0.まえがき
今回も引き算です。
初めての方は
引き算の基本線分図(→こちら)
虫食い算の線分図(→こちら)
文章題の解き方の流れ(→こちら)
をご覧下さい
読む→考える→図を書く
→見る→?を考える→式を立てる
→答え
の流れで解きます
1.問題
ある日、ブンタは紅茶を作りました。
ところが、沢山作りすぎたので
3dLを分けてズースケにあげたところ
残りは8dLになりました。。
はじめ紅茶を何L作ったでしょうか?
2,解答・解説
(1)読む
まず、数量操作に関する表現を
読み取って、線を引きます。
(ここでは青いマーカーをつけました)
---------------------------
ある日、ブンタは紅茶を作りました。
ところが、沢山作りすぎたので
3dLを分けてズースケにあげたところ
残りは8dLになりました。。
はじめ紅茶を何L作ったでしょうか?
---------------------------
作った量が「?」になります
(2)考える
読み取った表現が
どのような数量操作を意味するか
考えると…
「?L」から「3dL」を
減らしたら「8dL」になる
ので「減らす」関係
→引き算になります。
そこで、
?L-3dL=8dL という
?が入った虫食い算
を連想できますね。
(単位は後で直しましょう)
(3)図にする
今考えた、「?L-3dL=8dL」という
虫食い算を線分図にします
引き算の形を思い出して、
まず三段で書きます↓
さらに線分の上に数字と単位、
線分の下には日本語もを書きます↓
?の単位が揃っていませんが
数字が無いので後で直しましょう
これで、線分図が完成です。
(4)図を見る
ここから第二サイクルです
まずリラックスして
書いた線分図を見ます
(5)考える
?を求めるにはどうすれば良いか考えます
「?は8に3を加えた大きさ」
と連想できますね
(6)式を立てて計算
考えた式を書きます。(立式)
?=8dL+3dL
これを計算して
?=11dL
ですね。
(7)解答する
出した?を線分図に
書き込んでみます↓
すると、「dL」では無く
「L」と答えることを
思い出せることがあります。
このように、
線分図に単位・日本語など
情報を集約すると、
ミスがなくなります。
もちろん
問題も確認します。
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紅茶を何L作ったでしょうか?
----------------------
これで、11「dL」ではダメ
と気づきますね。
1.1「L」に直して解答欄に
「1.1L」と書いて終了です。
3.あとがき
全体像です↓
計算をして?を出したら
図に書き込むのは大切です
自分が何をしているのか
途中で分からなくなる生徒には
計算結果を図に書かせます。
すると
頭が整理されて
正解に独力でたどり着けます。
次回は
かけ算の文章題です