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2023年に我が家の三兄弟の長男が中学受験をしました。

年長さんの時に田中ビネー知能検査VでIQ136、2年生の時にWISC-Ⅳで同じくIQ136の高IQ児。

無対策で受けたSAPIX入室テストで

超絶ギリギリ合格、新4年生最下位アルファベットクラスからのスタート。

親として伴走した当時の記憶を呼び起こしつつ、中学受験の体験を書いています。

(一部、仮称などを用いています)

私自身、皆様のブログ情報でとても助けられました。

ですので、今度はどなたかのお役に立てればとの思いで、学校説明会に参加した際の内容や、受験お役立ち情報なども織り交ぜていければと思います。





2023年2月1日夜。
家族には早めに休んでもらい、
私は一人起きて、時間が来るのを待っていました。

2月1日に受験した、第三志望校であるC中学が即日合格発表なので
そのネット発表を確認するという重大ミッション。

即日発表だということは本人も知っていて、
その結果が知りたい、と絶対言ってくるだろうし
もし結果が悪かったらその後の試験はどうなっちゃうんだろう…。
ということで
1月31日にお電話を頂いた際にSAPIXの先生に相談したら
「本人には2/3の試験が終わってから結果を伝える、と予め言っておいたらどうでしょう?
『結果が良くても悪くても言わないよ』ということにしておく。もし合格していたら、2/2の朝にサプライズで教えてあげたら、ものすごく力になると思うんです」
とアドバイスを頂きました。

↓主人に送ったLINE


そうですねそうします、ということで
本人にも
「即日発表だけど結果は言わないからね」
と伝えていました。

2/2と2/3の受験は
2/1の結果で精神的に大きく左右されると思っていました。
だから
2/2の大本命受験に
「C中学合格」というお守りを持たせてあげたい。
合判SOでも最高で70%という強敵に挑むのだから
少しでも安心して受けられるようにさせてあげたい。

既に結果は決まっているはず。
発表開始まであと残り10分、残り5分……

とうとう時間になった。
学校のホームページから、ミライコンパスにログインし、
合格発表をタップするも…

……あれ?

エラーが出た。

……あれ?……あれ?

何度も試すがエラーが出て
もう一度ログインし直してからタップしたら突然、画面が切り替わり…






…え?

あれ?

あ、受かったの?

マジで?!

よっしゃあ〜!!

家族を起こすわけにもいかないので
一人静かにガッツポーズ。
そしてジワジワと喜びが押し寄せてきて
胸がいっぱいになりました。

万が一、第一志望校と第二志望校がダメだったとしても
この学校ならちゃんと誇りを持って通える。
そして
明日の強敵には
「C中学合格」という強力なお守りを持たせてあげられる。

「結果については2/3の試験が終わるまで言わないからね」

と言ってあるのに
明日の朝、サプライズでC中学合格を教えてあげたら
どんなに喜ぶだろう。

一人、ほくそ笑みながら寝床に入りました…。


翌朝、2月2日。
予定通り3時30分起床。
主人は既に起きていました。

なんだか深刻そうな表情。

私の顔を見るなり、

「C中学ダメだったの?」

え?
あ、ゴメンゴメン、LINEの着信音で目が覚めちゃうと可哀想だから朝起きてから言えばいいかなと思って。

と、合格発表の画面を見せたら

「…えっ!?えっ!?受かったの??
よっしゃあ〜!!」

弟達がまだ寝ているので、
主人も静かにガッツポーズ。
私の時の反応と同じだわ。フフフ

「連絡が無かったからダメだったのかと思った……グスン」

5時、長男が起きたようですが
主人曰く
「なんだかめちゃくちゃ機嫌が悪い」と。

「緊張し過ぎてるんでしょう。
良い結果だったんだし、先生に言われた通り教えてあげたら?きっと喜ぶよ」

そう言われて2階に行ったら
長男は眉間にシワを寄せて、
メンタルがいっぱいいっぱいの時の表情。

長男に声をかける。

「地元の公立中学には行かなくていいよ」

へ?
狐に抓まれたような表情になる長男。
スマホの画面を見せて
「おめでとう。C中学合格だ」

「え? え? マジで?
受かったの? ホントに?
うわあぁぁ〜!!よっしゃあ〜!!!」

だから明日(2月3日)の午後のE中学は受けに行かなくていいよ。
明日の午前、A中学であなたの受験は終わりだ。
2月4日にD中学受けに行きたいんなら出願してあるから行ってもいいけど。

…と言っても
私の声なんて耳に入らない様子で
うわぁ〜〜!!よっしゃあぁ〜!!
と繰り返しガッツポーズしている長男でした。

いつも通り朝食を済ませ
昨日の朝以上に緊張した様子の長男。
「強力なお守りがあるんだから、安心して戦っておいで。」
声をかけるも上の空。
そりゃそうだ、第一志望校、
大本命のB中学校を受けに行くのだし
偏差値は結局B中学には最後まで僅かに届かなかった。
長男にしてみれば、ジャイアントキリングを狙いに行くようなもの。

でも
B中学は出題傾向にかなりクセがあるから
偏差値が高い子でも落ちることがある。
逆に、足りてない子でも受かることがある。

……もしかして、もしかするかも?

