんな状態ではどこも受からない……
という状況になって
「もうどこでもいいから受からせて」
と本気で思いましたもん。
中受のバイブル【二月の勝者】で
黒木先生の有名なセリフ。
「中学受験は父親の経済力
そして母親の狂気」
でしたっけ。
私、狂ってたんかな〜?笑
まあ、目尻吊り上げてキーキー言って怒ってる時には、長男から見れば狂ったババアにしか見えなかったんでしょうけど。
成績が伸び悩んでいる時には
個別指導の併用なんかも検討したんです。
個別指導は、弱点を効果的にフォローしてもらえるということがとても魅力的。
でも我が家は、主人がゴリッゴリの理系なので、物理や数学はお手の物。
長男の分からない所を適宜フォローしてくれたので
結果的に個別指導は使わなかった。
それなのに、入試直前期は焦りと不安のせいか、
「やっぱり個別指導やったほうが…」と思いました。
家の近所にある理数系専門の個別、
すご〜く魅力的だったんです。
でもその費用を初めて見た時には
ヒィー!!
と目ん玉が飛び出そうになったのだけど
(普通の個別よりかな〜りお高いやつ)
入試直前期に再度見た時には、
「このくらいの負担でどうにかなるのなら…」
と金銭感覚もおかしくなっていた。
6年生のSAPIX費用だけでもすごい金額なのに、そこに超高額個別指導を合わせて…
はい。課金街道まっしぐら。
このあたりが二月の勝者で言うところの
「母親の狂気」なんでしょうね。
お金でなんとかなるのなら…
ここまで注ぎ込んたのだから…
と思っていたような気がします。
挙句の果てには、家電にかかってくる教育系の営業にすら引っ掛かりそうになる始末。
下手したら壺とか買ってたかもしれない。
中受に興味の無い人が傍から見たら、完全におかしくなった母親ですわ。
もちろん、個別指導を使うのが悪いなんてことは全く思っていません。
でも我が家にはそんな余裕はこれっぽっちも無いのに
ゴリ押しで進めようとしたんですよ、私が。
その後どうするんだ、なんてことまで
全然あたまが回らない。
とにかく「今どうにかしなければ」ということだけしか考えられなかったんですよね…。
結局、いっぱいいっぱいになっていたのは
受験生本人の長男ではなく、私で。
今考えると冷静さも欠いていたし
周りも見えなくなっていました。
おかしくなった私とは違って
正気を保っていた主人に「待った」をかけられて
それで何とか踏みとどまったのですが
ほっといたら一体どこまで暴走してたんだか。
一生懸命伴走するのは良いことだと思うんです。
ただ、どこかで冷静さは保っておかないと
私のように大暴走します。
その結果、一番被害を被ったのは
恐らく長男です。
まあ、私の場合は極端な例だと思って頂いて大丈夫かと思いますが
メンタルが追い込まれた所につけ込むような悪徳業者も居ますのでご注意を。
本当に大変ですよね、受験って。
みんなが行きたい学校に行けたら
どんなに良いだろうと思う。
でも、
二人三脚あるいは3人4脚で
クエストをクリアしたその先には
きっと、素晴らしい宝物があります。
丁度あと半年後の今日は、2月1日。
東京神奈川の中学入試日です。
あと半年しか無い。
でも、まだあと半年あります。
どうかその日に、しっかりと力を出し切れますように。
そして皆様が宝物に辿り着けますように。