四谷生、早稲アカ生、その他準拠塾生のみなさま、
最後の組分けテスト、お疲れ様でした。
(四谷には総合テストが実はもう一回あるのですが)
これで出題範囲ありのテストは終わりです。
あとは、出題範囲なしの合不合が5回あり、持ち偏差値もそこで決まっていきます。
ツイッターなどでは、週テストや組分けテストに対する懐疑論が多く見られます。
nnも始まり、これ以上は受けないという人もいるようです。
簡単な問題が出れば、これでは選別ができないという家庭教師や小規模塾の先生が登場し、
難しい問題が出れば、作問失敗だと批判する、同様の人たちが出てくるのです。
そして、親はそれにつられて不満を吐き出しています。
が、私はそれをもったいないと思います。
勉強法の基本はスパイラル学習です。
大学受験でも資格試験でも通用する方法論です。
その週に勉強したことを復習して、週テストで確認してみる。
翌週の週テストでも、再確認してみる。
組分けテストで、さらに再々確認する。
各講習で、再々々確認……、
とスパイラルは続いていくわけです。
6年生の復習になると、そのスパイラルに難問が組み込まれていき、
これからは入試問題が組み込まれていきます。
もちろん弱点対応も必要でしょう。
ただし、それでも、通常のスパイラルは回し続ける必要があるのです。
よく家庭教師が6年では過去問を重視しろとか弱点補強を重視しろと言っていますが、
併願校なども考えるならば、やはりスパイラルを基本と考えるべきです。
というよりも、そもそもスパイラルをしっかりこなせれば、
記述少なめのy65までは届くのではないかと思うのです。
実際は、それが大変なのですが、それでもスパイラルを回さず、
後になってから別教材で弱点補強というのは、本末転倒のように感じるのです。
とはいえ、週テストや組分けテストを重視しすぎるのも、
最難関をめざす方以外には意味があまりないようです。
簡単な問題が出ることも、難しい問題が出ることもあるわけで、復習すればいいだけです。
四谷は他塾に比べると、問題演習が少ないという弱点があるので、
それを補うための「時間制限ありの問題演習」を週末にやる、というくらいに考えてみるのが、
健康的な中学受験につながるのではないかと思っているところです。
そういうわけで、後期も週テストを利用して、復習のスパイラルを回し、
オーソドックスな出題の併願校対策とするわが家になりそうです。