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こちらの記事にも書きましたが


受験する可能性のある学校については

必ず見学に訪れておくこと、

熱望校以外にも、併願校は幅広く検討しておいた方が、後々になって慌てずに対応出来ることを書きました。


塾主催の学校説明会、学校主催の説明会などかなりの数の説明会に参加しましたので

その時の記録を掘り起こして、記事にしてみようかと思います。


2022年5月頃の情報ですので、既に古くなっている可能性もございます。

受験をお考えの方は、必ず学校の公式ホームページなどで最新の情報をチェックしてください。


また、私の個人的な主観も偏見も入っているかと思います。

現在そこの学校にお通いのお子様もいらっしゃいますし学校関係者の皆様へもご迷惑をおかけするようなことは、あってはならないことだと思います。

ですので、あまりネガティブな情報については記載したくないと思っています。


実際に足を運ぶことで、それまで知らなかった良い一面を沢山知ることが出来ました。

そういったポジティブなことを中心に書いていきたいと思います。

ご了承いただければと思います。





さて、今回は浅野中学校の学校説明会。

2021年と、2022年の5月に、SAPIX主催の学校説明会に参加しました。

浅野中学校といえば、聖光学院、栄光学園に次いで神奈川御三家のひとつ。

私が遥か昔に中学受験した頃から既に

「伝統校かつ名門校」として確固たる地位を築いていた学校です。



↑こちらにも書きましたが

併せてお読みいただければと思います。



さて、その浅野中学校ですが

3年生の時に参加した「神奈川男子校フェア」でその施設の素晴らしさに触れて

すっかり浅野の虜になってしまった長男でした。

以来、ずっと長男が「浅野いいなあ」と思って中学受験を目指すきっかけになった、

大変思い入れのある学校。

しかも自分のおじいさん(主人の父)の出身校でもあるので、親近感も持っていたようです。



中高一貫の男子校、高校募集はありません。

神奈川県内の私立としては珍しく、宗教色は一切ありません。



場所はJR京浜東北線と京急新子安駅から徒歩8分。

JRに乗っていると、新子安駅と鶴見の真ん中あたりに浅野の校舎が見えます。

駅を降りたら線路沿いに緩い坂道を上ったあたりです。

神奈川県内のみならず都内からもアクセスが良い立地です。


校門を入るとまずは坂道。

坂道の途中から早速、人工芝の立派なグラウンドが見えます。

その脇には打越アリーナという巨大な体育施設があります。


坂道を登り切ると、校舎が現れます。

レンガ模様の、大変落ち着いた雰囲気の校舎。


校舎と反対側には銅像山があり、そこには浅野学園の創立者である浅野総一郎さんの銅像があり、その脇には展望台。

浅野総一郎さんが開発した京浜工業地帯が一望出来るようになっています。

敷地は大変広く、東京ドームグラウンド部分の4.5倍の広さで広報の先生は「森に囲まれた学校」と表現されていました。


浅野総一郎さんは実業家で、渋沢栄一さんと共に様々な事業に携わった方。

浅野の校訓である「九転十起」(きゅうてんじゅっき)とは、「七転び八起きよりも一回多くて、九回転んでも十回目で起き上がればいいよという意味」と広報の先生がお話されていました。浅野総一郎さんの生き様を表した言葉で、部活のユニフォームの背中に刺繍されていたり、学校指定のリュックにも刺繍されていたり。

卒業生にも合言葉のように言われているそうです。



浅野中学校の特徴は、何と言っても

「超進学校なのに部活動が盛ん」

一言で言うと「文武両道」

という点かと思います。


進学校では「部活動は週に3日まで」

などの制限のある学校が多いのですが

浅野はそういった制限がありません。

休日でも制服を着た浅野生が部活のカバンを抱えて学校に向かう姿を見かけます。

学校としては

「学業も部活動も学校行事も全力でやろう」という方針だそうです。

部活の先輩後輩も仲が良く、大学合格者の名前を貼り出されたら、後輩達が

「○○先輩が△△大学合格だって、スゲェ!」といったことを普通に言っていて

そういった先輩達の姿を見て後輩達も普通にレベルの高い大学を目指す、とおっしゃってました。


また、他にも特徴的なのは

先生と生徒の距離が近いこと。

各学年のフロア中央に職員室があり、学年担当が常駐していて質問などもしやすい環境。

また、学年の先生方全員で学年の生徒全体を見るようにしているそうです。

雰囲気としては自由でのびのび。

但し放置放任ではなく、宿題未提出や小テスト低得点者については粘り強く対応し、

追試、追追試、追追追試…という形で粘り強く対応し、

放置しません!

落ちこぼれさせません!

とおっしゃっていて、自由を尊重しながらもどちらかと言えば管理型、面倒見の良い学校なのだと思います。


また、進学実績としては

「自分の受験勉強に満足して現役で進学」ということを重んじており、決して「浪人ありき」では無いそう。


2022年3月卒業生261名のうち

現役進学182名

うち、国公立大学進学100名

内訳は東大27 東工大24 一橋12 京大3 北大3 東北大3 医学部7


私立大学進学82名

内訳は慶應+早稲田=44 医学部6 防衛医1


とのことで

一番行きたい大学に現役で行こう!

と声を掛け合っているそうです。


浅野は鉄緑会の指定校ではありません。

塾に通う生徒さんは少数派で、高2の秋以降になると増加するが苦手科目などの単科で利用する場合が多く、

学校としては塾が必要ない位にサポートしている、とおっしゃってました。


入試についてもお話がありました。

入試は例年、2月3日の一回のみ。

4教科、合計点による判定。面接無し。

web出願、web上合格発表。

過去問が浅野の傾向です!とおっしゃってました。

キチンと考えられる子が欲しい、とも。

例えば2021年度入試問題で「円周率が3より大きいことを説明しなさい」といった出題があったり、

「茶筒の円周を直線定規だけで測るにはどうしたらよいか」といった出題があったり。

SAPIXで言うところのABタイプの出題なので、単に知識を問われるのではなく

持っている知識を活かして説明する力が問われる、とのお話でした。


入試日程が2月3日ということで、

都内御三家や、神奈川では聖光学院、栄光学園などとの併願パターンが多いようです。

そのため例年出願者数1800名

受験者1600名

合否ライン上に20〜30名居るので

ひとつでもミスを食い止めると40〜50名追い抜く。1点の差が合否を左右する、

とのことでした。


進学実績申し分なし。

面倒見良し。

部活動盛ん。

施設設備申し分なし。


本当に魅力的だと感じた学校です。



SAPIXの理科の先生お勧め。

塾のカバンに常に入れておくようにとの指示でした。


こちらもSAPIXの先生お勧め。