本物の学力 | 広島県尾道市の家庭教師”受験ラボ”! センター9割、TOEIC700点越え、TOEFL対策、国公立医学部受験

広島県尾道市の家庭教師”受験ラボ”! センター9割、TOEIC700点越え、TOEFL対策、国公立医学部受験

対象者:本気で成績を上げたい方
連絡先(メール):dm5afepu@i.softbank.jp
最近の実績:半年でセンター100点アップ、3カ月でTOEIC450→715点、一年で学年トップ、勉強会で国公立医学部合格

「私は英語が得意で数学が苦手だから文系」

「僕は国語が苦手で数学が得意だから理系」


この文系理系選択に、日本の受験教育の弊害があると思われる。学校での進路指導もこの傾向が強いのではないか。これまでのテストの成績と志望大学を照らし合わせ、限られた時間の中で最大の効果の得られる対策をする。この方針は、受験対策として間違ってはいないが、マイナスの側面も多い。例えば、英語が得意という学生の方。少し難解な英語の文章を読みこなせますか。テーマが少し抽象的なものでも、同じような成績がでますか。文章のレベルが上がると、筆者は何を言いたいのか、何の話をしているのか分からなくなる。普段から社会問題に関心を持ち、多くの書物を読破し、考える力、問題把握、問題提起する力が育っていないとまったく歯が立たない。

「私は、そういう難しいことは考えたくない。点数を落してもいい。単語・文法・構文の勉強はそこそこやったから、それでいいじゃない。」確かに、この方針で単純な暗記を必死で繰り返し、英語を得意科目とし、偏差値も70を超え、有名大学にも合格できる。


しかし、それがゴールですか?その後、何かの仕事につくはず。では、仕事ってなんですか?


様々な定義があると思いますが、「仕事は、仕える事。つまり、人に何か奉仕すること」と言えると思います。必ず、人と関係します。そこには、社会があります。つまり、仕事という言葉を使う時、私的な営みではなく、公的な営みであると考えらます。さて、公的な仕事であるということは、社会のためになることではなければならない。ということは、社会はどのように関わりあっていて、どんな問題があり、どう解決できるかというふうに、思考を発展させる必要がでてきます。この論理の発展のさせ方には、数学的な思考能力、社会についての知識、言葉を大事にし、発言に重みをもたせる社会的経験、様々な要素が必要となる。


学ぶということは、実は、国語、社会、数学、英語と切り離していいものではない。全部融合している。ちょうど、人間の臓器のように、全部で一つだ。


だから、学力は丸暗記、受験勉強ではない。しかし、今の文科省主導の教育カリキュラムに基づく学校教育を否定するつもりもない。このやり方で、日本は発展し、多くの優秀な先輩を輩出し、自分もその環境で育んでもらった。しかし、その土台をしっかり受け継ぎ、さらに充実・発展させてほしいという社会の要請は大きい。


受験をきっかけに、暗記を中心とする勉強で終わらせるのではなく、例えば国語なら、プラスアルファに、哲学・歴史・言語・文化に関する書物を用いて、テーマを設定し、議論、レポート作成等の時間を取り入れると、各教科に特化した勉強も有機的に結びつくはずだ。


科目に特化した勉強と、社会問題についての少人数ゼミといった総合的な学習の双方が求められる。