この記事の内容は「そうちゃ式図解算数」内の記事「二量の関係は3種類の線分図に表せる」で書き直してあります。是非ご覧下さい。
0.まえがき
「二量の関係」の続きです
(→目次)
今回は、受験算数でよく使う形である省略された「比」の形を見ていきます
いつものように(→参照)「読む→考える→書く」の順に進みましょう
1.二量の比(かけ算)の意味と線分図
問題文を読んで
「AはBの20倍」とあった場合
その意味は
A=B×20ということです。
それを線分図で書くと、こうなります↓
ちょっとゴチャゴチャしていますが…そのうち慣れるので安心して下さい
点線丸の中には分かる場合は数値を、わからない場合は?を書きます
前回(A=B×5)では5つの区切りを全部書きましたが↓
今回は区切りを書きません。
その代わりに、Bに①、Aに⑳という記号をつけます。Bを1とした時にAは20になるという事ですね
また、BからAに向かって「×20」という矢印を書きます↓
さらに、AからBに向かっては「÷20」という矢印を書きます↓
「かける」と反対向きの矢印なので「わる」になるのですね
これらの矢印を書かなくても、丸数字だけで「A=B×20」という関係は分かりますが
図に多くの情報を集めて自分に対するヒントにするために、
少なくとも「×20」の矢印は書きましょう!↓
2.あとがき
今回の全体像です↓
今回の形は割合に関する問題や価額計算(仕入れ値・定価・売値・利益)など多くの問題で使う形です
サッと書けるように練習しましょう
次回は二量の比(割り算)です