こんばんは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
我々が受け持つご家庭の2割程度は、大手塾や地域塾に通うことなく中学受験を戦っています。
私共からすると宿題にとらわれないスケジュールを組めるので、大変やりやすさを感じる一方で、塾なし受験は難しさも孕んでいることは事実でしょう。
では、どういうお子さんが塾なしでも乗り切れて、どういうご家庭ならむしろこちらの道を選んだほうがよいのか。
本日はこの観点から記していきたいと思います。
まず、どのようなお子さんなら塾なしでも乗り切れるのか。
・明確な目標(志望校)が定まっている。
・決められたタスクをしっかりとこなすことが出来る。
この2つが重要な指標かと思います。
まず第一に、明確な目標設定がなされているお子さんは塾なしでも乗り切れるでしょう。
運動会の徒競走で1位になりたいから、走る練習を頑張り、動画で上手い人のフォームを確認する。
これが、運動会の徒競走で何位でもよいという目標なら、どうでしょう。
頑張る原動力にはつながりません。
要は明確な目標がぶれないお子さんは、どういう環境下であれ、強いのです。
第二に、決められたタスクをしっかりとこなすことが出来るお子さん。
塾なしだと、宿題はありません。
宿題がないとやらないというお子さんはなかなか厳しいかと思います。
目標が明確化しており、しっかりと自分を律することができる。
ある意味、精神的にタフなお子さんが塾なし受験のお子さんには多い印象です。
では、どういう状態のお子さんであれば、塾なしを検討するべきなのか。
これには3つの視点があります。
・体力的に厳しさを感じている。
・周りとの競争を好まない。
・宿題が多すぎて、時間的に回らない。
一つ目は、体力的に厳しさを感じている場合。
何事も「心・技・体」と言います。
これは、心>技>体ではありません。心=技=体なのです。
塾に通うことにより、体力的に厳しさを感じている場合は一つ検討の必要性があるかもしれません。
また、周りとの競争を好まないお子さんも同様です。
中学受験を行うのは親御さんでも指導者でもなく、お子さん自身です。
お子さんが伸びる学習環境はどこなのかという視点は大変大切です。
自分の志望校設定が定まっており、それに向けて自分を律することができる。でも、周りとの競争は好まない。
こうしたお子さんは良い意味でマイペースなので、検討してもよいのかもしれません。
最後に、宿題が多すぎて時間的に回らないお子さん。
これは、宿題を間引いて対応するのが初動の動きですが、それでも無理という場合に判断する事項です。
むしろ、初動の動きで成功に導くことが我々の使命なので、間引くことをまずは取り組んでいきましょう。
まとめますと、塾なしで受験に挑む場合は自らを律することができることが大前提で、体力・時間・プレッシャーに悩んでいるお子さんがとるべき選択肢であると考えます。
タカベルで塾なし中学受験に挑むご家庭は、コンサルタントが志望校から逆算したスケジュールを組み、家庭教師と連携の上、指導にあたっています。そして、併願プランまでのすべてをコンサルタントがコーディネートしています。
モチベーションが下がりやすい時期。環境の変化はお子さんの性格なども踏まえ、慎重に。
そして、お子さんの意見を最大限尊重しながら進めていきましょう。