犬獣戯画 -13ページ目

犬獣戯画

下町のロビンソン・クルーソー。
『最後の秘境は他人』がモットー。

 少し前にフライデーと会話をしていた際、二歳未満の幼子に手相が既に出ている(ユーモア線らしい)という話から、手相やその他占いについて語ることがあった。

 そこでふと気になったのが、特に手相や人相見の言う『まぁこれは“統計学”ですから』という逃げ口上。あくまでも長年の統計を元に発言をしている、というような言い分は、単なる“デタラメ(オーラ系)”や“易(タロット等も含む)”とは一線を画しているのだと言いたげで、なんとなくいじましいような気持ちにさせられる。


 そうして『あれら(手相等)が“統計学”だとしたら、日本で一番ポピュラーな占い師は気象図を統計的に読む“気象予報士”なんではないだろうか』という仮説をフライデーに説明した上で同意をもらい、それから私は“気象予報士”を“天気占い師”と積極的に呼ぶことにしている。

 なので、最近の私は天気予報(天気占い)が外れても目くじらを立てなくなった。晴れの予報に雨が降り出しても「畜生、天気占い師め、今日も外しやがった」くらいは言うけれど、私のお抱えの天気占い師(主にNHK)はそこそこ占いを当てるので、大筋においてはまずまず宜しい。


 先日、アメーバの占いの恋愛対象?の相手に祖母の名前と生年月日を登録した。

 そうして暇があるとアメーバの占いを開いて、『二人の相性』だとか『あの人の気持ち』だとかを覗いてはニヤニヤしている。

 昨日の時点では「あの人の気持ちは確実にあなたに向きつつあります」とか「二人の親密な空気は云々」とか「今はまだ友達以上には進展しない二人の関係も今後云々」とか書いてあったが、まだまだ『天気占い師』ほどの具体性は無いなぁ、なんて思いつつ。


 天気占い師によると当地方の明日明後日は梅雨の合間の晴れマークだったので、半日ほど原付で移動する予定なのだが、外れたら困るは困るが、何せテキは『占い師』なので無理筋の信用は出来ない。特に梅雨の時期などは天気占い師泣かせであろうから、祖母を相手の出鱈目な恋愛・相性占いのくらいの軽い気持ちで、ぼんやりと空を眺めている雨の午後なのである。



〈To You〉
小指の指輪は印鑑にもなるヤツです。