先日、夏期講習の帰りに、SAPIXの校舎から少し離れたところでチラシ?を配っている人を見かけたので、自ら貰いに行きました。


塾のチラシかな?随分堂々とした競合相手だな〜、

いや、わりと申し訳なさそうに配ってるな、

とか思いながら案内を受け取ると、

家庭教師の広告でした。



・低学年からSAPIXに通っているのに、コースが上がらない…

・復習テストではいい点を取れるのに、実力テストでは成果が上がらない…

→こんなお悩みはございませんか!?




こんな感じでした。


SAPIXに通う為の家庭教師か…!

競業じゃなくて、協業か!




私なんかは、通塾してみて思ったように成績が上がらなかったり、本人が限界のようだったら辞めちゃってもいいと思ってるんですが、

何が何でも!SAPIXに通わせて我が子を御三家or難関校へ行かせる!

という親御さんがいらっしゃるからこそ、上述の家庭教師業が成り立つ訳ですよね。



父親の経済力と、母親の狂気…




私は、何事も継続する為に最も大切なことは、

本人が楽しんでいること、

だと思ってます。


先日のオリンピックで、楽しそうにしているオリンピアンが多かった事が、私は印象的だったのですが、

勉強も楽しくやる事が一番。


でも、楽しくやる為には、まずはできるようにならないといけない。

できるという実感、成功体験が必要だと思います。



川のように流れていく授業にただ流されてしまう子供に、

浮き輪を渡してあげて、バタ足で自力で泳げるようになるまで付きっきりで見ていてあげるようなサポートが、

時には必要になるのかも。



家庭教師をつけてまで…と初めは否定的に感じましたが、考えようによっては、あながち悪いことでもないんじゃないかと思いました。




ただ一つ、親の一番の役目は、

子供が楽しく勉強に取り組めているのか、

しっかりと見守ってあげることだと忘れてはいけないのではないか。


ハイボールを飲みながら、そんな事を一人考えた夏の夜でした。





《暑い夏を乗り切るために…》