テキスト整理に超オススメ!

とても使い易いです。

楽天最安値。

立体切断が苦手なお子さんにオススメ。

イメージが掴みやすいです。




2023年に我が家の三兄弟の長男が中学受験をしました。

年長さんの時に田中ビネー知能検査VでIQ136、2年生の時にWISC-Ⅳで同じくIQ136の高IQ児。

無対策で受けたSAPIX入室テストで

超絶ギリギリ合格、新4年生最下位アルファベットクラスからのスタート。

親として伴走した当時の記憶を呼び起こしつつ、中学受験の体験を書いています。

(一部、仮称などを用いています)

私自身、皆様のブログ情報でとても助けられました。

ですので、今度はどなたかのお役に立てればとの思いで、学校説明会に参加した際の内容や、受験お役立ち情報なども織り交ぜていければと思います。


ここまでの経過

1/10 1月校 東大コース合格

2/1 C中学(第三志望校)受験 合格

2/2 B中学(第一志望校)受験 未発表

2/3 A中学(第二志望校)受験 



2023年2月3日。

その日の入試を終えて帰宅した長男と、主人と、私とで

2月2日に受験した第一志望校であるB中学の合格発表を見ることに。

昼食を済ませ、時刻は14時過ぎ。

発表は14時からなので、もうネットから見ることが出来ます。


結局最後の合格力判定SAPIXオープンまで、長男はB中学の80%には届きませんでした。

一番良い時で70%

悪い時で40%


でも、ゼロじゃない。


B中学は問題にかなりのクセがあり、

毎年、偏差値の高い子でも落ちることがある。反対に、届かない子でも受かることがある。


そんな風に、SAPIXの先生方からは聞いていました。


つまり、ジャイアントキリングも起こりうるということ。


ジャイアントキリングというのは、格下のチームや選手が、大方の予想を覆して強い上位の相手に勝つことなんだそうで。

二月の勝者であまりにも有名。


長男はそれを目指し

合格することだけを考えてやってきました。


SS特訓でも、B中学の記述に対応出来るよう、相当鍛え上げられたそうです。


B中学が特殊な出題傾向なのを知っていて

募集人数も他と比べて少なく

本当に狭き門なのも分かった上で

自ら、挑戦したいと言ってきた。


その頑張りは本当に我が子ながら凄いと思ったし

こんなに頑張っているのだから、

なんとかして合格させてあげたいと思っていました。



合格発表の開始時刻は過ぎているのに

長男も、主人も、私も無言。


怖くて見られない…。


そのうち主人が

「……もう見ようか」と。


そうだね……と、スマホを手に取る。


学校の公式ホームページからミライコンパスにログインし、

合格発表の画面まで来た。


発表確認をタップしたら

結果が分かる。


長男が私の傍で画面を覗き込む。


ここを押すと結果が出るよ。


いい?


「ウン」と長男。


タップしたら……




……不合格の文字。




ああ……と言ったきり

無言で2階に上がっていった長男。


私は、涙がポロポロ。

主人が私を見て、

「ダメだよ。長男が泣いてないんだから」

と、目を真っ赤にして言う。


うん…うん…

そう言いながらも、やはり涙が止まらない。

私が悲しいんじゃなくて

これまで頑張っていた長男の願いが叶わなかったという事実が

可哀想すぎて。

悔しくて。


中学受験は

大学受験と違ってやり直しが出来ません。

何年も頑張ってきた成果を

たった一日で出し切らなければならないし

そこで失敗してしまうと

全てが終わり。


なんと残酷な世界なんだろう。


初めての不合格の文字を見て、

今更ながら、そんなことを思いました。


そして

泣くのを我慢して2階に一人で上がって行った長男。


泣き叫ぶでもなく

取り乱すでもなく

静かに結果を受け止めようとしているように見えて

その姿があまりにも

痛々しかった…。


あんなに頑張ったのに…

あんなに願い続けたのに…


合格させてやりたかったなぁ…


口には出さないけれど

きっと主人も同じ気持ちだったのだろうと思います。



夜。

この日は節分なので

子供たちと豆まき。

傷心の長男も参加してくれました。

そして恵方巻。

みんなで恵方を向いて、

心の中でお願い事をしながら

黙々と食べる。


願うことはただひとつ。


今日受けた第二志望校のA中学に

合格しますように、と。


B中学が不合格だったのを確認してから

2階にずっと籠っていた長男でしたが

この頃には


「C中学も良い学校だよね?」


と私の所に何度も聞きに来ていました。

まるで自分自身を納得させる為に言っているかの様でした。

そして

今日受けたA中学に、落ちているかもしれないと思っているようにも感じました。


「もちろん。だって志望校は全部、

『もしも通うことになったら

誇りを持って通える学校』

『ここならきっと楽しく通えるだろう』

ということで選んだのだから。」


そう答えると

そうか……と言って

それ以上何も言わない長男。


長男は主人の所にも

「C中学も良い学校だとは分かってる。

でも、中学受験に興味が無い人が聞いたら、多分知らない学校なんだと思う」

と言って来ていたのだそうで。


「やっぱり誰もが知っているような

B中学やA中学に入りたいんだ」

とも言っていたと。


それにしても

そんなに今日受けた所が自信無いのかな?


でも

合格力判定SAPIXオープンでは

直近の2回ではA中学は80%が付いていた。

B中学はチャレンジ校だったけれど

A中学は適正校のはず。


家族が寝静まってから

保護者会の内容を自分で纏めた資料を引っ張り出してきました。

昨年度の同じSAPIX校舎の卒業生のコース別進学先。

長男と同じコースの卒業生がどこの学校に何人進学したのか。


それと、昨年度の校舎の合格実績。

A中学には同じ校舎から何人受かっているのか。


それを見比べていたら、

なんだかすごく落ち着いた。


こんなに実績を出している塾で

徹底的に鍛え上げられてきたということ。

長男は途中で投げ出さずに

最後の最後まで駆け抜けたこと。

その事実が、何より落ち着かせてくれました。


明日の朝には結果が分かる。

きっと大丈夫。

もしもA中学がダメだったとしても

C中学もとても気に入って選んだのだし

大丈夫、大丈夫……


そう思いながら

眠りにつきました……。