万にひとつの望みをかけて
長男は主人と出発しました。


主人は試験会場まで送ったら一旦帰宅し
私が交代する予定。

弟達を送り出してから、
まずはSAPIXに電話。
昨日のC中学の結果が出たのが遅かったので、まだSAPIXには電話連絡していなかったから。

電話に出たのが社会科の先生。
長男がとても慕っていて、社会の成績がいつも良かったのはこの先生の授業が大好きだったから。

お陰様でC中学に合格しました、と伝えると
先生、めちゃくちゃ喜んでました。
「この勢いに乗って、今日のB中学も明日のA中学も頑張ってほしいですね!」と。


そして主人と交代し、私もB中学に向けて出発。
昨日の快晴とは違って
なんだかどんより曇り空。
途中、B中学に行く時にいつも願掛けした場所に立ち寄り
「どうか合格させてやってください」
と最後のお願いをする。

学校に到着。
有難いことに保護者控室が複数用意されており、温かい飲み物まで販売していて
至れり尽くせり。

保護者控室では
皆さん、本を読んだり、スマホを見たりしていました。
私も空いていた席に座り、本を読もうかと取り出したものの
……文字を読んでも目が滑る感じで
全く頭に入らない。
考えるのは長男のことばかり。

ああ、神様、仏様、
長男が力を出し切れますように。
何とかお願いします、どうか力を貸してやってください…
どうかどうか……

それにしても、こんなすごい学校で我が子が戦っているということが、
ここに至るまでの本人の努力を考えると
本当に本当に誇らしく思う。

SAPIXに入室した新4年生は
最下位アルファベットクラスからのスタートだった。
そこからジワジワと上がっていった。

長男が目指したのはとても難しい学校だった。

「偏差値を8上げないとB中学は戦えない」

とまで言われ、そこから奮起して

「落ちてもいいから受けさせて。受けないと一生後悔する」

とまで言って、
自分で受験校を決めて、合格を夢見て
僅か11歳で自ら戦いに挑んだ長男。
果敢に挑戦している我が子が
本当に本当に、凄いと思うし
我が子ながら世界一カッコいいとまで思う。
「勇者たちの中学受験」という本を読んだけれど
今の長男は、真の勇者だ。


試験終了を知らせるブザーが鳴り、
受験生が校舎から出てくるとのこと。
私も外に出て待っていると
在校生に誘導されて
長男が出てきました。

駅に向かう行列に加わってゆっくりゆっくり歩く。
ここ、また来られるのかなぁ。
また来られるといいなぁ。
これで最後だなんて、可哀想過ぎる。
こんなに憧れて、ずっと目標にしてきた学校なんだし…。

私が聞かなくても自分から試験の手応えを話してくれた長男。
「理科が超絶難しかった。
算数と社会は全力でやった。
試験が終わったらしばらく放心状態だった」
と。
そうか。
全力で立ち向かうことが出来たんだ。
それを聞いただけで、なんだか胸がいっぱいになりました。
きっとそこまで頑張れた、力を出し切れたのならば
どんな結果だったとしても
きっと長男は受け止められるだろう。

駅に着いたらJRが停まってしまっていて。
とりあえずグリーン車に乗り、腹ペコの長男に、買っておいた大好きなフルーツサンドを出してあげたら
あっという間に平らげた。

電車が動くまで、随分待ちました。
本当は今日の午後も試験の予定を入れようかと思っていたのだけれど
これは予定を入れなくて正解だった。
長男も力を出し切って、随分疲れた様子だし…。

SAPIXに電話をして昨日の合格の報告をしたら、電話に出てくれたのが社会の先生だったこと、社会の先生がめちゃくちゃ喜んで
「この勢いに乗って今日のB中学と明日のA中学も頑張ってほしいですね!」
と言っていたことを伝えると、
ちょっと表情が緩みました。

帰宅後はかなり疲れた様子の長男。
さすがに連戦で疲れも出てきたか。

昨夜同様、とにかく早く入浴させて
早く寝かせました。
昨夜と違って今日は合格発表が無いから
起きていなくても大丈夫。
でも、やっぱりなんだか寝付けない……。

今日の試験、どんな結果が出るんだろう。
あんなに頑張っていたのだし
何とか合格させてやりたいとは思うけれど
もう後は祈るだけ。

とうとう明日2/3のA中学で
長男の中学受験が終わる。

どうかどうか、これまでやってきたことが
精一杯出し切れますように…。
長男の中学入試が
合格で、笑顔で、終わることが出来ますように…。

長男お気に入り、試験の時には必ず持参。

長男曰く「休憩時間に飲むと頭がよく働く」だそうです。


夏期講習の必需品。

冷房の効き過ぎ対策に一枚あると安心。

残り僅かです。